目上の人を褒める際に使える言葉

2016年11月29日2020年3月31日言葉遣い

目上の人を褒める言葉①：「目標にする」

目上の人を褒める言葉としては、相手を目標にしていることを伝えるものがあります。相手を目標にするということは、相手がそれだけ能力と実績があり、仕事ができる存在だと意味します。また、目標とするに値する人格や人間的魅力を持っていることでもあります。そのため、目標にしたい旨を伝えるだけで、目上の人を褒める言葉になるのです。

普段からの観察と具体的な表現が大事

例えば、部下が上司を褒める際には、普段から上司の言動をよく観察し、上司のどこが素晴らしいかを知っておく必要があります。また、「課長のようになりたいです」などと漠然と言うよりも、具体的な表現を用いる方が説得力があります。「課長のように、新規開拓でトップの成績を収めながら、顧客トラブルの対応も確実にできるようになりたいです」などと、普段の様子をもとに具体的に述べましょう。そうすると、目上の人を褒める言葉として説得力が強まります。目上の人も、そのような言葉を言われて不快には感じないでしょう。

目上の人を褒める言葉②：「勉強になる」

目上の人を褒める言葉としては、相手の言動が勉強になる店を伝えるのも効果的です。相手の言動が勉強になるというのは、それだけ学ぶに値する所がたくさんあるという事の裏返しです。言い換えれば、相手は才能に恵まれ、経験が豊富で、知識や能力の面で秀でていることを表します。それをお手本にしたいというのは、つまり目上の人を褒める言葉を述べているわけです。

実際に勉強しているまで言えると尚よい

例えば、営業担当の上司と部下がいて、取引先に上司と共に赴いたとします。その際、顧客とのコミュニケーションの取り方、ニーズの探り方、プレゼンの仕方など、学ぶべき所が多々あるでしょう。そこで、「課長のお客様とのやり取りを拝見していて、いつも勉強させて頂いています。特にニーズの探り方は、普段の営業でも取り入れさせて頂いています」などと伝えます。このように、実際に勉強していることまで言えると、目上の人を褒める言葉として真実味が増してきます。このような言い回しを覚えると、目上の人を褒める際に困らないでしょう。

目上の人を褒める言葉③：「感謝を示す」

目上の人を褒める言葉としては、相手の言動に対し感謝の気持ちを伝えるのもよいでしょう。相手が自分を思って何かをしてくれたとします。それは、常に周囲に目を配り、気にかけて、的確に対応してくれているのを意味します。そうした視野の広さや神経の細やかさに対し、感謝の気持ちを述べるのです。そうすれば、相手のそうした資質を認めて、目上の人を褒める言葉にもなるのです。

その助言のおかげで助かった点まで伝える

目上の人を褒める言葉として、感謝を述べる時に、そのおかげで助かった点まで伝えられれば、なおよいでしょう。上司から「もっとこうした方が業務の効率化につながるよ」と助言されたとします。もちろん、その時にも感謝を伝えます。ただ、助言通りにやってみて実際に業務が効率化した時にも、改めて感謝の気持ちを伝えます。「課長のおかげで事務処理スピードがアップしました。ありがとうございます」などと、実際に助かった点まで伝えましょう。このように感謝の気持ちを伝えれば、間接的に目上の人を褒める言葉を述べているのと同様になります。

目上の人を褒める言葉は間接的に伝えるのがポイント

目上の人を褒める際に使える言葉を見ていきました。目上の人を褒める言葉は間接的に伝えると、失礼がなく、かつ気持ちが伝わります。相手を目標にしている点、相手の言動が勉強になる点、相手の言動に感謝の気持ちを持っている点を伝えます。そうすれば、相手がそうするに値する人物であると思っていることが伝わり、褒めているも同然になるのです。表現を工夫しながら、うまく褒め言葉を言えるようにしましょう。