国家公務員はどれくらい?官僚のリアルな年収事情
国家公務員の総合職(官僚)給料・年収の実態
国家公務員一種の総合職においての年収(官僚年収)に関して紹介していきたいと思います。データとして国家公務員の総合職(官僚)の給料や年収に関わるものを集めてみました。はたして、激務といわれる国家公務員の総合職(官僚年収)においての年収はどのようなものなのでしょうか。
国家公務総合職(官僚)と一般公務員の初任給
某サイト調べによる国家公務員の初任給について見ていきましょう。
総合職試験(院卒者試験) 240,248円(203,600円)
総合職試験(大卒程度試験) 213,816円(181,200円)
一般職試験(大卒程度試験) 203,196円(172,200円)
一般職試験(高卒者試験) 165,318円(140,100円)
こちらは平成23年12月に調査されたものですが、公務員の給料といっても、一般企業と比べて大きく差がある訳ではないようです。ちなみに、カッコ内の数字は東京都特別区外に勤務する、地域外手当が支給されない地域で公務員採用となった際の金額です。
国家公務員の総合職(官僚)の実態
国家公務員のブログによると、入省後約10年で額面で約46万、手取り36.5万円程の給料をもらっているようです。額面には基本給料に特別都市手当や住宅・超過勤務手当等、各種手当が含まれており、そこから、税金や福利厚生等の各種控除が引かれます。
残業手当も出るようですが、公務員ならではなのか、申請に面倒な手続きがあるようで、人によっては申請せずサービス残業にしてしまう人もいるようです。
給与にとって重要な残業代が国家公務員総合職(官僚)であっても数割の場合もある
国家公務員一種として勤務している方のとあるブログによると、残業時間が80~90時間では10万円にも達せず、50~60時間に至っては6~7万円程というのが実態のようです。
もちろん、官庁や部署によって違いがあると思いますが、国家公務員の総合職、つまり官僚であっても、実際のところ残業代は数割か支給されないようです。ですので、国家公務員総合職(官僚)の仕事であっても、特別、楽な仕事で高額の給与というものでもないようです。
また、それどころか官僚ともなると激務で残業も多い場合も多くあり、さらにその残業もサービス残業だという実態もあるようです。一般的なイメージとは全く異なり官僚が激務をこなす実態があります。
国家公務員総合職(官僚)の平均年収・給料とは
では、具体的に国家公務員一種取得者(総合職/官僚)の平均年収や給与とは一体どのくらいなのでしょう。激務をこなす官僚がいくら貰えるのか、紹介していきます。
官僚である国家公務員一種の年収モデルをご紹介
ここでは、国家公務員総合職、いわゆる官僚として働いている方がネットで公開している情報を元に、国家公務員一種の年収モデルを見ていきたましょう。
行政職員新卒採用時の年収が380万円、その後30歳で年収600万、40歳で年収1000万、50歳前半で年収1800万、50歳中盤~後半で年収2400万、といったものです。なお、40歳以降の年収は役職を含めた年収です。
国家公務員一種といっても各省で予算の取り方も異なりますので、例えば財務省などは手当がつきやすいのだとか。また外務省など海外勤務になると特別手当が支給されるので、同じ官僚でも勤務地によって給料・年収にも多く差が出てくるようです。
国家公務員一種の給与や年収は激務に対して見合わない?
一般的なイメージとして国家公務員一種の総合職いわゆる官僚というのは、激務でも、もの凄い高給取りというイメージがありますよね。先にもご紹介しましたが、初任給はさほど多くはないものの、働く省庁や年齢を重ねて役職がつくと、官僚(国家公務員総合職)の給与は大きくなるようです。とはいえ、実はキャリア官僚以外の国家公務員は、激務なうえに、給与や年収もそれほど高くないようです。
労働量と給与のバランスを考えるなら転職も選択肢の1つ
せっかく国家公務員になったのに転職するというのはもったいない気がすると思います。実際に、国家公務員から民間企業へ転職する割合は決して多くありません。しかし、先に説明したように、激務でありながらそこまで高い給与が得られない場合もありますので、ワークライフバランスを重視するなら転職という選択肢も頭の片隅に置いておきましょう。幸い、専門性の高い仕事をしている場合、転職もしやすくなります(教師→塾講師、警官→警備会社など)。
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国家公務員総合職の年収はキャリア官僚でない限りそれほど高額ではない
今回は、いわゆる官僚と呼ばれる、国家公務員一種取得者の平均年収・給料を見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。毎年採用人数が700名前後の国家公務員一種(国家公務員総合職試験) 取得者(官僚)の年収・給与は民間と比べると激務に対して高待遇と呼べるものでは決してありません。勤続年数が長く役職がつくようになると生涯年収の金額も変わってきますが、キャリア官僚を除く一般的な国家公務員はそれほど高い給料・年収とは言えないようです。
そのため、高年収を望むのであれば、転職を考えることも一つの手です。気軽に相談から始めてみてください!
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