女性も働きやすい外資系コンサルって?PwCの女性社員が就活生だけに語った本音トーク!

2017年1月26日PwC

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皆さんはコンサルタントと聞くと、どんな姿をイメージしますか?

「無駄のないロジカルなトーク」、「ハードな業務をこなすメンタル」、「パリッとしたスーツできめる」など、特に体力溢れる男性をイメージする人が多いのではないでしょうか。

先日、世界で最も魅力的な企業ランキング第2位を誇る外資系コンサルティングファームPwCコンサルティング合同会社/PwCアドバイザリー合同会社(以下、PwC)が、就活生向けに会社説明会を開催しました。参加者はなんと全員女性、PwCからも現役女性社員が5名登壇するという、女性限定のイベントでした。

今回はそんなPwCの女性限定セミナーイベントに潜入。構成は、会社説明、女性社員によるパネルディスカッション、座談会という内容でしたが、その中でもパネルディスカッションのレポートを公開します。「体力的にきつくないの?」、「仕事をしながら出産、育児は可能?」、「女性だからこそ良かったことは?」などに答える、外資系コンサルを目指す女性必見のトークレポートです。

まるで女子会?PwCの就活生向けセミナーイベント

F「本日の会社紹介の司会進行役を務めさせて頂く、Fと申します。よろしくお願いします。

私は結婚を機にPwCに転職しました。結婚したときに別居婚を取るか、地域限定職を取るか悩んだのですが、今までのキャリアを活かした新しい仕事に就くことに決めました。結婚や場所で自分のキャリアを減速するのはおかしいなと思ったんです。今は皆さんのような学生に出会える日々に幸せを感じながら働いています。

今日はPwCの女性社員5名に、パネルディスカッションを行ってもらいます。女性の就活生の皆さんが、きっと気になると思われる質問を4つ用意しました。お話してもらうのは、全員現場で活躍するバリバリのコンサルタントです。

それではまず、自己紹介からお願いします」

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S「Sと申します。皆さん、緊張されていますか?女性しかいないので明るくいきましょう(笑)私は2009年に新卒入社しました。今年でちょうど8年目になります。大学は商学部で、大学院に進学してからは商学研究科で会計の勉強をしていました。

所属しているのはアドバイザリーで、部門は事業再生部門です。“コンサルティング”と一口に言っても、部署でいうとコンサルティングとアドバイザリーがあるんですね。前者はうまくいっている事業にプラスして、さらに何かできないかを考える部署。後者は事業がうまくいってなくて、今にも潰れそうという状態を再生する部署になります。私はその後者です。

今はマネージャーを務めているので、これから管理職として頑張っていきたいと思っています。趣味はバレーボール、温泉、カラオケ。プライベートも大切にしながら働いています。今日は短い時間ですがよろしくお願いします」

N「みなさんこんばんは。Nです。これだけ女性ばかりだと、女子会みたいでテンションが上がりますね(笑)入社は2014年で、私も事業再生部門に所属しています。学生時代はファイナンスを専攻していました。

入社1年目のときにはPwCのジョブローテーション制度を活用して、事業再生業務、M&A支援業務、PPP業務など広く経験しましたね。今は事業再生部門で事業の再生に注力しています。よろしくお願いします」

A「こんばんは、Aと申します。Nさんと同期で3年目になりますね。趣味は食べ歩きですね。最近、オフィスが丸の内に移転したんですけど、周辺に美味しいものが多くて、はまっています(笑)あと、会社内に部活があるんですけど、その中でランニング部に入っていて、ランニングも趣味です。

部署はコンサルティングなのですが、その中でも専門別領域を担当していまして、主に人材活用や人事制度の見直しといったところを担当しています。よろしくお願いします」

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R「皆さんこんばんは。金融サービス部に所属しております、Rと申します。私は2015年に入社しまして今年で2年目になります。学生時代の専攻はアフリカ開発経済学で、途上国の支援に関する勉強をしていました。

趣味はざっくりとしているのですが、人と話すことです(笑)業務は金融機関や国際規制をテーマに、経営層が議論するような資料を作ったり、金融機関を管理するためのスキームをお客様と作ったりしています。

女性という観点でいうと私のチームはほとんど女性で、中には子どもを育てながらお仕事をしているメンバーもいます。そういった環境も踏まえて今日はお話しできればと思います」

H「こんばんは。Hと申します。所属は金融サービス部で、2015年入社なので2年目になります。1年目では、3ヵ月ごとにプロジェクトをローテーションする制度だったので、保険会社のマーケティング戦略や大手銀行の規制対応など、4つのプロジェクトに関わりました。

学部は法学部で、大学院では社会開発学を学んでいました。今年の8月半ばから産休に入る予定です。今日はよろしくお願いします」

なぜ彼女たちはコンサルティングファームを選んだのか?

