「コミュニケーション能力が低い日本人」の壁を破るにはどうすればいいか
なんでも謝る日本人
ほとんどの日本人は最低でもしっかりとした6年間の英語教育を受けているにも関わらず、英語に対してものすごい劣等感を持っています。多くの人の場合「話せない」のではなく「話そうとしない」のですが。そうは言ってもビジネスの世界も国際的になり、様々な国の人達と関わることになります。英語ができないからということを理由に逃げることができない時代になってきました。そこで外国の人たちが不自然に感じるの日本人の言動があります。それは多くの日本人が最初に会った時に英語ができないことを謝る、ということです。それだけでなく公の場のスピーチにしても最初に英語が下手なことを詫び、またスピーチの最後に下手な英語でと謝る。どうしてそんなに謝り続けるのか、卑屈な態度に驚くのです。
英語に完璧さを求めない
英語を話すときには完璧に話そうとするのではなく、どんどん間違っていきましょう。多少間違ったところで誰も気にしないということが分かるはずです。「日本人だから完璧な英語は話せなくて当たり前」と開き直るくらいでちょうどいいのです。英語の質ではなく話の内容で勝負です。他の国を見渡してみると、イタリア人はすごい巻き舌だし、インドも公用語が英語とは言え方言がひどく、アメリカでさえ方言がひどいところは聞き取りにくいのです。
また日本人が外国の人に「何を言いたいか分からない」と言われる理由は、論理的な話し方ができないからだけではありません。「たぶん」「だと思うんだけど」「よく分からないんだけど」という曖昧な表現がとても多いからです。あなたの発言から曖昧さを取り除くだけでもあなたの話はぐんと分かりやすいものになるでしょう。
自らどんどん動いていこう
自分をよく見せようとするプライドも捨ててしまいましょう。「よく思われたい」「仕事ができると思われたい」と思っているうちは、聞き手もあなたの話している中身に熱意を感じないはずです。初めのうちは会議の内容が上手く理解できなかったり、仕事で分からないことが出てくることも多いでしょう。もやもやしたまま会議を終えたり、職場を後にするのはやめましょう。分からないところはその日のうちに誰かを捕まえて徹底的に聞くことです。海外ではあまり仕事ができない人も、自分をアピールすることには長けています。反対にアピールしていかなければ仕事は任せてもらえません。与えられた仕事をこなす受身の姿勢ではダメです。自ら上司に売り込んでいきましょう。
勇気を出して飛び込んでいこう
まずあなた自身が日本人はコミュニケーション能力が低いという思い込みを捨てることが大切です。話す時には自信を持って、何を話したいかということにポイントを絞ること、そして間違いを恐れず飛び込んでいく勇気が何よりも必要です。
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