外資系コンサルファームがキャリアの考え方を伝授!PwCがインターンシップを通年開催
世界で最も魅力的な企業ランキング第2位であるPwCコンサルティング合同会社/PwCアドバイザリー合同会社(以下、PwC)が、インターンシップを開催しました。PwCはインターンシップを定期で開催しており、キャリアを考える良い機会になったと学生たちから評判を呼んでいます。
「外資系コンサルはどんなインターンシップを行っているのか?」、「どんなスキルが身に付くのか?」、「どんな社員とお話できるのか?」など、イベントレポートを通じてPwCのインターンシップの魅力について迫っていきます。
- 1. インターンシップ選びは重要、大学3年生の貴重な時間
- 2. 有名大学から約40名が参加!PwCのインターンに多くの人が集まる理由
- 3. 外資系コンサルの人事が考える「就活で成功するために必要なスキル」とは?
- 4. ロジックだけではダメ!PwCの採用担当が伝えたい「聞く力」
- 5. スキルだけではまだ足りない。キャリアを考えるロールモデルの存在
- 6. インターンシップで若手コンサルがチューター役を担う意味
- 7. 面談を通して「気づけていなかった自分」に気付く
- 8. PwCのインターンシップは1日間でも濃密!忙しい就活生も参加できる
- 9. 「コンサルタントには興味がなかった。でも今は憧れの存在」
- 10. PwCのインターンシップに参加して見えてきた「学生たちの次なる指針」
インターンシップ選びは重要、大学3年生の貴重な時間
インターンシップと聞いて、みなさんはどのようなイベントを思い浮かべますか? 「選考に直接かかわってくる」、「体験しておくと就活に有利」など、やはり選考を有利に進めるためのツールのように認識している方も少なくないでしょう。
しかし本来のインターンシップとは、「その業界がどんな仕事をしているのか?」、「その会社がどんな価値観を持って働いているのか?」を確認し、学生のうちから今後のキャリアの指針を確認するための、思考する場となるものです。
だからこそ、就活が本格化される前時期に行われ、学生たちはキャリアを考える場と、スキルを磨く環境を手に入れるのです。
有名大学から約40名が参加!PwCのインターンに多くの人が集まる理由
その中でPwCはインターンシップを通年開催しており、毎回有名大学から40名以上の学生が参加しています。実践的スキルを身に付けられるインターンシップとして、コンサルタントに興味がある学生はもちろん、就活を成功させたい全ての学生たちの人気を集めています。
参加理由を学生に伺ったところ、「自分の能力を試してみたいと思い、応募しました。この早い時期に長時間のグループワークを行えるというのは珍しかったですし、プロのコンサルタントからアドバイスを受けられるのも魅力的です。しかもそれが何日も拘束されるのではなく、1日で終えられるというのもいいですよね」と、短期間でスキルアップを図れる点に魅力を感じた方が多いようです。
PwCのインターンシップではグループワークが行われます。その醍醐味は成果プレゼンに対する、ベテランコンサルタントからのフィードバック。豊富な知識、経験から来る細かい指摘で、学生たちは論理的思考力やグループでプロジェクトする力を磨くことができるのです。
また、インターンシップでは1グループに1名、若手のコンサルタントがチューター役となり、グループワーク終了後にフィードバックを行います。プロのコンサルとの1対1の面談を行うことで、自身に欠けている能力や改善方法について、体系的に知ることもできるのです。
外資系コンサルの人事が考える「就活で成功するために必要なスキル」とは?
午前10時半。学生たちに資料が手渡され、グループワークが開始されました。
司会進行役を務めるのはPwC社員のKさん。黒いスーツをビシッと身にまとったベテランコンサルタントの「始めてください」という一言で、学生たちはわき目もふらずに課題に取り組み始めます。
侃々諤々に意見を戦わせる学生たち。熱意と熱意がぶつかる様子はまさに真剣そのもの。学生たちはあらゆる意見を統合し、データをかき集め、4時間半後のプレゼンテーションに備えていきました。
グループワークを体験した学生のAさんは語ります。
「グループワークでメンバーの声を聞くことの大切さを学べました。個人の能力では限界があるんです。“この市場規模だとこの国で事業を展開したほうがいいね”と思いついても、突き詰めると“コストがかかりすぎて不適切”ということが分かる。そのときに、“それならこのデータを新しく集めよう”と提案してくれるメンバーもいたりして。
同じ数字の表でもメンバーによって見え方や意味付けが全く違っていたんですね。自分の意見を押し通すのではなく、グループの仲間の声をいかに取り入れるかが大切だと感じました。時間配分や複数人と長時間議論する難しさなど、グループワークは実際に体験してみないとわかりません。そして体験した今だからこそ、次に何をすべきかの課題も見えてきました」
ロジックだけではダメ!PwCの採用担当が伝えたい「聞く力」
グループワークで学生たちが感じる課題、それを解決するために必要なのは「“聞く力”です」とPwCの採用担当Sさんは語ります。そしてそれは、コンサルタントに求められる能力でもあるのです。
「お客様の話をしっかり聞けているか、メンバーの声をきちんとキャッチできているのかなど、それが“聞く力”です。コンサルタントはチームで行う仕事なので、聞く力が何より大事なのです。
就活でのグループワークも、主張や指摘をすればいいと思われがちですが、それよりも議論を建設的なものにするために、相手の話を聞いて、理解を示して、別の視点からの意見を言うことが重要になります。そうすれば、相手も嫌な気持ちにならず、建設的に話を進めることができるのです。就活でのグループワークで求められるのもまさにそうした能力です」
