結婚が理由の場合は?退職願の正しい書き方【例文あり】
結婚を機に退職(寿退社)する時に退職願・退職届を出すタイミング
結婚を機に退職(寿退社)すると決めたら、早目のタイミングで結婚の報告と退職を会社に伝えたほうがいいでしょう。目安としては3ヶ月前が適切なタイミングです。ただ、いきなり退職願や退職届を出すのはマナー違反。まずは結婚するので寿退社したい旨を直属の上司に相談しましょう。
また、退職届は退職願と若干意味合いが異なり、退職願が受理されてから提出するものなので後ほど説明します。
退職のタイミングは直属の上司と話し合って決める
結婚を機に退職(寿退社)する場合でも、退職のタイミングは上司と話しあって決めましょう。会社は退職する人の穴埋めとして人員を補充したり、いろいろと準備が必要になってくるので、会社の都合を考慮し、柔軟に対応しましょう。
法律では2週間前でOKだが一般的には1カ月前が多い
結婚を機に退職する場合は、結婚準備などで、どうしてもこのタイミングでないと困るという事もあります。そうであれば、その旨・理由をしっかり伝えましょう。法律上は自分が退職したい日の2週間前に退職の意志を表明すればいいことになっていますが、一般的には相談したうえで退職願を提出するものです。また、多くの企業では、退職願は相談できまった退職日の1カ月前までに提出するケースが多いようです。なお、退職願は直属の上司に渡しましょう。
退職願を提出する際におさえておくべき正しい書き方
では、結婚を機に退職する際の退職願の書き方についてみていきます。結婚を理由に寿退社する場合でも、退職理由に「結婚のため」とは書かないでください。結婚を機に退職する場合だけではなく、退職願の書き方は個人的な退職理由の場合、一律で同じ書き方になります。
退職願を書くときのポイント
退職願は白い用紙に縦書きで書くケースが多いです。便箋のように縦線があっても無くてもかまいません。会社に提出する書類ですから、もちろんボールペンなどの消えないペンで書きます。退職願を書くポイントは以下のとおり。
■タイトルは退職願とする
■最初の書きだしは「私事」あるいは「私儀」にする
■退職理由は結婚が理由でも「一身上の都合により」とする
■退職日は上司と相談して決めた日付にする
■届け出日は退職願を提出する日付にする
■所属部署と名前を書きその下に捺印をする
■宛名は社長の名前にする
以上の7点となっています。なお、封筒には表の中央に退職願と書き、裏面に自分の部署名と氏名を書きます。では、このポイントを踏まえて、結婚を機に寿退社するとき参考になる退職願の例をみていきましょう。
結婚を機に退職(寿退社)するときに参考にする退職願の例を紹介!
では、結婚を機に退職(寿退社)するときの退職願の例をみていきましょう。例はどうしても自分に当てはまる例である事が少ないのですが、退職願は結婚を機に退職(寿退社)する場合でも内容に変化がないので、例文をそのまま使用できます。
ただし、今回の例は横書きですが、縦書きがいまだにメインではあるので、この例は主に文脈のみを参考にしてください。
役に立つ退職願の書き方例
退職願
私事
この度一身上の都合により、平成◯◯年○○月○○日をもって、
退職させていただきたく、ここにお願い申し上げます。
平成○○年○○月○○日
○○部 ○○課
山田 愛子 印
株式会社◯◯
代表取締役社長 ○○ ○○ 殿
退職届を書くときのポイントと提出のタイミング
では、ここからは簡単に退職届のポイントをご紹介しましょう。退職届は、退職願が受理されたあと、なるべく早いタイミングで提出してください。退職願は「退職したいと思っている意思を伝えるもの」ですが、退職届は「この日に退職します」という宣言であり、撤回ができません。(退職願は撤回できます)
会社によっては、退職の意思を了承されたあと、退職届の提出のみで済む場合もありますが、この違いはしっかり押さえておきましょう。また、意味合いが異なるならば、当然書き方も変わってきます。例を確認してみてください。
役に立つ退職届の例文
退職届
平成○○年○○月○○日
株式会社◯◯
代表取締役社長 ○○ ○○ 殿
○○部 ○○課
山田 愛子 印
この度一身上の都合により、来る平成◯◯年○○月○○日をもって、
退職いたします。
退職理由が結婚(寿退社)の時でも退職願・退職届の本文は定型文で書こう!
結婚を機に退職(寿退社)する時の、退職願や退職届の書き方について見てきましたがいかがでしたでしょうか。
結婚を機に退職するなら、まず上記の事をしっかり押さえておきましょう。寿退社ということで、退職理由が結婚であれば、会社も強く引き留めはしないはずです。これまで勤めてきた会社ですし、退職日にはできるだけ柔軟に対応してください。退職願や退職届は、理由が寿退社であっても内容が変わらないので、例をそのまま使えます。結婚が決まると浮かれてしまうかもしれませんが、退職の関する手続きや退職願・退職届の提出をしっかりして、皆に気持ちよく見送ってもらえるようにしましょう。
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