若者の3年以内の離職率は?気になる退職事情
若者の早期退職(3年以内の離職率)は3割を超える
近年、若者の早期離職が多くなっているとの調べが出ています。平成25年に出された厚生労働省のレポートによると、卒業後3年以内の離職率は、下記のとおりになっています。
・高卒:39.2%
・短大卒:39.9%
・大卒:31.0%
このように、軒並み3割を超えているのが現状なのです。なぜ彼らはせっかく入社できたのに、すぐにやめてしまうのでしょうか。
若者が早期退職する理由の多くはミスマッチ
では、なぜ若者の早期退職が多いのでしょうか?理由の多くはミスマッチとされています。
・こんな仕事をするはずではなかった
・やりたいと思っていた仕事と違う
・社風が合わない
・労働環境に不満がある
このように、仕事内容や会社の実際が、自分の創造と違っていたというものです。「石の上にも三年」という言葉がありますが、とりあえず3年やってみるといった考えは、一昔前のものになっているのでしょう。
若者の早期退職を考える
若者は、思ったより大変だったからというような安易な考えだけが、早期退職の理由ではありません。ミスマッチが主な原因であるということを、しっかりと認識する必要があります。このミスマッチを防ぐ対策を練ることが、若者の早期退職を防ぐ方法となるでしょう。転職は、今やキャリアアップのためには当たり前とも言えるものになってきていますが、それはまた別の議論になります。企業の採用、また、若者の就職において、ミスマッチがある可能性を念頭に置いた活動が必要になるといえるでしょう。
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