お餞別の言葉で「退職者」「遠方に行く方」へ贈るメッセージ【例文あり】
遠方に行ってしまう人へのお餞別の言葉
まずは遠方に引っ越してしまう人へのお餞別の言葉を見てみましょう。
お餞別の言葉は、基本的にはお世話になったことへの感謝の気持ちや応援の想いを込めて贈ります。遠方に行ってしまう人へのお餞別の言葉は、後者の割合が要素として強いと言えるでしょう。遠方へ引っ越した後も頑張ってもらえるよう、そういった気持ちを込めたメッセージを考えるべきです。
下記に遠方へ行く相手へのお餞別の言葉の例文を記載して見ましたので、自分なりに書き替えてみましょう。
遠方へ行く相手へのお餞別の言葉【文例その1】
○○さん、ご就職おめでとう。
地元を離れて東京の会社に就職されるということ、ご両親はお寂しいのことでしょう。しかし、○○君の新たなる人生の一歩でもありますね。心より祝福しています。
慣れない地での仕事というのは、きっと困難なこともあるでしょうが、私たちも陰ながら応援しています。
何かと物入りでしょうから、心ばかりの餞別を同封します。旅費の足しにしてください。
これからの社会人生活一人暮らし、くれぐれもご健康にはお気をつけてください。
退職する方へのお餞別の言葉
次に、退職する人に贈るお餞別の言葉を考えてみましょう。退職をするという事は、多くの場合が年上のはず。そのため、退職者へのお餞別の言葉はマナーを守って礼儀正しい言葉遣いを意識しなくてはなりません。もちろん、年下の退職者であってもマナーある文面であるべきです。
また、退職者には「今後の付き合い」なども加味した文面にするといいですね。退職する事でただの別れになってしまうのではなく、せっかく築いた退職者との関係を今後も保てるようなお餞別の言葉を綴れたらベストですね。
では、退職者へのお餞別の言葉の文例を見てみましょう。こういった退職する人へのお餞別の言葉は、時候の挨拶から始めるときれいにまとまります。
退職者へのお餞別の言葉【文例その2】
色とりどりの花が咲きそろう、美しい季節となりました。
この度は、ご夫婦で田舎に移られるとお聞きしました。以前、リタイア後は田舎暮らしをしたいと言われていたことを思い出します。とうとう、その夢が叶う時になったのですね。
○ ○さんご夫婦と、これまでのようにお会いできなくなるのはとても残念ではありますが、○○さんの夢の実現、私たちも心から祝福しています。
つきましては、○○さんご夫婦の新なる門出を祝し、ささやかな品を同封させていただきます。どうかお受け取りください。場所は遠くなりますが、これからも変わらぬおつきあいをよろしくお願いします。それでは、ご夫妻のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
そもそも「お餞別」とはどういうもの?
お餞別の言葉を考える前に、そもそも「お餞別」という言葉の意味を考えてみましょう。
遠方への引っ越しや転勤、退職といった際に、その相手に金品などを贈ることを指します。お世話になった分の感謝の気持ちを込めて贈ったり、今後の応援したい気持ちを込めて贈ります。
【補足】お餞別のもともとの由来とは?
もともと、かつては旅をすること、遠くへ行くことが安全ではなかった時代、人の旅立ちに際して、家族や友人知人が集まって旅の安全を願って、宴を開いたり旅費の足しにするための金品を渡したりしていた行為が、お餞別の由来だといわれています。古くからあるお餞別の伝統が、今もまだ引き継がれているのです。
遠方に行く人や退職者へのお餞別の言葉は「応援」と「付き合い」を含めよう
お餞別の言葉と同じ意味で使われるものとして「はなむけ」というものもあります。お餞別は、海外留学をする人に対してや、就職するにあたって遠方へ行く人など。さらには退職する人に対しても贈ったりします。
そういった際には、相手にあったお餞別の言葉を贈るようにしましょう。特に形式にこだわるよりも、具体的に相手の健康や活躍を祈る言葉を贈ることが、お餞別の言葉の大事なポイントといえます。
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