人材紹介会社の報酬はどこから?利益を出すための仕組み
人材紹介会社とは?
最近の転職活動では、人材紹介会社と呼ばれる企業が活躍しています。転職を考えている方のためにも、人材紹介会社がどのような活動を行う場所なのかを紹介しましょう。
転職希望者と労働者を求める企業の仲介を行う会社
人材紹介会社とは、厚生労働大臣の許可を受けて職業を紹介する、民間の職業紹介業のことを指します。正式には「有料職業紹介事業所」といい「人材バンク」や「転職エージェント」と呼ばれる事もあります。
転職を希望する求職者、労働者を求める企業のマッチングを行い、お互いの要求を満たす条件で探していくのです。
人材紹介社会の儲かる仕組み
人材紹介会社はどのようにして報酬を得る仕組みになっていると思いますか?転職希望者から報酬をもらわないということは、企業から貰っていることはたしかですよね。
ここでは、人材紹介会社が報酬を得る仕組みを紹介します。
転職希望者と企業のマッチングを行い採用が決まった時点で報酬が発生する仕組み
人材紹介会社が報酬を得る仕組みは以下の通りです。
1:採用を検討する企業から、どんな人材が必要かヒアリングを行い、求人としての受注を受ける。
2:転職希望者の要望や社風を考慮しながら、マッチングを行い該当企業に転職希望者を紹介。
3:企業担当者が転職希望者の書類とコンサルタントの評価を確認した後に面談。
4:面談終了後にお互いが了承すれば、転職希望者は企業と直接雇用契約を締結。
5:採用決定の時点で、人材紹介会社は成功報酬を企業から得ることができるのです。
報酬の相場はどれくらいなの?
人材紹介会社の報酬が発生する仕組みは、上記のとおりです。では、報酬の相場はどの程度なのでしょうか?実は、人材紹介会社は、最近急激に発達した産業ですので、正確な相場は出ていないのが現状のようです。
想定年収の30~35%が相場の目安だが正式に決まりはない
求職者の想定年収の30~35%が、人材紹介会社へ入る報酬の相場のようです。
ただし、報酬金額の決定は流動的で、ディスカウントが行われる場合もあります。例えば、大規模採用を行う企業により、1人頭数十万円といった報酬になるよう一律の契約も考えられるのです。
原価のない商売なので利益率が高い
例えば、年収600万円が想定される求人者の採用が1人決定すれば、30%で180万円の報酬を得られることになります。1人にかかる時間は莫大になる可能性もありますが、それに見合う、またはそれ以上の報酬が得られるのでエージェントも転職希望者に対して親身になって相談にのるのです。
人材紹介会社は転職希望者と企業をマッチングさせて採用が決まったら報酬が入る仕組みになっている
今回は、人材紹介会社が報酬を得る仕組みに関して紹介しましたがいかがでしたか?
費用がかからないのなら転職者にとっては、ぜひ利用したいサービスですよね。今後も、人材紹介会社の成長は続くと予想されており、市場は拡大するでしょう。うまく活用して、転職を成功させたいものです。
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