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F「それではパネルディスカッションに入っていきます。皆さんがこんなことを聞きたいかなと思って考えた質問を4つ用意しました。Sさん、MCをお願いします」

S「私がやるんですね(笑)ではまず、一問目。“なぜコンサルティングファームを選んだのですか?そして、なぜPwCを選んだのですか?”ということです。

これは入社間もない社員に答えてもらったほうが、就活生も共感しやすいかと思うので、若手に答えてもらいましょう。ではまず、一番若い入社2年目のお二人」

R「はい!コンサルティングを選んだのは、若いうちから力をつけられると思ったからです。もう少し具体的にお話すると、私は大学時代にアフリカ問題について勉強していたので、社会問題に関心があったんですね。なので、社会の課題を解決する力や、社会問題に取り組むNPOなどで活躍できるだけの力をつけたいと思ったんです。

総合コンサルのなかでも、PwCの強みはとにかく人間力

その力とは何かを考えたとき、3つありました。グローバルに仕事ができる語学力、問題解決能力、自分がアイデアを思いついたときに計画を立てて、適切な人を巻き込んで実行できる力です。それが身に付けられる環境はどこだろうと考えたときに、総合系のコンサルティングファームが適切なんじゃないかなと思ったのが、選んだ理由です。

その中でもPwCを選んだのは、人が一番いいなと思ったからです。選考の時にも波長が合って、一番自然体でいられる環境だなと感じました」

S「コンサルってそうですよね。面接のときなんかも“PwCに入るにはどんな力が必要ですか”って逆質問されることがあるんです。それは2つあって、巻き込み力と巻き込まれ力だと思っているんです。

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コンサルってクライアントさんと密にコミュニケーションを取って、チームで課題を解決していく力が求められるので、相手を巻き込む力と、巻き込まれ力というのが何より大事なんです。だから、チームで課題を解決したいという人には、コンサルティングファームは最適かもしれません。Hさんはどうですか?」

H「私もPwCを選んだ理由は人が良かったからですね。入社してからもそれは変わらなかったです。

いくら選考で人が良かったといっても、コンサルティングなので入社してからはドライな人が多いのかなと思っていましたが、入社後もその印象が変わらなかったのは良いギャップでした。上司も親身に議論を交わしてくれるし、風通しの良い環境だと思います」

S「たしかに、総合系のコンサルティングファームってPwCのほかにも何社かあって、その中で“PwCの強みって何だろう?”って社内で話すんですけど、そういう時に必ず出るのが人間力なんです。そこはPwCの大きな魅力だと自負しています。今日は学生の皆さんにも、PwCの人間力をしっかり感じてもらえたら嬉しいです」

女性ならではのアドバンテージを活かすことが大事

S「次の質問は“女性だったから良かったこと、困ったことはありますか?”なんですけど、これって難しいですよね(笑)男性に『男性だから良かったことはなんですか?』と聞かれても困るのと同じだと思います。Aさんはどうですか?」

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A「私、ちょうどこの質問で当てられたらどうしよう、って思っていました(笑)私の部門は半数近くが女性なので、特に感じにくいです。俯瞰としてみるとコンサルタントはまだまだ男性が多いのでこういう場に呼んで頂けるとかですね。そのくらいです(笑)」

N「私は、女性だから顔と名前を覚えてもらいやすいなと思ったことはあります。

1年目のときにクライアントの社長にご挨拶する機会があったんですけど、ガチガチに緊張していて、その時に“お、女性が来たんだね”とか“花さんって素敵な名前ですね”と言ってもらえたときは緊張が解けて嬉しかったです。女性で良かったと思いました」

S「なるほど。そういう女性ならではのアドバンテージはいいですよね。

女性的な目線でいうと、“男性と比べて体力は持つのか”みたいなことが気になる人も多いと思うので、私の話をします。

私が2009年に入社した時にはやっぱり男性が多くて、結構男性と競って働いていました。部門も事業再生なのでクライアントさんは危機に陥っていて、私たちが頑張らないといけない。そういう状況に合わせて働いていると、勤務時間も当然長くなっていきます。若いうちはなんとか体力が持っているけど、女性なので年を重ねていくときつくなっていく部分も当然ありました。

その時に気付いたのが、Nさんが言ったように女性だから覚えてもらいやすいだとか、ソフトで話しやすいとか、そういう女性ならではの強みを活かすことだと感じました。男性と体力面で競うのではなく、女性特有のアドバンテージを上手く仕事で活かしていくことが大切なのかなと思います。

女性だから困ったことってあまりなくて、逆に良かったなと思うことは割とありますよね。裏を返せば、男性陣も同じなんじゃないかなと思います。「あの女子、オレよりできるぞ」とか男性ならではのコンプレックスがあるように、女性ならではの悩みも同じレベルで、あるだけだと思います。

PwCは評価に関してはすごく平等です。その分ちょっとでも手を抜いたら、女性だからといって甘く見てもらえません。そういう意味では、コンサルタントは男性と同じ舞台で戦えるいい仕事だと思います。

結婚や出産に関してはどうでしょうか。Aさんはどうですか?」

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A「私は学生のときから結婚も出産もしたいと考えています。もちろんタイミングはパートナー次第だと思いますし、それによって仕事の上で何かロスが生じることもあるかもしれません。

