昇給と昇格・昇進の違いとそれぞれのタイミング
等級が上がる昇格と立場が上がる昇進の違い
昇格すれば格が上がり、昇進すれば更に上へと進めます。つまり、昇格することで等級が上がり、それに伴って給与が上がります。昇進は課長から部長へとランクアップをするので、昇格よりも更に給与が上がります。このように、どちらも格が上がるのに変わりありませんが、昇格よりも昇進の方が大きく上がることが決定的な違いです。
給与の上がり幅に大きな違いがあり昇進は役職手当がつく
昇格すれば多少の昇給は見込めます。昇進すれば役職手当が付くために、昇格による昇給よりも更に多くの給与アップが見込めます。しかし、昇進して役職手当によって給与が上がった場合は昇給とは違います。あくまでも基本給が上がることを昇給と呼びます。昇給は、昇格や昇進をしなくても、半年や一年に一回3月と9月などのタイミングで会社の社員全員を対象に毎年必ず行われることが一般的です。
昇給と昇格・昇進との違いとは給与が上がるか等級や役職があがるか
昇給は給与が上がることを指しますが、毎年決まったタイミングで行われることが一般的です。それに対して昇格や昇進は、毎年チャンスが設けられていますが、必ずしも昇格や昇進ができる訳ではありません。評価が上がったタイミングで、昇格・昇進の時期が来ることがほとんどです。そして、昇給は給与が上がっても仕事内容が変わりませんが、昇格や昇進の場合は給与が上がるタイミングで仕事内容や求められることも変わります。
昇給は昇格・昇進と密接に関係している
昇格しても昇進しても同じタイミングで昇給されます。基本給が上がっておらず、手当によって給与が上がった場合は昇給とは呼びませんが、給与が上がったということで昇給と呼ぶのに違いはありません。昇給と昇格・昇進とは密接に関係しており、昇格や昇進することによって基本給が上がれば上がる程に、毎年の昇給額も増えていく仕組みとなっています。
昇給や昇格・昇進のタイミングを見計らって行動しよう
昇給や昇格・昇進が行われるタイミングは会社によって違います。3月と9月、または4月が昇給、昇格・昇進のタイミングに設定されていることが多いです。昇給、昇格・昇進に間に合うタイミングで評価を上げることができれば、一年を通算して業績がそれほど伸びていなくても、期待を込めて昇給や昇格・昇進をさせてもらえる場合があるので、タイミングを見て3ヶ月前までには評価を上げましょう。
昇格・昇進することを意識して昇給を目指すことが大切
昇格・昇進することで実質の昇給が行われるので、より多くの給与を支給してもらいたいのであれば、いち早く昇格・昇進することを目指しましょう。昇給の上がり幅は個々の業績が反映される場合もあれば、企業が一律固定をしている場合もあります。どちらの場合においても、昇格・昇進を目指すことでより多くの昇給が望めます。昇給だけにフォーカスした場合、会社によってはどれだけ業績を上げても多くの昇給が見込めないことが、昇格・昇進との違いです。
昇給と昇格・昇進の違いを把握することで自分がどう仕事をしていくべきか考えよう
昇給と昇格・昇進の違いや関係性を把握して、評価を上げることに集中しましょう。それぞれの決定的な違いは、昇給は会社の制度によって制限がかけられていますが、昇格・昇進に関しては業績さえ上げることができれば望めるところです。昇給を目指すというよりは、昇格・昇進を目指すことで、実質の昇給を受けられることを知っておきましょう。
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