年末調整で独身が得をする?手間がない書類の書き方【世帯主など】
年末調整の書類は「書くのは面倒だ」と思っても、還付金がもらえる可能性が高いので、ぜひとも提出するべきでしょう。
独身で生命保険や地震保険に加入していなければ記入するのは氏名と住所、あとはハンコを押すだけなので、手間も少なくて済みます。
独身の人の年末調整の書き方は?
生命保険に未加入なら氏名・生年月日・住所を書くだけ
若くて独身の場合、生命保険に加入していない人は多いですね。独身で生命保険などに加入していない場合は「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」という書類に氏名とフリガナ、生年月日、住所を記入します。
実家暮らしの場合:住民票の世帯主欄にある氏名と自分から見た続柄を記入
世帯主の氏名ですが、ここには住民票の世帯主欄に書かれている氏名を記入します。実家暮らしなら、家族に聞けば世帯主はわかると思います。わからなければ住民票を確認しましょう。世帯主欄の隣にある続柄の欄には、自分から見た世帯主の続柄を記入します。「父」「母」「祖父」といった感じに記入してください。
一人暮らしの場合:世帯主欄に自分の名前と続柄に「本人」と書く
一人暮らしをしている人は「世帯主」と言われてもピンとこないかもしれませんね。一人暮らしの場合は世帯主欄には自分の名前を記入し、続柄に「本人」を書けば終りです。今自分が住んでいる家の主の名前を書く欄だと思えば分かりやすいのではないでしょうか。
世帯を分離している場合も、世帯主欄には自分の名前を記入しましょう。配偶者の有無の欄に関しては、独身の場合は無に丸を付けます。最後に捺印をしたらこれで年末調整の書類は完了です。
保険に加入しているなら
生命保険に加入していると生命保険控除、地震保険に加入していると地震保険控除が適用されます。
控除を受けるには、年末調整時に保険会社から送られる生命保険料控除証明書と地震保険料控除証明書が必要です。失くさないように注意しましょう。
給与所得者の保険料控除申請書欄への記入が必要
独身で生命保険等に加入している場合には「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」とは別に「給与所得者の保険料控除申請書兼給与所得者の配偶者特別控除申請書」の記入も必要になります。
独身なので配偶者特別控除は関係ないのですが、給与所得者の保険料控除申請書欄を使用します。
証明書を参考に保険会社名・種類・契約者名・受取人を記入する
氏名や住所を記入し、給与所得者の保険料控除申請書欄にそれぞれに該当した保険の種類の欄に書いていきます。
11月くらいから年末調整用の証明書が各保険会社から送られてくるので、その証明書を元に保険会社名や保険の種類、契約者名、保険金等の受取人を記入します。証明書には、「新・旧」や「金額」も記載されているのでそちらを参考にして書いていきましょう。
書類の指示通りに金額を計算して「生命保険料控除額計」に記載する
あとはA、B、①、②に書いてある通り計算をしていき、合計金額を③に、高い金額をイに記入します。そして一番最後に「生命保険料控除額計」にそれぞれの保険の合計を記入します。
年末調整は独身でも手間なく得をする!世帯主や保険料控除欄の書き方に注意しよう
自分には関係がないと勘違いし、年末調整に関心がない独身の人は多い傾向があります。
しかし年末調整とは1年間で払っている税金が、年末の正確な調整によって給料に上乗せされて戻ってくるというもの。これは、非常にお得な制度なのです。独身でも年末調整に必要な書類いや自分にどれくらいの金額が戻ってくるのか把握しておくべきでしょう。
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