正社員と非正規社員の特徴的な違いと各々のメリット・年収事情
そもそも正社員と非正規社員の違いとは?
今回は、正社員で働くメリットと非正規社員との違いについて紹介していくわけですが、まず初めに、正社員と非正規社員の働き方の違いや正規雇用・非正規雇用などの雇用形態の種類などを確認し、自分にとってどちらの働き方のほうがメリットがあるのか考えてみましょう。
はたして、正規雇用・非正規雇用などの雇用形態の種類、正社員と非正規社員でどんな違いがあるのでしょうか?
≪正社員の特徴≫
正社員の特徴
●就職した会社でずっと働く(終身雇用)
●フルタイムで定年まで雇用期間を定めず働く(正規雇用)
●年齢とともに給料が上がる(年功序列)
しかし、最近では少子高齢化により社員が減少している問題やライフスタイルの変化などにより、『短時間正社員』という制度もできてきているようです。 この制度では「雇用期間を定めず働く」という点では普通の正社員と変わりませんが、正社員よりも短時間で働き、賃金は普通の正社員を基準に決まるといった特徴があるようです
≪非正規社員の特徴≫
今まで上に挙げた、正社員以外のもの全てを指します。具体的には以下のようなものがあります。
非正規社員の主な種別
●パート/アルバイト
正社員よりも短時間で働くのが特徴で、給与が正社員と異なり、時給であることが多いようです。
●派遣社員
派遣元会社と雇用契約を行い、会社に派遣された先で派遣先の指示に従って働く形態です。
●契約社員
正社員と異なり、予め雇用期間が定められます。よって更新などしない限り、期間が終われば、労働契約が自動的に終了します。
●その他
他には「嘱託社員」「臨時社員」「在宅ワーカー」「有期雇用契約」「日々派遣労働」などがあります。
正社員・非正規社員の年収の違いは?
正社員や非正規社員の一番大きな違いといえば、年収でしょう。一般的に、正社員の方が役職付きになることが多いので、高年収になる傾向があります。
正社員と非正規社員それぞれの年収
■正社員の平均年収:477.7万円
■非正規社員の平均年収:169.7万円
となっています。(※『年収ガイド』より)実に300万円近く年収が離れてしまうのです。自分で家庭を持ちたいと思ったり、安定した生活を送りたいと思ったときには正規社員である必要があるでしょう。
正社員と非正規社員の年収の違いに愕然としたら
正社員と非正規社員の年収の差は約300万円だとわかりました。この金額の差に驚くのと同時に、正社員になりたいと思う人が多いでしょう。しかし、企業ごとに定める就業規則がありますので、そう簡単に正社員にはなれません。そんな時は、転職を考えてみてはいかがでしょうか?
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正社員になるメリットとは?
様々な雇用形態がある中で、なぜ人は苦労して大変な就職活動を行い、非正規社員ではなく正社員になることを選ぶのでしょうか?正規雇用の場合、比較的デメリットは少ないと思われています。
正社員になることよって得られるメリットを確認してみましょう。はたして、正社員のメリットはどんなものがあるのでしょうか?
正社員のメリット①:給与面などの待遇の良さ
正社員として働く1つ目のメリットとして挙げられるのが、給与面などの待遇の良さでしょう。上記でも紹介した通り、正社員の平均年収は非正規社員を上回っています。いわゆるボーナスの支給の他、各種手当の支給、昇給など多くの面で待遇されるのです。非正規社員にも手当等の支給はありますが、昇給などの面で待遇が異なるため、年齢が高まるほど年収差が開く傾向にあります。
正社員のメリット②:退職時の保障がある
正社員として働くメリットは他にもあり、福利厚生、とくに退職時の保障などが充実している点が挙げられます。退職したあとの保障として退職金制度が整えられていたり、積み立て制度があるのも非正規社員と異なるところです。
正社員のメリット③:信頼性の高さ
正社員として働くメリットの3つ目は、社会的信頼性の高さが挙げられるでしょう。。クレジットカードやローンの開設など、継続的な収入と貯蓄が保障されてないと認可されにくい審査も比較的スムーズに通ります。将来設計を考えるうえでも、正社員として働く方が都合がいいといえるかもしれません。
正社員で働くメリットを求めるのであればエージェントに相談
正社員のメリットはどれも非正規社員にはない、素晴らしいものですよね。上記え紹介した恩恵を受けるためには正社員になるしか他ありません。そのためにも、転職をして正社員を目指しましょう!
