【勘定科目の判断に迷う…】忘年会に伴うタクシー代の仕訳の方法

2016年11月25日飲み会

タクシー代などイレギュラーな費用を考える際は基本に立ち返ろう

経理の担当業務の1つは、さまざまな取引の仕訳を行うことです。勘定科目を用いて仕訳を行うことになりますが、どの勘定科目を使用するかを正しく判断しなければなりません。

忘年会でのタクシー代など、イレギュラーな仕訳が必要になった場合は、基本に立ち返ることが大切です。さまざまな取引を見直していくと、使用する勘定科目が判断できるようになります。

それぞれの勘定科目の意味を理解する

仕訳では多くの勘定科目を使用しますが、勘定科目にはそれぞれ意味があります。漫然と勘定科目の名称を覚えているだけでは、適切な仕訳を行うことはできないのです。

新しい勘定科目が出てきた時に、しっかりと意味を考えるようにすると、勘定科目を使いこなすスキルが身につきます。常に考える姿勢を持つ必要があります。

社内の忘年会は基本的には福利厚生費として処理する

社内の忘年会に関する仕訳を行う際の勘定科目が何かと問われれば、仕訳の経験がある人なら福利厚生費だと分かります。

ただし、企業の従業員だけでなく、取引先も交えて行う場合は、交際費として処理する必要がありますので注意してください。

忘年会時のタクシー代の処理には注意が必要

それでは、忘年会に招いた取引先の人や、終電を逃した社員に対してタクシーを利用することになった際に、そのタクシー代はどのように扱われるのでしょうか。

実は、通常のタクシー代の勘定科目と忘年会で発生したタクシー代では扱いが異なるので注意が必要です。

忘年会でのタクシー代は一般的な勘定科目と異なる

一般的に、タクシー代は旅費交通費として処理するものですが、忘年会の後のような場合は別の処理になります。忘年会で発生した費用として扱うのが一般的です。

つまり、勘定科目は福利厚生費か交際費に分類されます。

忘年会によって発生したタクシー代は福利厚生費か交際費になる

忘年会を行った後、終電に乗ることができなかった従業員がタクシー代を支払う場合があります。もしくは、取引先を招いた際はタクシー代を支払うことになるでしょう。

これらのタクシー代は忘年会の延長という性質を持っているわけですから、忘年会の費用として扱い、福利厚生費や交際費という勘定科目を使用します。

忘年会に伴うタクシー代の勘定科目は福利厚生費か交際費に含まれる

経理処理では、勘定科目を選定する作業が大変です。特に、忘年会でタクシー代を支払った場合などは、イレギュラーな取引として慎重な処理をしなければなりません。

最も適切な勘定科目を選ぶためには、該当する取引の性質を考えます。タクシー代であっても、忘年会の延長であれば、忘年会の費用として福利厚生費か交際費で処理するのが原則なのです。

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2016年11月25日ビジネス

Posted by BiZPARK