「待つ」という言葉を敬語で言う場合の正しい表現
自分が誰かを「待つ」場合の敬語表現は「お待ちする」
「待つ」という言葉を敬語にする際にはまず、誰が「待つ」を使っているのかを考えなくてはいけません。当然のことながら、「待つ」という言葉を敬語にするなら、その「待つ」行為をする人物如何によっては、敬語表現も変わるからです。自分が「待つ」場合の正しい敬語表現は「お待ちする」になります。
「お待ちする」は「待つ」の謙譲語になる
この「お待ちする」の敬語表現は謙譲語になります。謙譲語は自分のことをへりくだって言う場合に用いる敬語です。ですから、「待つ」は「待とうとする」を変化させて、「お待ちする」という形にするのが、正しい敬語表現だと言えるでしょう。謙譲語の使い方は難しいので、しっかり覚えたいですね。
誰かが待っている状況を敬語で言う場合は「お待ちになる」
自分が「待つ」場合の敬語表現は、「お待ちするになります」が、もし、誰かが「待つ」状況を敬語で言いたいときは、尊敬語を使わなくてはいけません。ここで、謙譲語を使ってしまうと失礼なので注意しましょう。「待つ」の尊敬語は、「お待ちになる」です。
尊敬語は目上の人を指す場合に用いる
誰かが待っている状況を敬語で表現する際は、尊敬語を使わなくてはいけません。尊敬語は、目上の人のことを別の誰かに話す際に使います。謙譲語とは意味が異なるので、話す相手によって使い方は考えなくてはいけません。
上司が目上の人を待つ状況は「お待ちです」を使う
まれに、目上の人が目上の人を「待つ」状況があります。そんな時には、「待つ」を「お待ちです」という敬語にしましょう。こういったシーンで「待つ」を敬語にしていくときには、謙譲語ではおかしくなってしまいます。ですから、尊敬語の「お待ちになる」を使い、それをよりすっきりした形に変えて、「お待ちです」にするのがポイントです。
使う際は「○○様がお待ちです」と伝える
上司などが目上の人を「待つ」状況は、ピンと来ない人もいるでしょう。それはたとえば、取引先の人が先に下で「待つ」状態で、上の階に居る人にその人が待っている状況を伝える際に使います。その際にはその人のもとへ行き、ただしい敬語表現で、「○○様がお待ちです」と伝えてあげてください。
自分が「待つ」ときの敬語は「お待ちする」であり上司などを指す状況は「お待ちになる」を使う
「待つ」を敬語で言う際は、誰が行っているのかまずは考えてみましょう。自分なのか、上司なのか、また目上の人が誰を待っているのかまで気にしておくのがおすすめです。「待つ」の主な表現として、「お待ちする」「お待ちになる」「お待ちです」があります。状況に合わせて正しく使いましょう。
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