自信過剰な人の特徴とうまく付き合う攻略法【例文付き】
自信過剰。それは自信を持ちすぎて自慢ばかりする人の特徴です。周囲にいたら厄介なもので、忙しい時に聞かされる自慢話にはうんざりします。そこで、自信過剰な人の特徴を知り、うまく付き合っていくための攻略法を見ていきましょう。
何かと自慢してくるあの人は“自信過剰”
日本社会では多くの人がつつましく生きています。自分を必要以上に大きく見せず、周囲に歩調を合わせた暮らし方です。しかし、ごくまれにこれでもかと自分を大きく見せようとしてくる人がいます。それこそが自信過剰であり、必要以上の自信に満ち溢れた存在なのです。
とにかく自分に自信がある
自信過剰な人はとにかく自信を持っています。それとセットで自慢話が大好きです。自らの実力や魅力に対する自信は、揺るぎようがないほど強固なものといえるでしょう。一度味をしめると、周囲に自慢せずにはいられなくなってしまうのです。
しかし実態は伴っていない
上記で挙げた人たちには、とても残念な点があります。それは、実力を伴わない自信である場合が非常に多いからです。自信過剰の意味は本来の実力を見誤って、過大評価をしているという意味です。つまり、単に見栄を張っているだけの場合が多いといえるでしょう。
自信過剰の意味
自分の本来の実力や地位などを見誤っており、過剰なまでの自信を持っている。自分を過大評価しがち。
自信過剰な人のどうでもいい自慢話しTOP5
自信過剰な人は常に自慢話をしてきます。しかし、聞かされる方にとってはどうでもいい内容ばかりです。ここでは自信過剰な人から聞かされやすい、定番の自慢話をまとめてみました。
1.仕事ができる自慢
最も多い自慢の内容は仕事に関するものです。他の社員よりも成績を上げたとか、完成させた製品のクオリティが高すぎるとか、自分の実力を誇示しようとするものばかりでしょう。聞かされる側は「その仕事での偉業、本当にすごいものなの?」という疑問がわくばかりです。
仕事ができる自慢の一覧
• 売上成績が高い
•製品のクオリティが高い
• ノルマより多くこなした
• 書き上げた文章がすばらしい
2.大企業の社員自慢
友人などに多く見られる自慢の1つに、大企業に勤めているというものがあります。本人の手柄というよりも、給料面や福利厚生など企業の特徴を自慢するものばかりです。特に給料の格差による自慢話は、知らず知らずのうちに他人を傷つける原因にもなります。
大企業自慢の一覧
• 年収が高い
• ボーナスが出る
• 福利厚生が充実
• 年休130日以上
3.コミュ力自慢
自分には沢山の人脈があるという、コミュニケーション能力に関する自慢も多いです。しかし、友人や知り合いがすごい人だとしても、有名人でもない限りは関係のない話。非常にどうでもいいと感じてしまいますよね。
コミュ力自慢の一覧
• Facebookの友達が1.000人いる
• Twitterのフォロワー数が20,000人いる
• 友人の友人が芸能人
4.お金持ち自慢
聞いてもいないのにお金の話をしてくる人って、とてもいやらしいですよね?給料が高いとか実家がお金持ちであるなど、金銭面の自慢は多くの人が不愉快になります。同じ職場でも給与には個人差があるため、同僚からこんな話をされたのではモチベーションも下がってしまうでしょう。
お金持ち自慢の一覧
• 給料が高い
• 実家が資産家
• 土地を持っている
• タワーマンションに住んでいる
5.彼女(彼氏)自慢
プライベートな自慢として、恋人のことをやたら話したがる人もいます。自分の彼女(彼氏)は美形で頭もよくて性格もいい。どや顔でそんな話をされても、信じる要素もないし、そもそも聞きたくもありませんよね。自信過剰な人は自分だけでなく、人間関係にまで絶大な自信を持っているのです。
恋人自慢の一覧
•容姿がいい
• 性格がいい
その自慢はすべて薄っぺらい
自信過剰な人は自分の素晴らしさをみんなに知ってほしいと強く感じています。しかし、彼らの話にはどれも重みが感じられません。そう、薄っぺらいのです。ペラッペラの話には信ぴょう性があるか疑わしく、聞いているほうも??となってしまうのです。
