年末調整はパート勤務にも必要!基本的な書き方と還付金について
年末調整は確定申告に必要な税金計算を会社がやってくれる制度
確定申告を自分自身で行うのはとても手間のかかることですが、それを会社が代わりに行ってくれる制度が年末調整です。
年末調整に必要な「扶養控除等(異動)申告書」の書き方はとても簡単で、短時間で記入ができます。しかし、会社への提出を怠ると自分で確定申告をしなければなりません。
年末調整に必要な書類は期限内に必ず提出すること
年末調整に必要な書類を提出しなかったら、自分で確定申告をします。もしも確定申告をしなかったら、返ってくるはずの還付金を受け取れなかったり、納税額が少なかったら脱税として扱われる可能性もあります。
このようにならないためにも、年末調整に必要な書類は必ず期限内に会社に提出し、確定申告は会社に任せましょう。
「扶養控除等(異動)申告書」の書き方とは
「扶養控除等(異動)申告書」の書き方についてご説明します。
「扶養控除等(異動)申告書」は一見すると難しそうな書類ですが、書き方はとても簡単です。
「扶養控除等(異動)申告書」には署名捺印と扶養家族を記入
「扶養控除等(異動)申告書」の書き方は、まず初めに氏名欄や住所など、用紙上部の枠の中を埋めます。署名捺印というとても簡単でシンプルな作業です。
そして、扶養家族などがいる場合には、家族の名前を下の欄に書いていくことになります。計算は税理士や会社の方がやってくれますので、自分は分かっていることを書くだけなのです。
以上が「扶養控除等(異動)申告書」の書き方になります。
パート勤務でも年末調整は必要
年末調整はパート勤務でも行います。
パートタイマーとして勤務している方の中には、「自分はパート勤務で給料が少ないから」「自分は配偶者の扶養に入っているから」と、年末調整が必要ないと思っている方がいます。
しかし、パート勤務であっても少しでも収入がある場合には、「扶養控除等(異動)申告書」を提出して年末調整を行うことが必要なのです。
年末調整をしないと還付金がもらえなかったり脱税になる可能性が!
配偶者控除の範囲内でパート勤務をしており、年間の収入合計額が少なかったとしても、その月の給料によっては源泉徴収されているかもしれません。このような場合には、年末調整を行うことにより払い過ぎた税金が還付される可能性があります。
また、給料が少ないため源泉徴収されていなくても、年間合計額で見ると税金がかかる場合もあり、年末調整をせずそのままにしてしまうと脱税になる可能性もあるのです。
扶養内でパート勤務している人も、年末調整の「扶養控除等(異動)申告書」の書き方は簡単で記入事項も少ないので、必ず提出しましょう。
年末調整をして還付金をもらおう
上述した還付金について説明しましょう。
パートで得た収入は、金額の多い少ないに関わらず年末調整の対象となります。もしも源泉所得税を払っていた場合には、年額の合計が少なければ少ないほど、還付金がもらえる可能性が高くなります。
源泉徴収されている場合は還付金がもらえる可能性大
源泉徴収では比較的余裕をもって税金を徴収しているため、一度でも源泉徴収が行われていたという人は申告書を書いて年末調整を行わなくては損です。
還付金は本来払う必要のなかったあなた自身のお金です。一生懸命働いて得た大切な給料の一部なので、たとえ少ない金額であっても、しっかりと年末調整をして還付金を受け取りましょう。
年末調整はパート勤務でも必要!還付金がもらえる可能性も!
年末調整は、パートやアルバイトという形態で働いている人にとっても必要です。申告書は書き方さえわかれば簡単で、時間もかかりません。もし書き方が分からなければ、担当者に書き方について聞きましょう。一度書き方を覚えれば、その後の年末調整でも役に立ちます。自分で確定申告をすることに比べると手間もかからず、必要な手続きは会社が代わりに行ってくれるのが年末調整です。
年末調整を行わずにいると、自分が損をしてしまったり脱税になる場合もありますので、パート勤務の方もしっかりと年末調整を行いましょう。
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