お客様へのお礼状の書き方と効果
お客様へのお礼状は関係を考慮する書き方を心がける
まず、基本の文章の書き方の構成を知ることで、自分なりのお客様へのお礼状を作ることができます。構成に沿って相手との関係性などにも考慮しつつお礼状を書くと良い書き方の文章になります。お客様へのお礼状の書き方の構成は前文、主文、末文、後付けとなり、そこに細かく文章や内容を付け加えていく書き方になります。次の項目で詳しく内容を見ていきましょう。
お客様へのお礼状は前文・主文・末文・後付けで構成する
お礼状の基本的な書き方の構成は以下になります。
【前文】頭語冒頭の挨拶です。時候の挨拶季節や天候に応じて書きましょう。頭語から一文字あけるか改行しましょう。
【主文】段落ごとに一文字下げ、誤字・脱字・改行の位置・敬語の使い方などに注意しましょう。お礼の言葉本文の最初にまずはお礼を明確に述べます。本文お礼などを書きましょう。
【末文】結びの挨拶お礼状本来の目的である感謝の言葉で締めましょう。結語頭語とワンセットで使用する締めの挨拶です。「拝啓/敬具」など。
【後付け】日付・署名会社名・部署名・差出人のフルネームで書きます。宛先本文より少し大きめに、最上段から書きましょう。
お客様へのお礼状では信頼関係を築ける
お客様へのお礼状はお客様や顧客との信頼関係を築くことにつながります。これからもご贔屓にしてください(よろしくお願いします)という気持ちも伝えられるため、できるだけお客様には送るようにしましょう。また、パソコンで書いて送るのでも問題ありませんが、手書きで送ることでお客様に良い印象を与えることもできます。
お客様へのお礼状は2点に気を付ける
以下の注意点を守るとより書き方が丁寧なお礼状を送ることができます。
1つ目:お礼状の内容は簡潔に丁寧なのは良いことですが、長々としすぎる文章では相手が読む気をなくしてしまいますので、基本の形式に従って簡潔に書きましょう。
2つ目:なるべく早めに出す日が経ってしまってからでは、せっかくお礼状を送っても感謝の気持ちがあまり伝わりませんので、早めに出すのが鉄則です。
お客様へのお礼状は相手によって内容を変える
この次の項目で具体的な例文を紹介していきますが、文例を紹介する前に一般のお客様と法人のお客様の書き方について説明したいと思います。一般のお客様(顧客)に対してはできるだけ簡単な言葉で書くようにしましょう。お客様に合わせた文章を書くことも大切です。企業や団体などの法人のお客様(顧客)に対しては、硬いしっかりとした書き方の文章が好印象に繋がります。
お客様へのお礼状の具体的な例文【企業・団体】
(お客様の会社、部署名、名前など)
株式会社○○○ △△部
○○○様
(自分の会社、部署名、名前などを右寄せで)
株式会社○○○ △△部
○○
謹啓
貴社益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。日頃、弊社へ格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 さて、このたびは弊社のサービスをご利用いただき、心より御礼申し上げます。弊社では、(サービス内容やご愛好いただいている内容を記載)弊社のサービスのご利用を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
謹言(右寄せで記載)
平成○年○月○日
(以下を右寄せで記載)
株式会社○○○
役職 名前
お客様へのお礼状の具体的な例文【個人】
(お客様の名前など)
○○○様
(自分の会社、部署名、名前などを右寄せで)
株式会社○○○ △△部
○○
いつも弊社のサービスをご利用くださり、誠にありがとうございます。 このたびご利用いただいた弊社のサービスはいかがでしょうか。弊社では、(サービス内容やご愛好いただいている内容を記載)。お気付きの点や不備などがございましたら、お気兼ねなくお問い合わせください。 弊社のサービスのご利用を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
平成○年○月○日
(以下を右寄せで記載)
株式会社○○○
役職 名前
お客様へのお礼状は相手に合わせた内容の書き方をすると信頼関係を築ける
仕事をするうえで、お客様へのお礼状は大切なコミュニケーションツールとなってきます。できるだけ書き方を知ってお客様へはお礼状を送るようにしましょう。例文や書き方を参考にして、感謝の気持ちや自分の気持ちを伝えてみてください。仕事ではお客様(顧客)との信頼関係が大切です。信頼関係を築く一歩にもなりますので、ぜひお客様へのお礼状の書き方を知って送ってみましょう。
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