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正社員で働くことにもデメリットがある
このように、正社員として働くことには複数のメリットがあり、特に経済面での恩恵が受けられることが分かったかと思います。しかし、デメリットも存在するため、働き方で悩んでいる場合はその点を把握しておく必要があるでしょう。
正社員のデメリット①:残業が発生しやすい
正社員のデメリット1つ目は、残業が発生しやすい点が挙げられます。非正規社員は労働条件に対する縛りが少ないため、比較的残業なしで働けます。しかし、正社員になると多くの範囲の業務を担当するために仕事がかさばり、結果的に残業につながり、心身の負担が大きいのいうまでもありません。
正社員のデメリット②:会社からの業務命令が優先
デメリットの2つ目として挙げられるのが、会社から業務命令が出たら、それを優先する必要がある点です。正社員は転勤や転属されることも多く、本人が望んでいなくても遠方への勤務や慣れない業務に取り組まなければなりません。また、業務量が増える繁忙期や人員不足のときに休日出勤をするケースも少なくないにもかかわらず、有給休暇がとりづらいため、結果的にワークライフバランスが仕事に偏重することになるのです。
非正規社員のメリットとは
非正規労働者は、不安定な側面がデメリットとして挙げられる機会が多いです。しかし、デメリットばかりではありません。正社員だけにメリットがあるわけではなく、非正規社員にも、もちろんメリットはあります。 非正規社員ならではのメリットはどのような部分があるのでしょうか。正社員と非正規社員、どちらが自分に合っているのか?非正規社員のメリットをを確認していきましょう。
非正規社員のメリット①:自分のライフスタイルに合わせて働ける
非正規社員の場合、そのほとんどが時給制で、雇用としては安定しているとはいえません。しかし、自分の都合の良い時間帯に働けるというメリットがあります。
正社員であれば、雇用は安定しますが、その分責任が大きくなります。場合によっては残業で決まった時間に帰れなかったり、時期によっては激務に追われたりすることもあります。また、固定の休み以外の休みを取るのが難しい場合もあります。
非正規社員のメリット②:希望職種を選びやすい
非正規社員の場合、希望する職種に応募をします。ですので、自分の好きな仕事に就ける確立が高くなります。正社員であれば、、仕事内容や勤務地、勤務する時間などは上からの命令によって決まってしまい、希望とは異なる業務や転勤などをしなければいけないこともあります。ぜひ、希望する職種に就きたいのであれば、非正規社員というものひとつの手です。
非正規社員のメリット③:面接が比較的通りやすい
正社員の場合、雇用期間を決めずに働くわけですから、就職がその後の人生に大きな影響を与えます。そのためしっかりとした下調べが必要ですし、エントリーシートの記入や幾度にもわたる面接など大変な就職活動を経て、やっと仕事に就くことができます。 手を抜いて良いとは言いませんが、その点、非正規の場合は正社員の就活ほど苦労せず、一度の面接と履歴書だけなどで採用が決まることも多くなります。
非正規社員のデメリットも確かめよう
ここまで非正規社員のメリットについて紹介してきましたが、正社員の場合と同様、こちらにもデメリットが存在します。比較的自由な働き方ができる非正規社員のデメリット2つを紹介しましょう。
非正規社員のデメリット①:雇用が安定しにくい
非正規社員のデメリットの1つ目が、雇用の不安定さでしょう。非正規社員の代表的なものとして、契約社員や派遣社員が挙げられますが、企業の経営が悪化した際、人件費を抑えるために真っ先に雇用を打ち切られる可能性が高い立場にあります。また、企業の一部では契約期間に制限を設けて雇止めをしようとするところもあり、正社員よりもかなり弱い立場になりやすいです。
