年末調整では療育手帳を提出?障害者が税金控除を受けるための手続き
年末調整にあたって制度を理解しておこう
障害者の方は、その障害の程度に応じて、年末調整で有利な扱いを受けられる可能性があります。ただし、障害者に対する配慮は自動的になされるものではなく、所定の手続きを取らなければならないのが一般的です。
年末調整するにあたって、どのような制度があるのかを理解しておかなければなりません。役所などに届出をする必要があるケースが多いです。
年末調整の手続きには手帳の交付を受ける必要がある
年末調整で障害者としての扱いを受けるには、手帳の交付を受ける必要があります。さまざまな種類の手帳が用意されていて、手帳ごとに手続きの進め方や、受けられる取り扱いの内容には違いがあるので、しっかりと確認しておかなければなりません。
正しい手続きを取るようにしないと、年末調整で恩恵を受けることはできなくなってしまいます。
知的な障害を抱えている際に交付される療育手帳
身体的な障害を抱えている場合は、身体障害者手帳の交付を申請する必要があります。身体障害者手帳は、障害の程度によって級が定められ、それぞれの級に応じた取り扱いを受けることになります。
これに対して、知的な障害者の場合は療育手帳の交付を申請しなければなりません。手帳という点では同じですが、身体障害手帳と療育手帳では意味合いや位置づけには違いがあります。
療育手帳の名称は自治体によって異なる
知的障害者に交付される手帳は、一般的に療育手帳と呼ばれているのですが、地方自治体によっては別の名称になっていることもあるので、注意しなければなりません。
たとえば「愛の手帳」「みどりの手帳」などの名称があります。何という名称なのかを重視するのではなく、手帳の持つ意味を正しく理解する必要があるのです。
年末調整時に療育手帳を提出すると税金が控除される
療育手帳の交付を受けている場合は、年末調整で所定の手続きを取ることで、有利な扱いを受けることができます。税金が控除されるという金銭的なメリットにつながるので、忘れずに手続きをしなければなりません。
年末調整の際に、提出した療育手帳は、すぐに返却されるので心配はいりません。提出することで、次年度から納める所得税・住民税の金額が少なくなります。
5年前まで遡って年末調整することも可能!!
年末調整で所得税・住民税に関して有利な扱いを受けられる療育手帳ですが、過去に遡ることもできます。それまで手続きについて知らずにいて、税金面の割引を受けていなかった人は、確定申告を行うことで5年前まで遡り、税金の還付を受けることができるのです。
障害者の方は年末調整で療育手帳を提出すると税金が控除される!!
障害者の方で、療育手帳の交付を受けた場合は、さまざまな場面で有利な扱いを受けることができます。金銭的に大きなメリットがある制度なので、忘れずに手続きをしなければなりません。
障害者の方は年末調整を行う際に、療育手帳を提出すると、税金が控除されます。また、確定申告では5年前まで遡って税金の還付を受けることも可能ですので覚えておきましょう。
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