エレガントとエレガンスという表現における意味の違いと使い方
エレガントは形容動詞であり「エレガントな人」という使い方をする
エレガントとエレガンスの一番の違いは、言葉としての種類の違いでしょう。エレガントは形容動詞ですが、エレガンスは名詞です。つまり、本来この二つは使われ方がまったく使い方が違うものなのです。誰かの事を品があると言いたい時、エレガントの場合は、「あの人はエレガントな人」というような表現になるのです。
エレガンスは名詞であり「エレガンスがある」という使い方になる
対してエレガンスで、その人の事を品がある人と表現したい時には、「あの人はエレガンスがある」という風に表現しないとならないのです。これが、名詞と形容動詞の違いだと言えるでしょう。このあたりの違いをきちんと理解している人が少ないので、日本においてエレガンスもエレガントも同じような使われ方をしてしまうのです。
エレガントは上品である姿・形を表す
エレガントとエレガンスの違いには、もう一つ決定的な違いがあると言えるでしょう。エレガントを日本語訳にすると、上品である様といったような訳になります。これがどういうことかと言いますと、エレガントは、主に何かの姿・形が上品である際に使われる言葉になるのです。対して、エレガンスはそうではありません。
エレガンスは優雅さ・上品さという意味
エレガンスの意味は、名詞ですので優雅さや上品さという意味になります。それはつまり、姿・形の事を言っているのではなく、優雅さや上品さという概念のことをいっているのです。やはり、エレガンスとエレガントの意味は、厳密に見ていくとまったく違うといっても過言ではないでしょう。
エレガントは人の外見を指しエレガンスは内面を示す
こうしたことから見ていくと、エレガントは主に人の外見等を指し示す言葉で、エレガンスという言葉は、人の内面等を指し示す言葉だと分かるでしょう。大は小を兼ねるではないですが、エレガンスは、外見的な言葉に当てはめることも出来ます。エレガントとエレガンスの意味の違いが分かりづらくなる原因といえるでしょう。
意味を理解して使い分けると考えやすい
なので、きちんと言葉の意味を理解して、これからは使い分けるようにすると、エレガンスもエレガントも正しく使い分けることができるようになるでしょう。もっとも意識して使い分けたところで、きちんと相手に理解してもらえるかどうかは不透明ともいえます。ただ、それでも違いをきちんと理解している人からは、評価してもらえる可能性が高いでしょう。
エレガントは外見・エレガンスは内面の上品さを表すという違いがある
意外とわからないエレガントとエレガンスの違いのご紹介でした。その違いについてここではいろいろと紹介してきましたが、エレガントとエレガンスは、内面と外見の優雅さの違いだと思っていれば概ね問題ないでしょう。そうして上手く使い方をマスターしていくと、形容動詞と名詞の違いを理解することができます。
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