高学歴なのに低収入・低所得の理由
高学歴なのに低収入・低所得の理由①研究者タイプだから
そもそも高学歴だからと言って、高収入が約束されたわけではありません。学歴と収入は別のモノサシです。そのため高学歴なのに低収入・低所得なのは何故か?という疑問も、本来は高学歴だと高収入なのは何故かと問うべき内容に思えます。とはいえ高学歴なのに低収入・低所得なのは、高い授業料を払ってまで教育を受けたには寂しい気もします。実際、博士課程を出るほど高学歴なのに、低収入・低所得の研究者タイプの人だっています。
アカポスが取れない!給料よりも研究が好き!
大学院重点化政策によって博士課程進学者は増やしたものの、アカポスの数は少ないという椅子取りゲームのような様相が生まれています。椅子の取れなかった人は、アカポスを取れるその日まで、バイトや非常勤講師など、低収入・低所得に甘んじることになります。
しかしそういう人の中には本当に研究が好きで、普通に仕事をして生きるよりも研究に実をささげたいと考えている人もいます。そのため別の高収入の会社に入りうる条件を満たしているのにも関わらず、忙しい民間会社に就職せず、自由時間の多い(故に低収入・低所得の)仕事に積極的に身を置く人もいます。
高学歴なのに低収入・低所得の理由②夢追い人だから
高学歴なのに低収入・低所得の理由は、夢追い人だからという人もいるでしょう。つまり頭が良かったので優秀な大学に入ったけれど、本当に自分のしたいことは役者やミュージシャンであって、売れたら金持ちになれるけれど、それまでは低収入・低所得に耐えなければならない、そんな仕事を目指す人達です。
売れない!でも音楽(演技)が好きだ!
ミュージシャンや役者、最近ならアイドルも含まれるかもしれませんが、売れるまでは低収入・低所得の仕事を目指せば当然高学歴の人であろうとそれなりの生活になります。人生は一度しかないので、本当に好きなことをするためなら、高学歴でも、低収入・低所得でも、好きなことをしたいという人もいるでしょう。
高学歴なのに低収入・低所得の理由③コミュ障だから
高学歴なのに低収入・低所得な人の中には、先の研究者タイプや夢追い人と違って、多くの人達同様に一流企業などに就職したかったという人もいます。しかしコミュニケーション能力に乏しい=コミュ障だったために、書類審査には通っても、面接に落ち続けた結果ブラック企業やコミュニケーションを必要としないような特殊なアルバイトにしか就けなかったという人もいます。
ペーパーテストは人間性を要求しない
日本の受験戦争を勝ち抜くためにはたった一つの基準をクリアすれば大丈夫です。ペーパーテストです。それさえクリアすれば良い大学にも、大学院にも入ることができます。実際そのようにして高学歴を得た人であっても、協調性や生活上のコミュニケーション能力などが著しく欠いた人もいます。そのような人は、余程の実力でもない限り、一緒に働きたいと考える会社員は少ないでしょう。
高学歴でも夢追い人やコミュ障は一部を除き低収入・低所得!
結局、高学歴でも研究者志望はアカポスをゲットするまで、夢追い人は売れるまで、コミュ障は社会性を獲得するまで、低収入・低所得に甘んじるしかありません。前者2者は好きなことを仕事にしている以上、ある意味で幸せな事でしょう。コミュ障の人は大変だと思いますが、人を傷つけられたと分かったら態度を改めてハンディキャップを埋めましょう。
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