コンサルタントというとクライアントに対して鋭いロジックを展開し、課題解決へと導く話術の達人というイメージがありますが、それよりも人の話を聞く力が大切なのだと、PwCは伝えます。
スキルだけではまだ足りない。キャリアを考えるロールモデルの存在
グループワークを終えた学生たちはプレゼンテーションに入っていきました。
他グループ、そしてベテランコンサルタント2名の前で、発表を行う学生たち。ベテランコンサルタントからは「そのコストをかけると成果がでると話しているけど、それはどういった根拠から?」、「その提案であればこのコストがかかるけれど、それは考えた?」など、難度の高い質問が飛んできます。
「本当に難しかったです。グループワークはやってみないとわからないことが多くあるなと感じました。今回は時間やデータという制約条件が与えられて、その中でどう成果を上げていくかという課題なのですが、始めた時点では時間配分や役割分担の重要性に気づけていなくて、だからこそアジェンダもしっかり作ることもできませんでした。ですが、今回のプロのコンサルタントから指摘を頂いた経験で、次回どうすべきかの課題がしっかり見えましたし、自信にもつながったと感じます」と、話す学生のCさん。
現場を経験してきたコンサルタントならではの視野の広さと鋭さを、学生たちは肌で実感していました。
プレゼンテーション発表後にはチューターとしてついていた若手コンサルタントから、学生1人1人にフィードバックが行われます。実はここに、PwCがインターンシップを通じて学生たちに伝えたいことが表れているのです。
インターンシップで若手コンサルがチューター役を担う意味
採用担当のSさんは語ります。
「インターンシップのチューターは、新卒1、2年目といった、若手社員が担当しています。そういう年次の近い社員の方が、学生さんの今の心情を汲み取りやすく、今後のキャリアについて悩む学生に親身に寄り添うことができると考えています。
また、学生にとって若手社員は、ただ年齢が近いだけじゃなく、コンサルタントとしてきちんと現場に出ていて経験もスキルもある人間なので、自身が社会に出た時の身近なロールモデルにもなり得えます。
だからこそ、親近感も得られるし、尊敬もできる。そういう人と学生さんが出会うことで、今後のキャリアプランについてもっと具体性をもって、考えるきっかけになればと考えています」
実際、若手社員との関わりを積極的に持たせることで、学生たちによるインターンシップの満足度も飛躍的に上がったといいます。
面談を通して「気づけていなかった自分」に気付く
チューターとの面談を終えて戻ってきた学生たちからは、「自分では気づけていなかった短所を確認できた」、「とにかく的確だった」などの声を聞くことができました。
特に若手コンサルタントとの面談を終えたDさんは、
「視野がすごく狭くなっていました。もう少し全体を客観視できる能力が必要と感じています。チューターからは、自分の長所と短所を見抜いてもらえ、それを改善するための具体的な行動指針も提示してもらえたので、嬉しかったです。
自分とそんなに年齢も変わらない新卒数年目の方でしたが、現場を担当しているコンサルタントとの大きな違いを感じました。自分の改善点や、目指すべきコンサルタント像を見つけられたので、就活にも自信をもって臨めそうです」
と語ってくれました。
PwCのインターンシップは1日間でも濃密!忙しい就活生も参加できる
グループワークを終えた後は、学生同士やPwCの社員と交流を深めることのできるレセプションパーティが開かれました。歓談を楽しむだけでなくプレゼン成果のランキング発表も行われます。
PwCのインターンシップは、多用な人材が集まり、あらゆる角度から問題解決に挑むというもの。それが1日間という気軽に参加できる日程になっているので、色んな人や企業と出会い、就活を有意義なものにしたいという学生にとっても最適なものとなっています。
「コンサルタントには興味がなかった。でも今は憧れの存在」
「コンサルタントには特に興味はありませんでした」
そう語る学生のEさん。外資コンサルがインターンシップを開くのでなんとなく受けてみたといいますが、インターンシップを終えた後はPwCに対する印象が大きく変わったと言います。
「グループでプロジェクトを達成する経験を通して、コンサルタントの業務に魅力を感じました。課題について考え抜き、仲間と協力して価値を生み出すというのは何物にも代えがたい体験です。また、PwCの上の立場の方とここまで交流できるとは思っていませんでした。貴重なお話が聞けただけでなく、自分のキャリアについて話すときも真摯に聞いてくださり、とても嬉しかったです。外資コンサルはもっとお堅いイメージがあったので、学生一人一人に声をかけるなど、とても気さくな方が多かったことも意外でした」
PwCのインターンシップは、キャリアの指針を再考し、企業ごとの価値を見極める学生たちにとっての成長の機会となってくれるのです。
PwCのインターンシップに参加して見えてきた「学生たちの次なる指針」
グループワークと、コンサルタントによる1対1のフィードバック。PwCのインターンシップに参加することで学生たちは、「聞く力」を養い、就活を成功させるためのスキルを身に付けることができるほか、今後のキャリアについて具体的に考えるきっかけを手にできることがわかりました。それは、「学生たちにとっての最適なキャリアを見つけてほしい」という、PwCの姿勢の表れでもあります。PwCのインターンシップは、コンサルタントに興味のある学生たちだけでなく、自分の就活を成功に導きたい全ての方におすすめです。
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