給料が昇給する仕組みと気になる平均昇給額【業種別】
昇給の仕組みは?
給料は入社してから固定ではなく、昇給するのが一般的です。
この記事では昇給の仕組みと、昇給の平均額について紹介します。まずは昇給とは、どのような仕組みかについて紹介しますので、参考にしてください。
一般的な昇給とは定期的に行われる仕組み
会社によりますが、給料は年次や半期毎など、定期的に昇給していくのが広く見られる一般的な光景です。
ただし昇給とは、退職までずっとあるわけではなく、皆横並びで昇給するわけでもありません。一般的な会社では、定期的に昇給する仕組みと覚えておきましょう。
一定の年齢で「役職」等に応じて昇給率に格差が
昨今では実績や結果が問われる企業が多いので、退職まで給与がドンドン上がっていく企業は少なくなっています。
たとえば、ある金融業界では30歳までは業績結果に関わらず、毎年少しずつ給料が昇給していくとしましょう。しかしそこを過ぎると、会社の役割や責任などに応じて昇給率も変わってきます。その結果、給料にも差が開くという仕組みなのです。
中小企業の平均昇給額とは?
当然ですが、あらゆる仕事において給料の昇給率や給料の額が一定に定まっているわけではありません。そこにはば、らつきがあります。
ここでは中小企業に焦点を絞って、平均昇給額がいくらなのか紹介します。3,000円~5,000円と聞きますが、本当にその平均額なのでしょうか?
中小企業の昇給は平均4,416円(1.76%)↑
日本経団連が発表した「2014年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果」の最終集計(2014年)によると、2014年、中小企業の昇給は平均4,416円とアップしている調査結果が出ています。
前年は平均昇給額が4,085円(1.63%アップ)しているので、二年連続で伸びてる計算になります。この結果から平均昇給額の3,000円を大きく上回りますね。では、職種別の平均昇給額を見ていきましょう。
業種別の平均昇給額は製造業が4,704円、非製造業が3,725円
業種別に見る平均昇給額は、製造業が4,704円、非製造業は3,725円です。こちらも3,000円~5,000円の中に収まる額となっています。
では、世の中の平均的な給料の昇給額がこれらだとして、最低でも3,000円クラスと言い切ってしまって良いのでしょうか?もちろん、そんなわけがありません。3,000円以下の平均昇給額もあり得る話なのです。
平均昇給額が上がっていても、中には1,000円の人もいる
ウェブ上には昇給額が1,000円だったことに衝撃を受けて、給料の低さを相談する人もいます。
このように、誰もが3,000円~5,000円の昇給額というわけではありません。1,000円の昇給額の人は、給料が中々高くならないことを嘆いています。しかし給与が上がるだけいいと考えれば、ご愁傷様としかいいようがありません。
給料の昇給とは定期的かつ実績的なもの!中小企業の平均昇給額は4,416円
昇給とは定期的かつ実績的なものであり、どちらか一方ではなく、その両方が勘案されます。そのため給料は、どこまでも一定幅で上昇するというものではありません。
また2014年の中小企業の平均昇給額は4,416円でした。業種別に見ても、昇給額は3,000円~5,000円の内に収まるものです。給料はできる限りたくさん貰いたいものですが、昇給額は実績も勘案されるため、単に勤続年数だけで「給料がうなぎ上りだ!」というわけにはいかないようですね。
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