アルバイトの雇用契約書でチェックすべき注意点3つ
雇用契約書とは「労働条件を明確にするために交わす書類」
アルバイトをする人は働く前に雇用契約書にサインした人も多いのではないでしょうか。しかし、皆さんはこの雇用契約書の意味をきちんと知っていますか。雇用契約書とは「雇用主と使用者との間で労働条件を明確にするために交わす契約書」のことです。
労働条件が実際と変わってきたら随時改定できる
実は雇用契約書は必ず作成しないといけないものではありません。労働条件を被雇用者に伝えるには労働条件通知書だけでもよいのです。ではなぜ、作らなくても良いものを作るのでしょうか。それはメリットがあるからです。
雇用契約書を発行するメリットは、改定が簡単ということにあります。もし労働条件が実際の仕事の内容と離れてきても、随時書き直すのが可能なのです。アルバイト雇用者にとっても、被雇用者にとってもメリットが有るので雇用契約書を作る所が多いのです。
アルバイトの雇用契約書でチェックすべき注意点3つとは?
そんな両者にメリットのある雇用契約書ですが、絶対に怠らないでいただきたいのが、契約前の雇用契約書の確認です。雇用契約書とは両者が合意した上で一緒に捺印するものです。その為、後々のトラブルなどの際に証拠として扱われることが多いのです。
いざ、何か自分に不利なことが起こっても契約書で不利な条件にサインしていれば訴えることはできません。後で困らないためにもきちんとした確認を行いましょう。ここでは必ず注意すべき3つの注意点を紹介します。
注意点①:契約期間
アルバイトの採用が決まり、雇用契約書を提出する前にまず確認しておきたいのが「契約期間」です。雇用側がアルバイトを雇用契約書の期間内にクビにするのは大変難しいので、しっかりと目を通しておきましょう。
注意点②:退職時の条件
アルバイトの「退職時の条件」も注意して確認しておきたい重要な項目です。アルバイトの退職時にかかる費用や、退職時の条件といったものも記載されていないようであれば明文化してもらいましょう。
また、しっかり確認した後は必ず書面として貰っておきましょう。のちのち見返すことができますし、トラブルの際にも役立ちます。
注意点③:弁済などの注意事項
続いて確認したいのが「弁済などの注意事項」です。アルバイトの仕事では貴重品を扱う場合もあります。もし物品を破損させた場合には弁償が課される可能性もあります。雇用契約書はしっかりと隅々まで確認しておきましょう。
少しでも納得できなければハンコを押さなければ良いだけです。ハンコを押すのは契約に同意したということなので、アルバイトをする上ではしっかりと責任を持たなければいけません。
雇用契約書では「有給休暇」も確認しよう【番外編】
アルバイトだから有給はもらえないと思っている人は意外と多いですが、実は正社員ではなくてアルバイトやパートでも、一定期間継続して雇用されると、会社から年次有給休暇を付与されます。アルバイトの人も契約前には雇用契約書で「有給休暇」についても確認を忘れないようにしましょう。
継続して6ヶ月間雇用されればアルバイトも有給がもらえる
アルバイトの他にパートなども該当しますが、有給休暇がもらえる条件を確認しておきましょう。アルバイトでも、継続して6ヶ月間雇用された時点で10日の年次有給休暇を付与されるという決まりは正社員と同じです。
最初の雇用契約書を確認する段階ではっきりとさせておいた方がよいです。会社によっては、雇用契約書に書かれた年次有給休暇の日数が違う場合もありますので、必ず注意して確認しておきましょう。
アルバイトも雇用契約書では「契約期間」「退職時の条件」「弁済など」に注意!
アルバイトが雇用契約書を提出する前に必ずチェックすべき注意点を紹介してきましたがいかがでしたか?雇用契約書はアルバイトで働く際に注意して確認しておきたいものです。
契約期間や退職時の条件といった項目は必ず納得してからハンコを押しましょう。また、年次有給休暇や弁済といったものも雇用契約書ではしっかりと確認しましょう。
ここでの確認を怠らないことが、これからのアルバイトで問題が起こった時に自分を守る事につながります。紹介した3つの注意点は必ず見ておきましょう。
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