休職から自然退職にならないために知るべき休める期間・注意点
休職前に休める期間について就業規則をよく確認しておく
休職に関しては法律で定められているものではなく、会社により決められた規則に従う必要があります。自分が休職する際には就業規則をよく確認して、今までの事例があればそれを根拠に上司や人事としっかりと面談してから休職します。
特に休職期間の設定や給与規定については休職中でも連絡を取るようにしましょう。
休職期間が満了しても復職できなければ自然退職になってしまう
一般的な就業規則では、定められた休職期間が満了しても復職ができない場合に自然退職となります。この際には会社から解雇通知が来たり、休職者が退職願を提出するなどの手続きは必要ありません。なので、黙っていると知らない間に自然退職扱いになっていた、ということもあるのです。そのため、休職期間がいつまでなのかをしっかりと確認しなければなりません。
休職から自然退職になった際の退社理由は「自己都合」になる
休職期間を満了しても復帰できず自然退職になった場合、退職理由はあくまでも「自己都合」となります。会社都合にはなりませんので、離職理由としては「休職期間が満了しても復職ができなかった為」となります。
自然退職にならないためにも会社からのコンタクトには速やかに対応する
最近では会社としても労使のトラブルを防ぐため、休職期間満了に関する通知を送付、あるいは連絡をする会社が増えています。休職期間中は色々と書類の整理に関してルーズになりがちですが、自然退職にならないためにも会社からの連絡事項には速やかに対応するようにしておきましょう。
休職中に受給していた傷病手当は退職後も引き続きもらえる
休職中に傷病手当を受け取っていた場合、退職日までに1年以上被保険者として継続期間があれば、退職後も引き続き傷病手当を受け取ることができます。
傷病手当は会社から支払われるのではなく、健康保険組合の負担なので気兼ねする必要はありません。この制度を知っておくと、自然退職となった際にも安心して療養をし、再就職できるでしょう。
自然退職後にうつが治癒したら失業保険への切り替えが可能
自然退職となった後にうつ症状が治癒した際には、失業保険に切り替えられます。ただし自然退職になった場合、ハローワークへ行っても自己都合退職ですから、3ヶ月の給付制限があります。その期間後、当然として認定日にはハローワークに通わなければなりません。
休職期間後の自然退職であったとしても、他の自己都合失業者と全く同じ条件となるので注意が必要です。
休職から自然退職にならないために休める期間を就業規則でよく確認しておこう
休職から自然退職にならないために知るべき休める期間や注意点について説明しました。
うつの場合が特に顕著ですが、ただ治療する為に休職をするだけだと、月日だけが過ぎてしまい、いつの間にか休職期間が満了してしまうことになります。そうなると自然退職ということも起こり得るのです。休職をする際にはある程度目標となる期間を定めておき、残りの休職期間と照らし合わせながら、今後について考えていくことが大切です。もしも期間満了するまでに治癒しない場合には、どうするのが一番なのかを考えておくと、いざ自然退職となった時に焦ることなく済みます。
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