上司の機嫌を損ねずに間違いを上手く指摘するコツ
上司の機嫌をそこねずに間違いを指摘するコツ
業務に多大な支障をきたすような間違いなら指摘せざるを得ません。しかし、小さくてそれほど問題にならないような間違いならば、いっそ自分の心の中にしまって見なかったふりをするのが一番という場合もありますが、難しいですね。
しかし、どうしても間違いを指摘したい場合はどうすればいいのでしょうか。メールや手紙・口頭で伝える際の間違いを指摘するコツを集めてみました。
上司の間違いを指摘する重要さ
組織とは、特定の目的・目標の達成に向かって推進する集団の事を言います。上司とメンバーというのは、あくまでその集団における役割の差でしかありません。上司は経験や知識をもって皆さんの事をマネジメントしますが、それは決して間違いを犯さない、というわけではないのです。何かあなたから見て気づいた上司の間違いがあれば、それは指摘し、よりよい解決策を確認しあいましょう。 ただその時に、間違えてますよ、とは言いにくいもの。そんな時は「そもそもの目的を確認させてください」とやり方ではなく、目的の確認を行うことで気づいてもらったり、「こんなやり方もあると思うのですが」と代替案をセットで提案するなどして、よりよい状態を目指したいものです。
上司の間違いを指摘する時は良い点も伝える
メールなどで上司に間違いを指摘すると、自分が非難されているように受け取る上司もいます。そのため、メールで間違いを指摘する際には、良いと思った点もしっかり上司に伝えることによって、メールで間違いを指摘した相手から反感を買わないようにすることが出来ます。
「業務上必要な指摘だ」ということを示す
上司のミスを指摘する場合において、理解不足とすることで上司を責めないようにしましょう。少なくとも「責める意思」が無いことを伝えるといいです。また、『お時間下さい。』というクッション言葉を入れることで、「この件を上司に報告する実際的な理由がある」=「嫌味じゃない」ことを伝えられます。
指摘するタイミングをはかる
上司がイライラしていた場合は、せっかくミスを伝えても聞いてくれない可能性がありますので、上司へミスを指摘する際には、タイミングも重要です。また、ミスを指摘する時にタイミングによっては間違っていると分かっても、聞き入れずにミスを指摘したことに対し文句を言ってくる場合があります。その時は上司に何を言っても仕方ないので、どうしてもミスを指摘する必要がないことはミスを指摘しないことをおすすめします。
「言い方」「場所」「気持ち」を意識して間違いを指摘
まず間違いを指摘するコツについて見ていきました。メールや手紙・口頭などで指摘する際には、上記を活用してみてください。ただ、上司のミスの指摘に代表されるように、メールや口頭などで相手のプライドに関わるミスを指摘する場合は「言い方」「場所」「気持ち」の3つに注意した方がいいです。
適切な場所はメール・メモ・トイレ等
人前では上司の立場がありますので、メールなどを使用してなるべくこっそりと、さりげなく指摘するように心がけてください。あくまで自分から偶然を装い、きっかけを作ることも時には必要。上司がトイレへ席を立った瞬間、自分もあとから立ち、トイレ前で待ち伏せる。会社の外でバッタリ会ったようにみせかける。どうしても人前で言わなければならない場合、耳元でコッソリ言うか、メモを渡します。場合によっては携帯のメール機能を使いミスをメールでこっそり指摘する方法もあります。
「私はあなたを思っている」事を伝える
上司のミスを指摘する時だけに限らず、相手を責めたり、短所を指摘するというのではなく、「私はあなたを思っているからこそ伝えます」という気持ちが重要です。メールで伝える場合は文章だけになるため、何とか言わなくてもわかってもらえればいいですが、どうしても言わなければならない場合は、誠意を持って伝えることが大事です。そうすることで、上司もミスを指摘したあなたの気持ちを汲んでくれるはずです。
間違いを指摘して上司のミスを正すには「業務上必要」であると示す!
メールや口頭で間違いを指摘して上司のミスを正すには「業務上必要」であるのを示す必要があります。あなたがミスを部下や後輩から指摘される時はどのような形、タイミングが良いのでしょうか。メールでこっそり伝えてほしい場合もありますし、メールなどは頻繁に確認しないからメモを直接渡してほしいという場合もあるでしょう。上司にミスを指摘する時も、その事を考えて指摘すれば問題は少ないと思います。
そして今回ここに記した事を踏まえて指摘することで、上司との関係も悪くなる事なくミスも直してもらえるはずです。メールや手紙、口頭などミスを指摘する際には、どんな場面であっても気持ちや気配りは大切ということです。
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