本当はあんまり仕事のできない人
数々の自慢話も本当かどうか非常に疑わしいものです。職場など身近にいる自信過剰ぎみな人の普段の行動を観察してみてください。実はあまり要領がよくなかったりするもの。本当は仕事ができないけれど、それをごまかすために大げさな話しにしているという訳です。
事実に対して過剰に装飾されている
自信過剰な人の過剰すぎるほどの自慢話。実は事実に対して過剰なまでに装飾が施されている場合が多々あります。「社内の売上が1位になった!」という自慢も、実は月や週単位ではなく、ほんの1時間程度だったかもしれません。1位になったという事実を誇張して自分を大きく見せようとしているのです。
話がどこまで本物なのか判断に困る
自慢話の内容まで過剰すぎると感じてしまう場合、どこまでが本当なのか判断に困ります。少しだけ飾っただけならよいものの、完全に嘘だったりした場合は話しを聞くだけ無駄ですからね。薄すぎて他の同僚との笑い話のネタにもできません。まさに、時間のムダです。
自信過剰な人は自信がないのかも
本当は嘘なんじゃないかと思うほどに大げさすぎる自慢話の数々。自信過剰な人は一体何を考えてこのような自慢をしているのでしょうか?その本質は自信の無さから来ているのかもしれません。自分を大きく見ようとするばかりに、大げさな自慢に走ってしまうのです。
自分を大きく見せたい心理がある
本当は無力で卑小な自分を認めたくない、周囲に悟られたくないという強い想いから、自分を大きく見せたいという欲求が働いている場合もあります。自信過剰な人は自分の実力を見誤っている節がありますが、実は薄々、実力の無さに感づいているのかもしれません。
挫折の経験を引きずっている
自分を大きく見せたいという心理には、幼少期の挫折経験が大きく影響しています。これには2つのパターンがあり、1つ目はひどい挫折を経験した場合、2つ目は一度も挫折を経験しなかった場合です。 1つ目の挫折を経験したケースでは、体育の授業で自分だけ逆上がりができず、集団の中で馬鹿にされたなどの経験が深く心に残っています。自分は完璧にならなければならないという心理が、大人になってから自信過剰という形で現れたのです。
2つ目は、正反対に大きな挫折を味合わなかった場合です。人より劣るという経験がないため、自分は常に完璧な存在だと思い込んだまま成長していきます。このように、異なる条件下でも自信過剰な性格は形成されるようです。
周囲から認められたい欲求が強い
人は誰もが他人から認められたいという意志を持っています。マズローの欲求五段階説における、4段階目の「承認欲求」によるものです。社会や周囲から尊敬される人間になりたいという思いが人一倍強い場合、自信過剰という形で顕在化します。
本当の実力者は自慢などしないもの
今度は別の視点から見てみましょう。本当に実力のある人を思い浮かべてみてください。学生時代の恩師や、職場の尊敬できる上司などです。いなければ歴史上の偉人でも構いません。彼らは自分のことを周囲に自慢していたでしょうか?そうではなかったはずです。本当に実力があることを自他ともに認められている人は、そもそも自慢をする必要すらありませんよね。自慢することに必死な自信過剰な人は、自らの弱さを隠そうとしているのかもしれません。
自信過剰な人への攻略法・基本編
職場にいると面倒だなと感じる自信過剰な人ですが、よくよく考えてみると愛しいと感じられる部分もありませんでしたか?本当の自分を悟られないために、過信してしまっている。そんな自信過剰の人とのうまい接し方を紹介します。うまく攻略してみてください。
仕事をしながら聞いているふりをする
同じ職場に居た場合は、自慢話が始まっても作業の手を止めないようにしましょう。一応聞いている振りをしながら目の前の仕事に集中してください。適切なスルースキルを身につけることで、相手を傷つけずに済ませられます。
適度に相づちを打ち「へぇ~」
