「お目もじする」の正しい意味とビジネスシーンにおける使い方

2017年11月17日敬語

「お目もじする」は「会う」の敬語で謙譲語のひとつ

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「お目もじする」は「会う」の敬語で、自分のことをへりくだって言う謙譲語にあたります。宮中に仕える位の高い女官たちの間で広まった女房詞(にょうぼうことば)の1つで、室町時代の初めごろから使われているようです。「会う」に似た言葉は他に、「お目見えする」、「お目どおりする」、「拝顔する」などがありますが、ニュアンスは少しずつ異なります。

言葉によって使う対象が異なる

「お目見えする」は、「お目もじする」と同様身分の高い人に会うのを指しますが、特に江戸時代に旗本が将軍にお目にかかる場合を意味しています。現代では、歌舞伎などではじめて役者が演技するといった、「お披露目」のような意味を含んでいる言葉です。「お目通りする」も、ビジネスにおいては書き言葉で使う場合もありますが、やや古風な言いまわしになります。「拝顔する」も、文章語で、「お顔を拝む」というような意味合いがあり、かなり身分の高い人物に対して使われる言葉です。

「お目もじする」は遠回しなニュアンスを含んだ言葉

「お目もじする」は文字詞(ことば)にも分類され、漢字では「御目文字」と書きます。名前の頭文字に接尾語の「もじ」をつけて隠語的に使ったのが始まりです。杓子は「しゃもじ」、味噌は「みもじ」、髪は「かもじ」など、はっきりと物の名前を言わず、自分たちの間だけで通じるような女官たちの言葉は、のちに町家の女性たちにも広まりました。お目もじする、とは元々そのような、少し婉曲した遠回しなニュアンスを含んだ言葉です。

「ぜひ一度お目もじしたく存じます」などで使う

文例をあげると、「ぜひ一度お目もじしたく存じます」「またのお目もじを心待ちにしております」「お目もじ叶いましたら光栄です」「お目もじの上、○○させて頂きます」「○○様にお目もじする際は~」というように手紙等に用いる場合が多く、一般的に話し言葉ではあまり使われません。取引先の会社や大事な顧客への挨拶状、お世話になった人へのお礼状などで使える表現になります。

文章語として「お目もじする」を使う際は「お」や「ご」を付けない

「お目もじする」という言葉に限りませんが、手紙を送る際に失礼のないようにと丁寧な言葉を選びすぎる人がいます。その結果、言葉の頭に「お」や「ご」をつける表現や、余計な敬語が多すぎる文章になってしまう場合があるのです。読みにくくなってしまうので、肝心な言いたい要素が相手に伝わらず、場合によっては二重敬語などの間違った使い方に不快感を覚える人もいます。前後の文面を読み返し、バランス良く丁寧な表現を盛り込むのがポイントでしょう。

女性が使う言葉なので男性は使用しない

「お目もじする」という表現は、女房詞が起源なので、主に女性が目上の人に対して使う場合がほとんどです。大事な顧客や関係者に向けての気持ちのこもった手紙などで使うと、奥ゆかしく上品な印象をあたえます。しかし、「~だわ」、「~よね」といった表現と同じ女性語に分類されますので、男性が使うと違和感を覚える人もいるでしょう。その場合は、「お目にかかる」、「お会いする」などの一般的な言葉を使うのが正しい敬語になります。

「お目もじする」は「会う」の敬語で文章語として使う際は「お」や「ご」を付けない

「お目もじする」の正しい意味と使い方を見ていきました。「お目もじする」は「会う」の敬語で、謙譲語のひとつになります。「会う」という言葉ひとつとっても多様な表現があり、使うシーンや相手によっても適切な言葉が異なるものです。「お目もじする」という言葉はその1つとして覚えておきましょう。言葉の引き出しを増やしておくのは、ビジネスにおいてとても重要で役に立つものです。また、尊敬する上司などが目上の人に使っている敬語をよく覚えて、自分でもその言葉を使えるようにしましょう。

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2017年11月17日転職

Posted by BiZPARK