エネルギー管理士の試験に合格するための効率的な勉強方法
エネルギー管理士試験の合格率は25%前後
エネルギー管理士の試験の合格率はおおよそ25%前後です。年度によって合格率に違いはありますが、決して易しい試験ではありません。エネルギー管理士の資格の取得方法は2つあり、国家試験を受験する方法と、認定研修を受講し修了試験を受験する方法とがあります。後者の修了試験は、本試験より難易度が易しいとの意見も聞かれましたが、エネルギー管理士の試験を確実に合格するには効率的な勉強方法を習得する必要があります。
試験は必修1つ・専門から3つの全部で4課目
エネルギー管理士の試験は4課目の知識が問われます。必修課目から1つと専門課目から3つです。必修課目ではエネルギー管理の総合的な基礎知識が問われ、試験を受験する際必ず受けなくてはいけません。専門課目では「熱分野」と「電気分野」のどちらかを選択でき、選択した分野から3課目出題されます。当然ながら専門課目でどちらの分野を選択するかで、購入する参考書や問題集、勉強方法などは違います。エネルギー管理士の勉強を始める前にどちらを選択するか決めておきましょう。
勉強方法として過去問の繰り返しが有効
エネルギー管理士の試験は過去の試験と似た傾向の問題が出題されることもあり、過去問を繰り返し解く方法が最も効率的な勉強方法と言われています。そのためテキストで基礎知識を固めたら、何度も過去問を解き、出題方法や解答形式に慣れておくことが大切です。過去問で最低でも80点、出来れば90点は平均して得点できるくらいのレベルに持っていくと、エネルギー管理士試験の合格はグッと近づきます。
完璧を目指すのではなく広く浅くの勉強方法が大事
また、試験範囲をすべて完璧に抑えようとする勉強方法だと、時間がいくらあっても足りなくなります。エネルギー管理士の試験は4課目それぞれにおいて60%の得点率で合格です。そのため、ひとつの課目の勉強に時間を割くのでなく、4課目満遍なく勉強を進めていきましょう。もし苦手な課目が出てきたら、あまり追求はせず次の課目の勉強に進んだほうが効率的ですし、勉強方法としても無難です。
過去問を丸暗記する勉強方法は良くない
過去問から似た問題が出題されるからといって、問題形式や解答を丸暗記する勉強方法はよくありません。過去問を使っての勉強方法で大切なことは、問題そのものを覚えるのではなく、解答に至った理論や公式を覚えることです。過去問を使用しての勉強方法が主であるエネルギー管理士の試験勉強においては特に注意しましょう。
専門課目は熱分野を選択した方がスムーズに勉強できる
前述のように、専門課目は電気分野と熱分野から選択ができます。試験勉強を進めていくにあたり、自身が得意な分野を選択し試験勉強に取り掛かるのが、勉強方法として効率的です。ただ、エネルギー管理士の試験は一般的に電気分野より熱分野の方が、問題としてとっつきやすいと言われています。どちらを選択するかで迷っている場合は、熱分野を選択したほうが勉強をスムーズに進めていけるかもしれません。
エネルギー管理士の試験は広く浅く過去問を繰り返す勉強方法が最も効率的
エネルギー管理士になるための効率的な勉強方法をみてきました。みてきたように、エネルギー管理士の試験は、過去の試験問題から似た傾向の問題が出題されることも多いので、過去問を繰り返し解くことが最も効率的な勉強方法だといえるでしょう。ただその際は、問題や解答を覚えてしまうのではなく、問題で問われている公式や理論を抑えることが大切です。また4課目全ての試験範囲を完璧に理解するのは難しいため、どの課目も7割から8割くらいの理解を目指すと、より効率的に試験勉強を進めていけるのではないでしょうか。
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