革靴の手入れの仕方と正しい保管方法
革靴の手入れに必要なものをそろえよう
まず大前提として、革靴の手入れに必要なものを揃えましょう。
革靴の手入れで最低限必要なものは、汚れを落とすのに使用する「クリーナー」、つやを出したり革を保護するために使用する「クリーム」、汚れ落とし用の消し「ゴムブラシ」です。ブラシには毛足が硬い豚毛と柔らかい馬毛のものがあり、豚毛の方は汚れ落としのブラッシング、馬毛の方は仕上げ(磨き)のブラッシングにむいていますので使い分けましょう。
これらが、革靴の手入れで必要最低限なものです。
革靴の色に合わせたクリームも用意するとなお良い
基本のアイテムさえ揃えておけば、最低限の手入れと保管は出来ますが、それだけでは万全ともいえません。基本的な道具と合わせて、購入した革靴の色に合う「靴クリーム」を追加しておきましょう。
他にはシューツリーやシューズキーパーといったものも、革靴の保管や手入れで役立つアイテムなので、余裕があれば揃えてください。
革靴の手入れは早めにクリームを塗る・週1回の汚れ落としが大事!
革靴の手入れのために揃えておくべき道具の紹介の次は、革靴の手入れの手順を説明します。
まず大事なのは、革靴は1度履いただけでも汚れが付いたりキズになるという点です。これを防ぐには、革靴が新品の内にクリームを塗っておくことです。そうすれば、革靴に脂分が補給され表面に薄い保護膜ができますので、後の手入れも楽になります。
そして革靴の手入れは、週に1回はクリーナーで汚れや古いクリームを落として、革靴をリフレッシュさせてください。革靴の手入れは頻繁に行うほど、きれいな革靴のまま保管することができます。
手入れの最後は湿気を取り除く処理を忘れずに!
革靴の手入れで忘れてはいけないのは、湿気を取り除くことです。1日履いた革靴は約コップ1杯分の汗を吸収しているといわれています。同じ革靴を毎日続けて履くと湿気がぬける暇がなく、革靴の型くずれや傷みを早めてしまう原因になります。
そのため、革靴の手入れとともに、最後には湿気を取り除く処理として、新聞紙を詰めて湿気を吸わせるなど正しい保管の準備も忘れないようにしましょう。
革靴は就活生になるとはく機会が格段に増えます。身だしなみに気をつかう就活生は多いですが、革靴までしっかり手入れしている就活生はなかなかいません。採用担当者は就活生の革靴までチェックしていますから、正しい手入れと保管方法を覚え、きれいな革靴で就活を行いましょう。
革靴の正しい保管方法とは
革靴の手入れ方法が分かったところで、最後に保管方法を説明します。いくら丁寧に革靴の手入れをしても、保管がだらしなければ革靴をきれいに見せるのも、長持ちさせるのも難しくなります。
手入れはもちろんですが、革靴を長持ちさせるには保管方法にも秘訣があるのです。
保管場所は高温多湿を避けるのが鉄則!
革靴を保管する際に必ず避けたいのは、高温多湿な場所に靴をしまわないようにすることです。先ほどにも述べましたが、革靴を長持ちさせる保管方法はこれしかありません。温度と湿度が高いところでは、決して革靴を保管してはいけません。保管場所にも注意が必要です。
家の中では高温多湿でない場所を探し、梅雨時期や夏場などはたまに外に革靴を出して、風通しを良くするのも大切なポイントです。
革靴にカビが生えたら他の靴にも移るので注意
どれだけ完璧に手入れと保管をしても、革靴には汚れが付着しやすくカビが発生しやすいのです。一度カビが生えてしまった革靴と、別の革靴を一緒に保管しているとカビが移ってしまいます。
そうなる前に、カビが生えた革靴と他の革靴も下駄箱から全部出して、内部の空気を入れ替えて乾燥させましょう。
かといって、革靴を袋に入れておくなどをしても、空気が入らず革靴が痛む原因にもなるだけなので注意が必要です。
革靴を袋に入れて保管する人は少なくないと思いますが、袋に入れて保管するのは、実は間違った保管方法です。袋に入れて保管すると、逆に革靴が痛む原因になるので、袋に入れての保管はやめてください。
革靴は週に1回の汚れ落としの手入れと高温多湿を避ける保管がオススメ!
今回は、革靴をキレイ保つための保管・手入れの方法について見てきました。
ここまで見てきた内容で、革靴には湿気が大敵だということがお分かりいただけたでしょう。
革靴は、週に1回の汚れ落としと保護クリームによる手入れは必ず行いたいもので、保管に関しては高温多湿を避けるようにするのが正しい対応法といえます。
袋にいれるなどの保管では、靴の寿命を縮めるだけなので避けなければなりません。
これらの手入れや保管を実践して、就活でも常にキレイな革靴で相手に好印象を与えるようにしましょう。
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