「携わる」の敬語は？ビジネスシーンでの正しい使い方

2016年11月29日2020年3月31日敬語

社会人のビジネスマナーとして正しい敬語が使えるかどうかが厳しく見られる

普段の生活を中であまり使うことがないのが敬語などのビジネスマナーです。社会人として長く会社に携わる者であれば当然理解しておかなければいけないマナーですが、新人の場合には簡単には身に付かないのが実情です。そのため多くの企業ではビジネスマナーを含めた研修を行うことで必要なマナーや敬語の使い方を勉強することになります。

手紙と会話でも敬語が変わる場合があるので注意

会社に携わるもので普段利用するビジネス言葉に、おられるまたは、らっしゃるの言葉があります。敬語として使う場合はどちらもいるの尊敬語になりますが、どちらを利用するかはその状況により異なることになります。公的な文ではおられるを利用することになりますが口語的な親しい手紙や会話のときには、らっしゃるを利用することになります。

敬語の苦手意識はパソコンやスマホが原因で生まれた

近年科学技術の進歩により、パソコンだけでなく情報端末機としてスマホやタブレットが利用できます。これらの情報端末機に関しては大変便利で人が手作業で行うよりも早い時間で処理することが可能となります。しかし、これらの便利な情報端末機も昼夜利用することで人の能力の中で特定な分野が疎かになる傾向が表れており、それが漢字や敬語を使う能力です。

新人教育では敬語の使い方を一番に教えるところが増えている

新入社員やビジネス新人研修で大変なのがビジネス敬語などの言葉の使い方です。特に若い世代では、正しい漢字書けないだけでなく言葉遣いも悪い状況にあります。その原因としては情報端末機に頼りすぎている面があります。キーボードを入力することで漢字に変換することができ書き取りの漢字能力が劣ってていることです。この影響によりビジネス敬語などの使い方にも悪い影響が生じています。そのため新人研修等で1からビジネス敬語を指導する必要があります。

「携わる」はそのままでも敬語表現として使える

ビジネスシーンにおいて、｢携わる｣という単語はよく使われています。携わるとは、ある物事に関係することを意味します。また、手を取り合うことも意味しています。｢私は●●の開発に携わっています｣、｢ぜひ御社の企画に携わりたく思います｣といった使われ方をすることが多いでしょう。しかし、難しい言葉であるため、｢携わる｣を敬語で言うにはどうしたらいいかわからないこともあるかもしれません。

目上の方に使う場合は「○○さんが携わられる」

｢携わる｣に似た言葉として｢関わる｣がありますが、｢携わる｣は｢関わる｣よりも対象の物事への関わりが深いことを示しています。そのため、ビジネスシーンでは｢携わる｣を使う方が丁寧であるとされており、｢携わる｣が敬語として使われています。さらに、目上の方に足して使う場合は、｢携わられる｣といったように尊敬語として使われます。

「携わる」はビジネスシーンでそのまま使えるが目上の人に使う場合は尊敬語を使う

ビジネスシーンで頻繁に使われている｢携わる｣という言葉は、物事との深い関わりを意味しています。それだけで敬語としても使われるほど、丁寧な言葉なのです。｢～に関係している｣｢～に関わっている｣ということを話すときは、｢携わる｣を使うのが敬語としてのマナーです。上司やお客様との会話では、｢携わる｣を使うように意識しましょう。