辞令交付式を行う意味と好印象を残す挨拶マナー【例文あり】
辞令交付式を行う意味と内容とは
辞令交付式を行う意味と挨拶のマナーについて紹介していきますが、まずはその辞令交付式を行う意味と内容は知っていますか?辞令交付式のマナーをおさえるまえに、意味や内容は理解しておきましょう。
辞令交付式とは、何の意味で行われ、どんな内容になっているのでしょうか?ここでは、辞令交付式を行う意味とその内容について見ていきましょう。
辞令交付とは企業が労働者に人事任命書を渡すこと
辞令交付とは何なのでしょうか?まずはその点を確認しましょう。辞令交付とは入社をはじめ、昇進や異動などの際に、企業側からの「辞令」あるいは「任命書」を渡される事を意味します。辞令交付とは文字通り「辞令を交付する」ことになりますね。そして、その辞令交付とは従業員にとっても会社側にとっても大切な節目ですから、セレモニーとしておこなうところもあるのです。
辞令交付式とは人事に関わる正式なセレモニー
辞令交付式とは、辞令交付を正式なセレモニーとして行う場合のセレモニー(式典)のことです。なかには辞令交付式を正式に設けず、支店や支社などで上司から言い渡されるだけという会社もありますが、大企業であればあるほど、きちんと辞令交付式が開催される所が多く、入社式にならび辞令交付式が開催される傾向にあるようです。
辞令交付式とは毎年の入社人数が数十名、あるいは100名を越える企業であれば、ほぼ毎年開催されると思ってよいでしょう。全国展開している企業などでは、本社に一堂に会するケースもあります。辞令交付式とは、会社全体で見ても大きな行事だと分かりますね。
上長あるいは社長から「辞令」を受け取るのが主目的
辞令交付式が行われる意味として、企業の上長あるいは社長から「辞令」を受け取る為にあります。おめでたい式という意味ではありませんので、どちらかというと気を引き締めて臨む事を心がけましょう。
ヘラヘラした態度で辞令交付式に参加すると、思わぬ落とし穴が待っているかもしれません。意味を理解したうえで、もちろん服装や髪型もきちんと整えて、ライバルや役職者の前でしっかりとした態度をアピールしましょう。
辞令交付式の詳しい内容は…
続いては辞令交付式の内容に関してです。
一般的な流れとしては、
開会の挨拶
→社長や役員の挨拶
→辞令交付
→役員や事業部長などの紹介
→新入社員代表挨拶→社訓・社歌などの唱和・斉唱
→閉会の挨拶。などの流れで進んでいきます。
もちろん企業によってはこの限りではなく、他にいろいろな内容を盛り込んでいる場合もあります。その企業の社風が大きく出る行事となりますので、今後末永く身を置く会社の事をしっかりと把握しておきましょう。
辞令交付での挨拶マナーについて
上記で紹介した辞令交付式には、辞令交付式や入社式において新入社員が挨拶をすることもあります。この挨拶は社長をはじめとする大勢の先輩社員の前でする事になりますから、当然ながら緊張するでしょう。事前に挨拶する事が解っている場合には、十分に準備をしておきましょう。
挨拶は内容よりもイメージ付けが大事!
辞令交付式で挨拶をする場合に大切なのは、話の内容よりも「イメージ付け」です。新入社員の話の内容なんて、聞いている人はわずかです。それよりも、話す態度、声のトーン、姿勢、目線、髪型や服装などのマナーを注視している人の方が圧倒的に多いものです。
新入社員ですから、マナーを守り、明るく元気なイメージで挨拶をしましょう!内容は、簡単な自己紹介、入社後の豊富、心構えなど、何でもいいと思います。とにかくハキハキと話す事を心がけてください。
マナーを弁えた辞令交付式の新入社員代表挨拶の例文
辞令交付式で挨拶する際の例文
本日の辞令交付式にあたり、誠に僭越ではございますが、
新入社員を代表致しまして、私□□□□がご挨拶をさせていただきます。
ただ今、◎◎社長より大変有難いお言葉をいただきましたが、そのお言葉を心の糧とし、弊社の基本理念を常に肝に銘じ、皆さまのご期待に添えるよう努力して参る所存でございます。
私の目標は、自社の製品の良さを世界に広げることです!立派な営業マンを目指し、世界規模で自社の製品を広めていきます。
私も含め、まだまだ未熟な新入社員ですので、至らぬ点が多々あるかと存じますが、▲▲の社員として働けることに感謝し、自覚と責任を持って日々邁進して参りますので、どうぞ厳しくご指導賜りますようお願い申し上げまして、これを新入社員代表の誓いのことばとさせていただきます。
辞令交付式において挨拶をする際には、こちらの例文を参考にして、是非記憶に残る挨拶にしてみてくださいね。
辞令式のその他のポイントとは
辞令交付式(辞令式)は、会社にとっての重要な辞令を出す場であり、決して華やかというだけの式ではありません。新入社員にとってみれば、これから会社の看板を背負って立つという自覚を持つための、非常に重要な辞令を出される式なのです。辞令交付の際には、相応の覚悟を胸に辞令を受ける必要があります。
となれば、辞令式には当然ながら緊張感を持って臨むことになり、真面目でピリピリとした中で行われるものになります。どちらかと言うと、辞令式には笑顔より固くて真面目な表情で臨みましょう。社員全体の前で自分自身をアピールできる最初のチャンスの場ですから、社会人としての自覚を持って辞令を受けるようにしましょう。
受け取り方に注意!一礼→両手→一礼の順で
辞令交付式で、辞令を受ける場合には正しい受け取り方をしなければいけません。ライバルになる同期やこれから上司となる社員の前で辞令を受けるのですから、間違った受け取り方をしたくないですよね。辞令交付の場面では、基本的に辞令を受ける立場の人は皆、名前を呼ばれた順に前に出て辞令を受けます。 つまり、辞令交付式に参加している全員から注目を浴びるのです。
辞令を受ける際の受け取り方は、名前を呼ばれたらきちんと大きな声で返事をし、背筋をピンと伸ばして立ち上がり前に出ます。辞令書を渡す人の前で「深く一礼」をして「両手で」しっかりと受け取りましょう。受け取った後にも下がって「一礼」をするのが正しい受け取り方の流れです。これが正しい辞令を受ける際の受け取り方です。緊張してしまうかもしれませんが受け取り方自体は難しいものではないので、落ち着いてこなしましょう。
毅然とした態度で臨もう
辞令交付式(辞令式)というのは、実は上司や先輩に与える第一印象が決まる場面でもあります。そのため、しっかりとした印象を与えることが大切になってきます。大切な入社式なので、全ての人に対して失礼のないように注意してください。
辞令式の辞令交付では、キビキビとした動きをしましょう。このときの動きには「入社に際してのの決意」も表れてくるはず。キビキビと動いている新入社員には、先輩社員も「お、やる気があるんだな」と見てくれるものです。逆に「学生気分が抜けていない」と思われては損ですよ。そんなことがないよう、毅然とした態度で臨むようにしましょう。
辞令交付式とは人事に関する正式セレモニーなので、挨拶ではイメージ付けが大切!
辞令交付式を行う意味と挨拶マナーについて見てきましたが、いかがでしょうか。辞令交付式とは何か、そもそも辞令交付とはどんな意味があるのかを理解することはとても重要です。この辞令交付式ですが、辞令式、辞令発令式などとも呼ばれるケースもありますが意味や内容とはほとんど同じと思っていいでしょう。辞令交付式は会社の大切な行事の一つですから、しっかりと正しい受け取り方やその意味を理解して臨むようにしましょう。
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