転職での職務経歴書でブランク期間を不利にしない書き方
職務経歴書にブランク期間があると担当者は不安になる
職務経歴書にブランク期間があると、最初にその書類を見た人事担当者は、退職理由に何かあるのではないかと不安になります。空白期間に何をやっていたのかがわからなければ当然ですよね。そのため、担当者をちゃんと安心させられるかが、書類審査突破の必勝法と言えるでしょう。
空白期間は1年~2年ぐらいまでなら許される
職務経歴書に書く際に、退職してから空白期間が開いてしまうと、中々書類審査が通らなくなります。空白期間は大体1年~2年ぐらいまでなら許される範囲ですが、それ以上の空白期間があると、退職理由にもよりますが、求人側も警戒して書類審査で落とす場合が多いようです。
経歴にブランクがあっても、実績や理由を説明できれば問題ない
経歴にブランクがあっても、それまできちんと働いてきたという実績や前向きな姿勢、また、ブランク期間がなぜ必要だったのかを明確に説明できれば問題なしという意見も多いです。だから書類審査の合否も理由の書き方次第というわけです。次からは、ブランク期間の書き方のコツを、理由別に集めてみました!
職務経歴書でのブランク期間の書き方①何らかのスキルを習得していた
ブランク期間に勉強したり、資格を取ったという場合には、職務経歴書に具体的に記載しておきましょう。ポジティブな理由なので、職務経歴書の書き方によっては、強みをアピールすることもできるでしょう。
自己PR欄に書いたり、面接で説明すれば理解してもらえる
ブランク期間に勉強したり、資格を取ったという場合には、あまり神経質に考えず、素直に職務経歴書の自己PR欄に書いたり、面接で詳しく説明すれば、たとえ空白期間が長くても面接官には理解してもらえます。
退職理由も、全うな理由を言えて、面接官が納得できるものであれば、採用を勝ち取れる確率は高くなります。
もしポジティブに書けるブランクであれば、それは全力でポジティブに捉える方がいいでしょう。
職務経歴書での書き方例
職務経歴書での書き方例を載せておきます。ぜひ参考にしてください!
「このブランク期間では、新たなスキルを身につけるため、御社で働くにも有効な資格の取得を目指して勉強していました。独学でしたので、関連書籍を△冊以上読破しました。」
職務経歴書でのブランク期間の書き方②病気療養のためのブランク
体調不良でのブランクの場合、書き方として大事なのは、業務に支障がないことをアピールすることでしょう。
体調不良や病気療養のためのブランクだった場合の書き方について見ていきます。
「完治」と伝え、採用側の不安を払拭する必要がある
体調不良や、病気療養だった場合のブランクであれば、病名は告げず、「体調不良により休職、現在は健康状態良好、完治」と職務経歴書に書きましょう。現在は完治していると伝えれば、面接でもそれ程深くは突っ込まれないでしょう。
募集職種とは差支えない病状(腰痛・靭帯を切ったなど)を伝え、あくまでも、「現在は完治しています」ということを伝えるのが大切です。
体調不良が退職理由の場合、採用側も不安になってしまうため、まずは今後の業務に支障を及ぼすことがないと書き、採用側の不安を払拭する必要があります。
職務経歴書での書き方例
次に、体調不良でのブランク期間だった場合の、職務経歴書の書き方例を見ていきます。体調不良が退職理由だった場合は、きちんと伝えることが重要です。
「以前の職場は、気温がマイナスの冷凍用倉庫でのお仕事だったため、体を冷やしすぎて体調不良となったので、辞めました。もう既に医者からは働いてもいいと言われており、今度は暖かい場所での仕事をしたいと思っています。」
職務経歴書でのブランク期間の書き方③メンタル系の病気療養でのブランク
体調不良で近年増加しているのが、激務やなんらかのストレスで精神をやられ、うつ病などになってしまい、数年間の療養を余儀なくされるケースです。やむを得ない退職理由ですので、体調不良というのをきちんと前向きに捉えてもらえるように工夫したいですね。
メンタル系は関心の高い場合が多い
メンタル系であれば、うつの話題や引きこもり支援の話題は、新聞などでもよく取り上げられますし、人事系の人間はとても関心の高い場合が多いです。と言いますのも、大きく二つの理由があります。
①自社でメンタルの問題を起こしたくない。出来れば採用は控えたいという思いがあるからです。
②実力があるのに、メンタル面での問題で前職を辞めた方は、前の会社が悪いだけで、自社ならその人の実力を存分に活かせるのではないか
という希望です。
職務経歴書でのブランク期間の書き方④介護などの家庭の事情によるブランク
職務経歴書に書く際に、退職理由が介護などの家庭の事情だった場合には、転職後の予定についてきちんと面接官にアピールする必要があります。
通常業務に専念できる状況だと明記しよう
職務経歴書に介護などの家庭の事情を書くのであれば、介護が今後も続くのか、また、続かなくて職務に専念できるのであれば、それははっきり書いておいた方がいいです。
また、育児なども、解決されたということを伝えるのを忘れないようにしましょう。
子育てのためのブランクであれば、既に保育園に預ける予定にあることなどを伝える必要があります。
一時的に働ける状態でも、またすぐにやめるかもしれない人を企業は採用しません。
必ず職務経歴書には、通常業務に専念できる状況であることを明記しましょう。
職務経歴書でブランクの理由が病気なら「完治」家庭の事情なら「業務に専念できる」スキルならきちんと説明しよう
退職理由が体調不良であればきちんと完治していることを、スキルであればそれを説明して理解してもらうことが重要。
家庭の事情であれば、通常業務に専念できる状況であると説明することが重要です。空白期間が長いと、それだけ面接官も採用を渋りますから気を付けてください。
ブランク期間が長かったり、何度か断続的にある人は職務経歴書を書くのが、煩雑だったりしますよね。そんな時はどうしても人事担当者の印象が悪くなりがちなので、その妥当性をきちんと伝えられるような書き方で、書類審査突破を目指しましょう!
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