スルーし過ぎていると、いずれは話しを聞いていないことがバレてしまうでしょう。そこで、発言の途切れる適度なタイミングで相づちを打ってみてください。「へぇ~」「そうなんだぁ」といった、否定も肯定もしない程度の発言がベストです。相手は否定も肯定もされないので、しばらく話すと飽きて離れていくでしょう。
適当な相づちの打ち方のコツ
「へぇ~⤴」ではなく「へぇ~⤵」のように語尾を下げましょう。適度に関心の無さが伝わるようにしてください。
10回に1回くらいは少しだけ褒める
中身のない自慢話は適度にあしらうことが効果的ですが、仕事のパートナーや適度に繋がりがある人だと少し面倒です。こちらが関心を持っていないことが伝わると、仕事にも支障が出るかもしれないからです。そこで、10回に1回くらいでいいので、ほんの少しだけ褒めてあげましょう。「すごいっすね~⤵」のように、ほめ過ぎず、無関心過ぎずのベストなバランスを身につけてください。
自信過剰な人への攻略法・実践編【階級別】
攻略法の基本編を習得したら、次はいよいよ実践編です。会社は縦社会のため、自信過剰な人にも立場の違いがあります。その点を意識した対応が、社内での当たり障りのない安定した生活を可能にするでしょう。
自信過剰な上司の攻略法
まずは上司からです。自信過剰な上司に対しては、あまりに適当にあしらい過ぎると面倒なことになりかねません。機嫌を損ねて評価を下げられようものなら目も当てられませんからね。そこで、好感度の高い返事でやり過ごして。機嫌を損ねて評価を下げらみましょう。基本的にすべての話を肯定してください。満足して去っていくまで笑顔も忘れずに。
自信過剰な上司との会話例
上司「俺がこの前釣り上げた魚がさぁ~、70cmくらいあってさぁ~」
自分「それはすごいですね!」
上司「だろ~、すごいだろぉ~」
自分「確かにすごいです」
自信過剰な同僚の攻略法
入社時期による先輩後輩はありますが、自信過剰な同僚に対してはあくまでドライに接しましょう。自分はそんなに興味はないけれど、一応聞いておくというスタンスを忘れないようにしてくださいね。人間関係を円滑に進めるためにも、邪険に扱うのは避けましょう。
自信過剰な同僚への会話例
同僚「俺の実家が金持ちでよ~」
自分「そうなんだ、すごいねぇ」
同僚「車も3台持っててさぁ~」
自分「へぇ~(地方だと普通なんだけどなぁ)」
自信過剰な後輩・部下の攻略法
自分の部下や後輩が自信過剰なタイプだった場合は、しっかりと指導をするのも上長や先輩の役目です。社内での自慢なら許せるものの、取引先や顧客の前で自慢話をされたのでは、こっちまで青ざめてしまいますよね。会社の信用や売上を落とすことにも繋がりかねないため、自慢をしたいなら場所を踏まえて行うように徹底させてください。
自信過剰な後輩・部下への会話例
後輩「先輩、俺の彼女の写真みます?」
自分「見ないよ…」
部下「すごい文章が出来上がっちゃいました!」
自分「それ、ただの会議の議事録だから…」
自信過剰な友人への攻略法
一旦職場を離れ、友人などのプライベートな関係にある自信過剰な人への対応も覚えておくとよいですよ。仕事外でも延々と自慢話を聞かされたのでは、ストレスのはけ口を失ってしまいます。 退社後や休日の時間を一緒に過ごす仲間だけに、付き合いを続けるためにも程よく受け流していきましょう。
自信過剰な友人への会話例
友人「今日の私の服かわいいでしょ?○○ってブランドの服で、限定100着しか売ってないんだよ」
自分「へぇ~、すごいね。良く似合ってるよ♪」
自信過剰な人の自慢話を真剣に聞くとエスカレートする!適度に流すのが最大の攻略法
身近にいる自信過剰ぎみな人への対応は、基本的に冷静に行いましょう。あまり真剣に聞きすぎたり、反応しすぎたりすると、かえってエスカレートさせてしまいます。紹介した攻略法を使い、相手の立場や関係性に合わせてうまく対処していきましょう。
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