ただ、その時々で自分が幸せだと思える選択をしていければいいかなと思っていますね」

S「そうですね。少し厳しいことを言うようだけど、男性はどう頑張っても子どもを産めないので、男性と比べて1年、2年、キャリアが遅れることはあります。その時に自分が何を犠牲にするか、というのは考えなければいけません。

私の場合は結婚と出産をしたいなと強く思ったときに、よく考えた結果、仕事を優先しました。多分今期も、出産の機会は犠牲になります。でも、だからといってそれを諦めたわけではなくて、今後の人生で絶対に取り返そうと考えています。

PwCは産休・育休に関する制度が充実していて、安心して出産に臨める環境になっています。入社2年以内でも産休・育休を取れますし、保活コンシェルジュがいる、育休も2年間取れる、出産の補助金も他社に比べて多めに出るといった点も魅力です。

だから、バリバリ働くのか、一旦キャリアを止めて出産を取るのか、それを女性のみなさんはしっかり考えて選んでください。そしてPwCはそれを選べる環境になっています」

ワークとライフのバランスを取るのは、自分

S「それでは次の質問ですが、さっきの話と通じますね。“ワークライフバランスは取れていますか?”これはNさん、どうですか?」

N「トータルで見ると取れています」

S「どういう意味ですか(笑)」

N「私たちの仕事はクライアントありきの仕事なので、プロジェクトに入ると忙しくて夜遅くまで仕事をしたり、休みがないなんてこともざらですけど、それが毎日続くわけではないんですよね。

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周りを見ていても、ガッツリ働いて、1週間休みを取って、旅行して、リフレッシュする人もいたりして、調整しやすい環境だなとは思いますね。そういう意味で、トータルでのワークライフバランスは取れていると思います」

A「皆さんのイメージだと、コンサルタントって休日がないとか、あっても平日は仕事にかかりきりで、何もできないんじゃないかと思っている人も多いと思うんですけど、別にそうではないんですよね。ある程度長期間のタスクが与えられると、自分で仕事を調整できるんです。

明日の朝までにやる必要がなければ、今日は飲んで、休んでから次の日にまた頑張るとか。“6時間は絶対寝たいから今日は寝る!”だとか(笑)自分で調整できるのがコンサルタントの仕事です」

S「なるほど。ちなみに私は取れていません(笑)ただ、心のバランスは取れています。というのも、今の私は仕事に対するモチベーションが高くて、すごく働きたいと思っているんですね。ワークとライフのバランスが必ずしも50%ずつになっていないというだけで、今はライフを優先したい気分じゃないから、ワークを取るという選択をしているんです。

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たしかに、今のバランスはよくないかもしれません。ですが、私はとても幸せです。自分が働きたいなと思ったときには働くし、例えば今日は合コン行きたいからというときには、仕事を調整して早めに帰ることもできます(笑)PwCはバランスを取りたいときに、ワークをとるのか、ライフをとるのかを、しっかり選べる環境になっているんです」

サンプルとなる女性社員がたくさんいて、今の就活生は幸せ

S「それでは最後の質問。“今後のキャリアプランは?”ということですが、産休に入るHさん、どうですか?」

H「PwCの女性社員の新しいロールモデルになっていきたいと思います。

今って社内に子育てをしつつ、仕事を両立させている社員がまだ少ないと感じているんですね。PwCに来年入社する女性内定者の割合も44%を超えたので、そういうロールモデルをどんどん増やしていかないといけない時期になっていると思います。

だから私は、妊娠して、職場に復帰して、昇進してマネージャーになって、子育てしつつバリバリ働くという、ロールモデルの一人になっていきたいです」

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A「私は、まずグローバルに活躍できる人材になりたいと考えています。今の部署が、グローバルに関係の深いところなので、海外の人たちと仕事をして、いつかは海外で仕事もしてみたいなと思いますね。

あとは業務以外にもひとつ目標がありまして、PwCのなかにNPOやNGOのコンサル部隊を作りたいなという想いがあります。非営利団体に、コンサルタントとしてなにか協力できる部隊があってもいいんじゃないかと考えているので、社内でのネットワークを強くして叶えていきたいと思います」

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S「二人ともありがとうございます。それでは最後に私から。

これだけサンプルとなる女性社員がいて。学生のみなさんはとてもラッキーな時期に就活をしていると思います。我々の業界でもダイバーシティや女性登用などをすごく考えている時期なので、皆さんが活躍しやすい時代になっているんです。

女性にとって嬉しいのは、目指すべきロールモデルがいることだと思います。PwCには、バリバリ働く女性や、海外で活躍する女性など、あらゆるロールモデルがいます。子育てしつつ働く女性も、今はまだ少ないですが、増えてきつつあります。

ぜひこの場を活用して、サンプルとなるPwCの社員を参考に、キャリアの指針を立ててもらえたらなと思います。ありがとうございました」

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2017年1月26日ビジネス

Posted by BiZPARK