教師を辞めたいと感じる理由と辞める前の注意点
教師の離職率とは?
今回は教師・教員を辞めたい理由と小学校教師・中学校教師・高校教師の離職率についてみていきます。教師・教員とは離職率・退職率が非常に高い職業とご存知でしょうか。教師・教員の離職率・退職率はいったい何に起因しているのでしょうか。まず、教職・教員の退職率が高いと言われている理由を見る前に、離職率のランキングを見てみましょう。
離職率は48.8%でワースト1位
ある調査によると入社後3年以内に仕事を辞めた人の調査で一位が小学校教師・中学校教師・高校教師などの職業です。
1位は小学校、中学校の教諭や塾講師などを勤める「教育、学習支援」
2位は「宿泊、飲食サービス」
3位「生活関連サービス業、娯楽業」
しかも、25歳から30歳未満の高校教師は年間1000人ほどが何らかの理由で辞めた事実があります。そのくらい、教師・教員は辞めた人が多いです。
教師を辞めたい理由3つ
辞めたい理由①過酷すぎる労働時間
採用減で教員の高齢化が進んでいます。そのため若手の負担が極端に大きく、退職率が高いのです。しかも、高校教師などは土日が部活動の引率などのせいで休みをほとんど取れません。さらに授業の計画など膨大な書類の処理に追われ、毎日の睡眠時間は2時間程度という人もいるようです。過酷すぎる労働時間に、遊びたい盛りの若い教員は離れて行ってしまうのです。
辞めたい理由②ストレス過多による病気
小学校教師、中学校教師、高校教師の病気離職教員数は約1700人です。また、都市部ほど教員に無理難題をふっかけてくるモンスター・ペアレントも多くいます。そのためストレス過多となり、病気になる人も多いため離職してしまうのです。
辞めたい理由③退職金の減額
退職金の目減りを恐れて退職手当減額は始まる前に、前倒しして退職を希望するという「駆け込み退職」する教員もいます。仕事を優先するというより自分の保身を考えている人も中にはいるのです。せっかくの教師・教員になれたのに、憧れだけでは続けられないのが現実のようです。
教師・教員を辞めたいと思った際の注意点
最後に、教師・教員を辞めたいと思った際の注意点をみてきましょう。
教師になりたいと思った時の最初の想いをまずは思い出してみましょう。辛い受験期間を乗り越えて高い倍率を潜り抜けてきてやっと教員になれたはずです。その教員というポジションをどうしても捨てなければならないのか、辞めたい理由を今一度考えてみると良いでしょう。
教師・教員の本来の存在意義を考え直す
教師という仕事は他の仕事にはない特徴があります。それは将来を担う、可能性溢れる子供達に様々な事を教えて、社会に送り出すという、非常に社会貢献性の高い職業であるという点です。辞めたい理由があったとしても、仕事に誇りを持ち少しとどまってはいかがでしょうか。
教師を辞めた後の転職先を考える
教師を辞めたいと思った時には転職活動をする事になるかと思います。その際に教師からの転職先としての有力候補はどういった職業になるのでしょうか。最も教師の経験を活かしやすいのは塾や予備校の講師でしょう。それ以外にも教育関係の仕事なら教師ということが評価される可能性はありますし、担任を持っていれば全く異業種でもマネジメント能力を評価されて採用に至るケースもあります。民間企業の経験がなくても教師での経験が活かせる職場はあるので、しっかり自分のスキルの棚卸しを行いましょう。
教師から民間企業へ転職するなら転職エージェントの利用はマスト!
教師から民間企業への転職を考えた際にもう1つ意識したいのが転職エージェントの利用。教師以外の経験が無い人は、学生時代に周りと同じ就職活動をしていないはずなので、わからないことだらけでしょう。そこで役立つのが転職エージェント。企業探しから書類の書き方、面接対策まで幅広くサポートしてくれます。 中でも「ハタラクティブ」は20代や第二新卒といったスキルに自信が無い求職者に特化した転職エージェントなので、初めての転職活動を行うにはまさにうってつけのエージェントです。
教師を辞めたい理由はストレスと病気 転職はエージェントを有効活用
当初思っていた以上に過酷な仕事であると思われがちな教員ですが、やはり社会に貢献する事が出来る職業という点で教師の仕事の魅力というのもやはりあるものですよね。教師を辞めたいと思った人達は今一度教師という仕事の価値を考えてみましょう。それでもどうしても辞めたいと思う場合には、転職エージェントを上手く利用してください。自分のスキルを活かせる企業探しやアピール方法の習得が、転職成功の秘訣です。
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