5W1Hを使って文章を書く際の正しい順番
5W1Hの「いつ・どこで」から書く
5W1Hを書いていく順番として、最初にくるべきは、5W1HのWhenとwhereです。「いつ・どこで」というのは、重要度がきわめて高いというわけではないことが多いですが、それは先に提示しておいた方がその先の事も読みやすくなっていきますし、場合によっては「いつ・どこで」によって話の印象や伝わり方が大きく変わることがありますから、先に提示しないとなりません。
情報が整理しやすくなる
「いつ・どこで」が文章の中で先に来ると、情報が整理されるので、その先の事が読みやすくなるのです。例えば何かの年表を想像してみると、分かりやすいです。歴史的な事象について、事実が先に来て、最後に「いつ・どこで」がくるよりも、先に明確にして、その後でその他の5W1Hの事が書いてあった方が、文章は、はるかに読みやすいです。
次には5W1Hの「誰が・何を」がくる
5W1Hで文章を書くときに、その次の順番として来るべきは、「誰が・何を」です。5W1Hの中からWhoとWhatがくることで、結論が先に分かるようになります。その時にどこで何があったのか、それが先にわからず、先に理由やどうやったかを説明されても、何について話をしているのかわかりづらく、すごく読みづらい文章になります。
結論が最後に来ると想像しないとならない
誰が何をしたという結論が文章の最後に来ると、そこまでの文章の内容から、何について話をしているのかを想像しながら読まないとならなくなります。それがどれだけ分かりづらいかは簡単に想像で切るでしょう。だからこそ、文章中に「いつ・どこで」の次の順番でくるべきは、「誰が何を」という、5W1Hの中でもっとも重要度の高い部分なのです。
最後に5W1Hの「何故・どうやって」がくる
5W1Hで文章を書く際の順番として、最後の順番でくるべきなのが、「何故・どうやって」という、5W1Hの、WhyとHowです。これらは、あくまでも補足の説明になります。ですから順番的にこれらの事が先に来るということはまずないのです。文章中では、補足は本来最後に来るべきものですから、その定石によって、WhyとHowは最後に触れるというのが正解です。
順番を崩すと引き付けやすくなる
定石では順番の最後に来るというのが正解WhyとHowですが、あえて文章の最初の方に持ってくるという方法もあります。そうしてあえて5W1Hの最後の順番に来るべきところを最初にもってくると、何の話をしているのだろうと、相手をひきつける効果を持つのです。基本的には相手に伝わりやすく文章を書くことが求められるので、定石通りの順番で書くことが多くなるでしょう。しかし、プレゼン時に使用する資料を作る際などには、あえてその順番を崩すのも面白いです。
文章は「いつ→どこで→誰が→何を→何故→どうした」の5W1Hの順番で書くのが基本
5W1Hを使って文章を書く際には、相手が読みやすくなる順番で書くのが基本です。そしてその相手が読みやすくなる5W1Hの順番が、「いつ・どこで」、「誰が・何を」、「何故・どうやって」、という順番になるのです。これらのことを上手く参考にして、良い文章を書けるようになっていってください。文章を書く力は、社会人にとってすごく大切なスキルですので参考にしてください。
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