非正規社員のデメリット②:賃金の格差が起こりやすい
非正規社員のデメリットは他にもあり、賃金の格差が起こりやすいのもひとつでしょう。上記の正社員のメリットでも紹介しましたが、非正規社員は勤務期間が限られていることから、年功序列による定期昇給が難しく、年齢が上がるほど収入差が増します。それ故に生活が安定しにくくなるため、ひとりで生活するのがやっととのケースも考えられます。
正社員と非正規社員の両方を視野に入れよう
正社員で激務過ぎたり、希望の仕事内容でなかったりした場合は、一旦、非正規社員も検討してみるといったこともあるかもしれません。
どちらか片方しか考えていなかった人も、正社員・非正規社員両方を視野に入れることで、より自分に合った職場を探せる可能性があります。
正社員・非正規社員の両方のいいとこ取りをすると◎
上で書いたように、正社員・非正規社員どちらにもそれぞれメリットがあります。結婚や出産、子育て、介護などを考えた際に、時間や体力的なことを考えると正社員では難しいという場合もあるかもしれません。 そのような場合忙しいときや、短時間でまとまったお金を稼ぎたい場合はパート、落ち着いてきたら正社員というようにライフステージに合わせて雇用形態を選ぶという方法も考えられます。
正社員のような非正規社員のあり方に「無期雇用」というのがある
最近は非正規社員が不利な立場とならないようにするための動きも出ています。その中のひとつに、「無期雇用」があります。1年契約の非正規の人が同じ職場で通算5年働いた場合、有期ではなく、無期限での雇用に切り替えるというものです。
新たな働き方を導入後、働く人が意欲を高め、仕事の幅を広げることは会社側にも大きなメリットになる場合もあります。このように非正規社員でありながら安定して働く方法もあります。 またパートでも、雇用者側には「パートタイム労働法」により公正な待遇の確保や正社員への転換などを検討することが義務づけられています。「労働法」などは、非正規社員であってもきちんと確認しておきましょう。より安心して働くためにも、意識しておくことが大切です。
初めての正社員を目指すなら転職エージェントの利用がオススメ!
正規社員と非正規社員、どちらにもメリット・デメリットがありますが、正社員で就職するのは非正規社員での就職より難しいものです。それぞれの特徴を考慮した上で正規社員を希望したのに、結局非正規社員でしか就職できないという事態は避けたいですよね。
そこでオススメなのが転職エージェントの活用です。中でも「ハタラクティブ」は20代や未経験者が多く、初めて正社員を目指すという人にはとても心強いサービスです。就職活動に自信がないという人は、こういったサービスを積極的に利用すると上手くいく確率が大きく上がりますよ!
正社員と非正規社員両方の働き方を視野に入れて仕事選びをしよう
今回は、正社員と非正規社員のそれぞれの特徴とメリットを紹介しましたが、いかがでしたか?
正社員のメリットとしては「安心・安定」で働けること、非正規社員では「自分のライフスタイルに合わせて」働ける、「希望職種をを選びやすい」といったメリットがあります。もちろんデメリットとして考えられている特徴もありますが、自分の働き方によっては、必ずしもデメリットといえないケースも出てきます。
自分に合った働き方を選択するには、まず正社員および非正規社のメリット・デメリットしっかり押さえましょう。正規雇用・非正規雇用のそれぞれの利点を十分理解して、幅広いキャリア選択に活かしていきましょう!
また、今の会社で正社員登用の可能性が見いだせない方は、手遅れになる前に転職エージェントに相談して、環境を変えてみましょう!
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