労働組合費の相場・平均額と気になる経費の用途
労働組合の組合費の相場は1000円~6000円未満が相場
労働組合を運営していくのに必要な資金が組合費になります。現在は、毎月の給料から組合費が自動的に天引きされている会社も多いようです。労働組合にも、その企業や労働組合ごとにカラーが異なり、毎回の労使交渉で厳しい交渉や要求を行う労働組合もあれば、そこまで交渉や要求を行わない労働組合もあるようですね。
さて、労働組合が活動するためには当然のこと組合費が必要です。平成20年の調査と少し古いですが、日本政府の労働組合実態調査によると、労働組合費の相場はおよそ1000円から6000円でした。なお、最も多いのが4,000円~5,000円未満の労働組合費で、全体のうち17,7%を占めました。
労働組合費の平均額は3,462円
先の調査によると、労働組合費の月額平均は3,462円とのことです。もちろんこれは、9000円以上の労働組合費や1000円未満の労働組合費をも含めた平均額なので、この額通りに支払っているわけではありません。
労働組合費の用途は活動費・広報・積立金
これは、大企業などでは組合費がどのように使用されているのかホームページ上で公表している企業も多いです。その内訳は、活動費や広報や積立金として使用されている事が多いようです。
懇親会の一部補助金としても使われるケースも
これは労働組合の幹部が会合や接待、飲み屋などでの話し合いの際に使用されることがあるようです。また、活動費としては、地方であれば東京での全国大会への旅費などにも使用されることもあります。
執行委員へのささやかな労い?
労働組合費が例え年1回で、一部の飲食代に消えていくものだとしても納得できない人はいるかもしれない。そんな飲み会なぞに、どうして労働組合費を献上しなければならないのかという不満の最もです。
しかし労働組合の執行委員は月額1万円だったり、明ろらかに労に見合わない額で労働者を代表して働いています。せっかくの休暇も会議のために潰れるということもざらにあるわけです。そういう環境下で労働者を下支えしてきた人達が年1回、それも一部補助という形で使う事に関しては、余り苦情が入らないというのも分からない話ではありません。懇親会のようなくだけた場所だからこそ出る話というものもあります。労う意味では必ずしも不当な営みとは言い切れないように思えます。
労働組合費の相場は「1000円~6000円未満」が最頻値、用途は広報や積立金
いかがでしたでしょうか。労働組合費の相場は「1000円~6000円未満」が最頻値、平均額は「3,462円」、用途は広報や積立金等でした。
普段働いている中ではなかなか考えることがない労働組合の組合費。ただ、多くの労働組合は労働者の労働環境や待遇改善、賃上げ交渉を経営陣と行っているので、ある程度は必要な費用なのかもしれません。労働組合に加入していて、毎月組合費を払っている人は、労働組合に加入していることによるメリットが何であるのか、どのような活動をしているのかを見るようにするといいかもしれませんね。
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