身内に不幸があった上司への弔電・葬儀マナー【例文あり】
上司の身内に不幸があった際の弔電対応
上司の身内に不幸があった場合は弔電を打つことがあります。その際には、弔電についてのマナーや注意点に気を付けてください。
まずは、個人で打てば良いのか、会社で打てば良いのかの判断についてです。失礼にならないよう、弔電のマナーを覚えてましょう。
個人ではなく会社全体で弔電が基本
個人の弔電は会社というチーム内の人間関係を変にします。個人的な弔意は通夜や葬儀・告別式に参列することで、表せばいいのです。会社全体からの弔電という形をとりましょう。
上司の身内に不幸があった時の弔電の送り主の名は「○○株式会社△△部(××課)」です。部署名のあとに「一同」といれるのも良いでしょう。上司の身内に不幸があった際の弔電は、通夜前日までには届くよう、早めに電報の手配をしましょう。
書き方としては、
・父親の場合は「ご尊父」
・母親の場合は「ご母堂様」
・上司の夫の場合は「ご主人様、ご夫君様」
・妻の場合は「ご令室様、ご令閨様」
・息子の場合は「ご子息様」
・娘の場合は「ご息女様」
・祖父母の場合は「ご祖父様、ご祖母様」
となります。
仕事関係者がセクションとして送る弔電ですから、よけいな言葉を添えず「部署として弔意を表している」ということが、上司に伝わればそれでいいのです。
身内に不幸があった上司の葬儀に参列する際の礼儀
上司の身内に不幸があれば、ご香典、お通夜、葬儀、告別式などそれらの事について失礼のないような対応をする必要があります。基本的なルールはおさえておきましょう。
香典の相場は自分の年齢と関係性によって変わってくる
香典の相場は、勤務先の上司なら3千円、あなたが40歳以上なら5千円、50歳以上なら1万円。とても大変お世話になった勤務先の上司なら1万円(関西なら5千円)と言われています。
多すぎても少なすぎても失礼にあたりますので、気を付けてください。
葬儀・告別式のマナーは通夜と同じ
上司の身内に不幸があった際の弔問マナーも、通夜とほぼ同じと考えてよいでしょう。
通夜と違い昼間に行われます。取引先との約束などがあれば、仕事を優先すべきですので、その場合は通夜に参列しましょう。上司も、部下たちの仕事を気にしているはずです。
通夜に参列したのであれば、翌日の告別式は欠席しても問題ないでしょう。
身内に不幸があった上司に対するメール対応
上司の身内に不幸があればお悔やみメールを送信するケースもあるでしょう。その場合のメール対応について紹介します。通常のメールとは少し異なりますので、覚えておくと良いでしょう。
メールの前置きに悔やみの言葉を
お悔やみメールの件名は「件名:(名前)よりお悔やみ申し上げます」のように、相手にすぐお悔やみメールだと分かるようにしましょう。さらには前置きなしで、はじめからお悔やみの言葉を述べましょう。以下、例文です。
○○株式会社
○○部○○様
このたびはお身内にご不幸があったと伺い、本当に驚いております。ご母堂様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。心身ともに大変な時だと存じますがくれぐれもご無理をなさいませんように。
本来であれば直接お目にかかりお悔やみを申し上げたいところではございますが、略儀ながらメールにて失礼いたします。
最後に「返信は不要です」を加えるとなお良いでしょう。
相手の上司も対応に追われていることが想像できます、できるだけ簡潔にまとめたメールを送るのが礼儀です。
身内に不幸があった上司には個人ではなく会社全体での弔電がマナー
上司の身内に不幸があった時、自分が会社内の部下をとりまとめる事もあります。社会人として恥ずかしくないよう、間違いのないしっかりとした対応を取りましょう。
弔電を打つ際は、個人ではなく会社全体からという形をとりましょう。個人からの弔意は、その後の葬儀などで表せば良いのです。あくまでも、全体を代表してという気持ちを忘れないでください。
葬儀だけでなく、同じ部署の関係者による冠婚葬祭は仕事をしている上でつきものです。もう一度、社会人としての礼儀を確認をしておきましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません