素行不良社員の特徴と問題行動の事例3つ
素行不良社員の特徴:社会人として恥ずべき行動・会社の名誉を傷つける行為をする
ここでの素行不良というのは、「社会人として」の素行を指します。「働いてる大人が、そんなことするべきじゃない」と思われる行動をしている人たちが「素行不良」と言われます。
素行不良や問題行為をおこす社員とは、社会人として恥ずべき行動、会社の名誉を傷つける行為をする人。つまり社会人としての常識に欠ける行動、会社の印象が悪くなるような行為をするのが、素行不良の特徴です。
悪質な場合は解雇処分ですまない可能性も
素行不良の問題行為は、社内に限定ではありません。つまり、勤務時間外だからと酔っぱらってケンカをしたり、会社とは関係ないからと小さな窃盗を犯したり、というのも会社外でのことですが問題行為に含まれます。
素行不良には様々な解釈がありますが、私生活であっても、会社の名誉や信用、社会的評価に大きく影響します。最悪、事業運営の支障となるおそれも。解雇処分だけでは済まない可能性も考えられます。
素行不良の社員に見られる問題行動の事例
素行不良の社員に振り回される人は多いです。素行不良の社員は扱いづらく、問題行動を起こしても反省の態度がなく、どうにも対処しにくいようです。
問題行動をおこす素行不良社員の事例がニュースになるケースもありますが、ニュースになるほどじゃなくても問題行動を起こす社員はいます。上司を悩ます素行不良社員の事例を見ていきましょう。
素行不良な社員の問題行動の事例①:反抗的な態度
反抗的な態度ばかりとる素行不良な社員の事例を紹介します。
その社員は、終業後に会社から最寄駅までの帰宅途中に缶ビールを飲みながら帰途についています。就業規則では帰途時における飲酒の規則は設けておらず、指導しようにも「みっともないからやめろ」という程度にしか注意できません。当然、注意したところで聞き入れません。
しかもこの社員は、今まで人事制度や評価制度、処遇に対する不満ばかりを会社に訴えてきており、問題視されている社員なのです。何の権限、理由があって指導するのかを明確にしなければ反論します。
素行不良な社員の問題行動の事例②:上司に暴言
上司に暴言を吐く素行不良な社員もいます。
接客時の服装、態度、上司への暴言な目に余る行動を続けており、注意を続けても被害妄想や課題解釈をした上で反論し、説明に少しでも不備があると言い返します。特に上司への暴言がひどく、自分の素行不良を正当化してしまうのです。
素行不良や問題行動を理由に解雇しようにも、わざわざ社内の小さな不備を撮影して集めて回り、何かあるたびにその資料を労働基準監督署へ持っていくと言い出すため、解雇がしにくい。労働基準監督署には関わってほしくないため、手に負えない状況になっています。
素行不良な社員の問題行動の事例③:同僚から借金
同僚からお金を借りたまま返さない社員の事例です。
社員間での金銭トラブルは絶対に避けたい問題ですね。その社員は仕事ができないうえに同僚から借金をしたまま返さないという素行不良が目立ち、いくら指導しても改善の様子がありません。
同僚からの借金を繰り返すのを問題視し、素行不良を理由に解雇しようとしましたが、過去に素行不良で解雇した記録も残っておらず結局解雇にできませんでした。
SNSから素行不良がばれるケースが急増中
最近急増しているのは、SNSで素行不良がばれて解雇されるケースです。自分がしたことを問題行動とは思わず、SNSに投稿して問題視され、素行不良を理由に退職を迫られたり、解雇されるのです。
企業から損害賠償を請求される
この場合、社員には問題行動をしたという意識はありません。あったらSNSに投稿しないでしょう。面白半分のいたずらのつもりですが、企業側は民事訴訟により、問題行動をした社員に賠償金の支払いを要求することができます。
世界中の人が閲覧可能なSNSですから、企業が被る損害は大きいと考えられるためです。
素行不良社員の特徴・事例は「社会人としての常識から外れた問題行動をする」
素行不良社員の特徴と問題行動の事例3つについて説明しました。
SNSでも多く取り沙汰されるように、素行不良の社員はいなくなりません。また、「就職」や「退職」に関して敏感な現代社会ですから、素行不良であっても、簡単に解雇ができないのも人事部の悩みでしょう。
確固たる素行を悪さを記した「記録」がないには、処遇ができないのです。
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