社会人のお酌の基本マナー【ビール・ワイン・日本酒編】
新入社員はお酌のルールを覚えよう!
忘年会、新年会、歓迎会と……一年の中で酒の席はいくつかあり、その度にお酌をする機会が、幾度となくあったことでしょう。果たして、今まで正しいお酌をしてきていますか?
あやふやで、なんとなく見知った程度の知識で、新入社員はマナーを無視したお酒の注ぎ方をしてはいなかったでしょうか。ここで改めて、『正しいお酌の作法』を学び、身に付け、忘年会の席で”評価”をあげてみるのはいかがでしょうか?
お酌のマナーを身につける!
お酌には、酒種ごとに正しいマナーが存在します。
ビール、ワイン、日本酒によって、注ぎ方から注意すべきことまで異なるのです。まずは、基本的なことからしっかり身につけていき、上司・先輩から「デキるやつ」判定をもらえるよう努めていきましょう。何事も、小さなことから積み重ねていくことが大切ですよ。
正しいお酌をしよう【ビール編】
まず優先して知っておきたいのは、ビールのお酌でしょう!
宴会の席では、瓶ビールの頻度がおそらく高いはず。もっともお酌をする機会が多いのですから、これだけでも知っておいて損はありません。また、絶対やってはいけないことは『片手で注ぐ』ことです。目下の人・親しい人に対して行う注ぎ方ですので、上司や先輩には絶対やることのないようにしてくださいね。
お酌は相手のグラスを常にチェックすることがポイント
相手のグラスにあるビールの残量は、いつでもチェックしておきましょう。
「常に満タン」というのはいささかやりすぎですが、『グラスの中身が半分以下』となったら行動します。「お注ぎしますか?」と確認したうえで、ビールを注ぐようにしましょう。「お!気が利くじゃないか!」とのお言葉をいただけたなら、評価UPです。
お酌のマナーをおさえよう!!ビールの注ぎ方4ステップ
ステップ①右手で瓶の底を持つ
→右手で瓶の底を持ちましょう。この時に、強く握る必要はありません。
ステップ②ラベルを上にする
→瓶ビールにはラベルがついています。瓶を相手側に傾けた際、ラベルが上側に来るように持ってください。
ステップ③注ぎ口を左手で支える
→瓶の注ぎ口に左手を添え支えられるようにしてください。人差し指の上に注ぎ口を乗せ、支える程度で大丈夫です。
ステップ④グラスにつかないようにする
→瓶の注ぎ始めは泡を立てるようにしましょう。徐々にゆっくり注ぎましょう。慣れるまでは、始めからゆっくり注ぐのがうまく注ぐコツです。
意外と知られていない【ワインの正しいお酌】
レストランでは接客係がワインを注いでくれるので、基本的には自分達たちでお酌をする必要はありません。目の前に空のボトルがあっても自分でつがず、接客係の人に頼みましょう。ソムリエにアイコンタクトを送ると、注ぎに来てくれます。
ホームパーティーなどでは、ラベルが上に来るように持ち、
泡が立たないよう静かに注ぐことをマナーとしています。
ちなみに、注いでもらう場合はグラスを持ち上げないのがマナーです。
ワインは女性のお酌がNG
お酌大国日本において、ワインには少し特殊なマナーがあります。実は、ワインは女性がお酌をすることをOKとはしていないのです。
スタッフがサービスをしてくれるレストランでは、ボトルで注文した時に女性が注ぐ必要はありません。まだまだお酌大国の日本と違い、海外で女性がお酌をするのはNGです。
新入社員は日本酒をお酌する機会がある!
年上の方が多い飲み会では、日本酒をお酌する機会も多くなるでしょう。基本的には『お銚子の注ぎ口を持たない』『入れる量は八分目まで』このふたつを意識していれば問題はないでしょう。
ついついお銚子の注ぎ口を持ってしまいがちですが、これはマナー違反に当たるので気をつけてください。
日本酒の正しいお酌の仕方
・お銚子の中央を右手で持ち、左手を添えます。首を持つのはNGです。
・始めは少量ずつ徐々に多くします。最後は少量になるようにしてください。目安は杯の8~9分目。注ぎ終わりはお銚子を回して滴がこぼれるのを防ぎます。
お酌をするときにまれにある「置き注ぎ」に注意!
「お酒注ぎましょうか?」と声をかけると、たいていの方はお猪口を差し出してくるでしょう。しかし、あまりあるケースではないのですが、お書庫をテーブルに置いたまま、という場合もまれにあります。
この”置き注ぎ”はNGですので、極力差し出してくるのを待つようにしましょう。
お酌をするなら注ぐ際のマナーにも気をつけよう
日本酒を注ぐ際には、注意が必要です。
お銚子は、片手で持っても良いのですが、女性の場合は、左手を添えるのがマナーです。注ぎ口のないものは、絵柄を上にしましょう。
盃は、ビールのようになみなみと注ぐのではなく、八分目を目安にしてください。
盃をテーブルに置いたまま注ぐ「置き注ぎ」は、NGですので、絶対にしないようにしましょう。
手酌が良いと言われた時
まれに「手酌でいいんだ」「自分で入れるよ」という上司もいます。お酒を煽られたり、ペースを握られたりするのが苦手なのかもしれません。自分のペースで飲みたがっている場合、無理に注ぎに行くのはやめましょう。
新入社員はビールを両手でお酌・ワインはソムリエに任せる・日本酒は置き注ぎNG
知っているようで知らなかった新入社員のお酌の作法について紹介しました。
『ビールは両手で』『ワインは男性』『日本酒は8割』まずはしっかりと学び、お酌のマナーを理解することからです。
新入社員にとって、忘年会は上司・先輩にお近づきになるチャンスの場!ぜひとも『正しいお酌力』を身につけて、年内最後の戦地へ赴きましょう。そこで戦果をあげたなら、評価はもちろん、来年からのモチベーションUPにも繋がります!
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