間違いないかを尋ねる際の正しい敬語の使い方
「お間違いございませんか?」という敬語はNG
間違いないかを尋ねる際の敬語を見ていく前に、まずは間違った敬語の使い方から見ていきます。間違いないか尋ねる時には、ついつい「お間違いございませんか?」と尋ねてしまいがちになります。しかし、「お間違いございませんか?」という敬語は、このようなシーンでは使ってはいけません。なぜ、この敬語は間違いになるのでしょうか?
「お」をつけると尊敬語になるため自分自身の行動には適さない
間違いないか尋ねる時の、「お間違いございませんか?」という表現は、「お間違い」という表現が間違いになります。「お間違い」という表現は、尊敬語の際に使う表現です。間違いないかを尋ねる時、間違いを確認しているのは自分自身です。そのため、そこに「お」をつけて尊敬語にしてしまうのはNGとなります。「お」をつけてしまうと、相手の間違いを指摘しているような表現になってしまうのです。
相手に届くものである場合のみ「お」や「ご」をつける
自分のする行為に、「お」や「ご」をつけて丁寧にするのは、それが相手に届くものである場合のみです。この場合は、尊敬語にしても意味が正しく通ります。たとえば、連絡です。連絡ならば、自分がする行為でも「ご連絡いたします」で問題ありません。このようなケースがあるため、間違いないか尋ねる時には「お」はつけずシンプルな形にしましょう。
間違いないかを尋ねる敬語は「よろしいでしょうか?」でOK
では、間違いないかどうか相手に尋ねる時には、どのような表現の敬語で尋ねれば良いのでしょうか?間違いないかを尋ねる時の敬語としては、「よろしいでしょうか?」で問題ありません。「よろしいでしょうか?」という表現であれば、相手は間違いを指摘されている感じも受けません。また、敬語としても正しい言い方になります。
敬語はシンプルに使うのが適切
敬語は、無駄に丁寧に使用しようとすると、おかしな言い方になっていってしまいます。変な言い方が定番となってしまう場合もありますが、間違った敬語の使い方を嫌がる人は必ず存在します。そのため、毎違いないかを尋ねる時だけでなく、敬語は出来るだけシンプルにするという意識を持ちましょう。
「間違いございませんか?」も正しい敬語の使い方
間違いないか尋ねる時には、「間違いございませんか?」という表現も正解です。「お間違いございませんか?」ではNGになりますが、「間違いございませんか?」という表現であれば、自分に対して尊敬語を使っているという事はなくなります。そして、相手の間違いを指摘しているような雰囲気もなくなるのです。そのため、敬語として正しい使い方と言えるでしょう。
間違いないかを尋ねる場合の敬語は「よろしいでしょうか?」「間違いございませんか?」がふさわしい
以上、間違いないか尋ねる際の敬語の使い方のご紹介でした。間違いないか尋ねる際の敬語の使い方としては、お間違いという表現は避けて、「間違いございませんか?」や、「よろしいでしょうか?」にするのが正解になります。正しい日本語を使い、相手に不快感を与えないようにしていきましょう。
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