ローン契約で一般的に利用できる種類とその金融商品の特徴

2017年1月16日2020年3月31日ローン, 金融

住宅ローン：住宅を購入する際に契約できる金融商品

様々な種類のローンが存在する現代、商品を一躍一般的な金融商品として周知させた最大の担い手が、この住宅ローンという商品です。その名称通り、住宅を購入する際に契約できる金融商品で、数百万円～数千万円という巨額な資金が必要な住宅の購入費に充てることができる種類のローンになります。金融機関が取り扱う商品のほか、住宅金融公庫など住宅ローンを専門的に取り扱う機関からも様々な商品が提供されています。

種類の中では割安な金利が魅力的

住宅ローンでは、一般的な利用者でも数千万円単位の金額を1度に契約するため、返済には20年から30年程度の期間が必要になるなど、その契約期間も長大です。このため、住宅ローンは他のローン商品と比べ、比較的金利が安く設定されているのが特徴です。割安な物では1％～2％のものもあり、一般的な住宅ローンでも3％前後の割安感のある金利設定が成されています。また、金利以外にも様々な特徴に応じた種類が設置されているのも、この種類のローン商品ならではの特徴の1つです。

自動車ローン：自動車を購入する際に契約できる金融商品

住宅ローンと共に、多くの市民層に利用されている商品の1つに当たるのが、この自動車ローンです。マイカーローンという名称でも親しまれており、住宅ローンを上回る様々な種類や特徴を持ったローン商品が提供されています。一般的には数十万円～数百万円の自動車ローン商品が広く利用されているほか、最近では高級車や高級ブランドも増加しているのを受け、1,000万円を越える借入が可能な種類の自動車ローンも登場しています。

店頭でローンが即利用開始できる

自動車ローンの最も大きな特徴といえるのが、自動車販売店で自動車の購入と同時にローン契約が結べるという点です。これは、自動車を販売する自動車メーカーが独自にクレジット会社を傘下に収めており、自動車の購入者を対象としたローン契約の同時提供を行っているためです。このことから、自社の商品を購入する消費者に対して、金融機関で借りるよりも割安感のある金利設定をしている種類の物や、ローン契約によって様々な特典を加味した種類の物もあるなど、幅広いニーズに対応した商品が提供されています。また、金利も5～10％の物が一般的なほか、期間限定で1％という低金利で貸し出せます。

カードローン：カードを用いてお金が借りられる金融商品

生活に密着した種類のローン商品として、近年、その利用者を急激に増加させているのが、カードローンです。カードローンとは、ローン専用に設けられたカードを用いてお金が借りられる商品のことで、ノンバンクが先駆けてサービスを開始しはじめたほか、最近では大手金融機関からも様々な種類のカードローンが誕生しています。

ローンでありながら借りやすいのが魅力

カードローンの最大の特徴となるのが、その借りやすさです。自動車ローンや住宅ローンでは、借りる際に所定の審査を受けた上でクリアする必要があり、借りる毎に審査を受けなくてはいけません。ところが、このカードローンという種類では、ローン専用のカードを申し込む段階で審査が行われます。1度カードが発給されれば、以後は原則として審査が行われないので、限度額の範囲で何度借りても審査が行われず、即日から翌日には希望の金額が借りられます。また、同じく借りやすい種類のローンとして人気の、クレジットカードのキャッシングと比べても、金利が割安に設定されている点も特徴です。

ローンには「住宅」「自動車」「カード」など利用目的や商品内容に応じて様々な種類がある

多額の費用が必要な商品の購入時にその存在感を発揮するのが、ローン契約です。住宅ローンをはじめ、自動車ローンや教育ローンなど、様々な目的に合わせた種類のローン商品が販売されており、生活に身近な存在として定着しています。また、更に借りやすい新たなローン商品としてカードローンも注目されており、気軽に借りて手軽に返済できるサービスとして注目されています。