低迷傾向が続く出版社営業マンの意外な年収【中小・大手】

2016年11月29日2020年3月31日出版社, 営業職

出版社の営業マンの年収は？

出版社にもたくさんの業務内容があり、年収もその立場によって大幅に変わってきます。当然ながら編集長ともなれば高い年収をもらっているでしょうし、ライターや事務職はそこまで年収も高くないかもしれません。では営業職の年収はどうなのでしょうか？

出版社の営業マンの年収はかなり高額のようです。中小の出版社に勤めている営業職の年収では、500万円ぐらいが相場のようです。もちろん営業職ですから自身の成果による部分も大きいとは思いますが、それでも出版社に勤める営業マンの年収はとても魅力的だと言えます。

出版業界は低迷していても年収は高い

近年出版業界は低迷しており、大手出版社でも赤字もしくはぎりぎり黒字というところがほとんどです。出版業界全体が追い込まれている印象を強く受けます。

もちろん出版社も社員に対して、給与の減額や手当のカットをおこなっています。給与を引かれる側としてはつらいでしょうが、それでも年収は高い方なのです。

大手出版社の営業マンの平均年収はさらに高い？

年収が高めである出版社の中でも、大手の出版社で働く営業マンはかなり高額な年収をもらっています。当然ながら営業成績にもよりますが、年収で1000万円を越える営業マンも珍しくありません。他業種の年収と比べても、大手出版社で働く営業マンの年収はかなり高いという事が言えそうです。

出版社の大手とは集英社・講談社・小学館など

誰もが知っている超大手といえば、集英社や講談社、小学館などがありますよね。

実は出版社のスタッフの大半が外部委託会社のスタッフです。外見上は社員数が多く見えていても、正社員が100人もいる出版社は日本ではトップクラスの出版社なのです。

つまり本に興味がない人だと知らないような出版社に勤めている営業職でも、高い年収を得ているということになりますね。

大手出版社の営業の年収は800～1,000万円程度

出版業界の低迷が続いていますが、営業で40才くらいなら年収1000万を越えている人もいるようです。全体的にみると年収は800～1000万円くらいの営業が多いようです。平均年収で見てもかなり高いと言う事が言えそうです。

とはいえ営業マンである以上は、営業活動で数字を上げなければ年収も上がりませんので、年収相応の努力が必要である事に変わりはありません。

中小出版社の営業マンの年収はどれくらい？

中小出版社の営業の年収は、大手出版社の華々しさに比べて見劣りしてしまいます。しかしながら、大手に比べて営業の自由度は高く、やりがいのある仕事のようです。

当然ながら若手の年収は低く、出版社での営業経験が長くなれば長くなるほどに年収も上がっていくのが普通でしょう。中小の出版社に勤める営業マンの年収は、だいたい280万円～360万円程度です。

大手と中小の出版社ではかなりの年収差がある

中小出版社の営業の年収は大手の1/3程度になってしまうようです。もちろん中小出版社といっても、専門書などを扱い大きな利益をだし、その利益を社員の年収に反映されているところもありますが、一般的には大手の出版社に比べるとかなり厳しいようです。

出版社勤務の営業マンの年収は企業規模と業績による

出版社の営業職として働く人の年収についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

インターネットや電子書籍の台頭で、出版社で働く人の給与が下がって大変なのではないかと思っていましたが、これまでが異常に高かったため、今でも高水準の年収をキープしているようです。

中小の出版社の営業職は、自分がやらなければ本が1冊も売れない！という強い自負のもとがんばっている人が多く、特別なやりがいを感じながら働いている人が多いようです。

ただ、年収は大手に比べればガクっとさがってしまうようです。今後の出版業界、とくに大手ではさらなる給与カットがおこなわれていくでしょう。気になる方は動向をチェックしておいてもいいかも知れませんね。