公務員になるための地方中級試験の内容と勉強のポイント
地方中級の公務員は短大・専門学校卒業程度
地方中級公務員とは、地方公務員の中で、真ん中のレベルです。大学卒業程度が上級で、初級は高校卒業程度。中級は短大や専門学校卒業程度ということです。中級は初級と同様一般職ではありますが、中堅幹部候補となる可能性も秘めています。初級よりも試験も難しいですが、その分最後の出世のスピードも速いということが言えます。
地方中級公務員の職種
地方中級の公務員の職種は、以下のようなものになります。
◆事務職
一般行政、学校事務、警察事務など
◆資格や免許を持った公務員
司書や栄養士、保育士、臨床検査技師、診療放射線技師など
◆技術職
土木や建築、機械、電気、化学、農業、水産、林業など
中でも技術系の公務員採用枠は非常に少なく、事務系の職種の採用が多いのが特徴です。
地方中級公務員試験の内容は「教養」「専門」「論文」「面接」「適性検査」など
地方中級試験では、一般的に教養試験、専門試験、論文試験が行われます。二次試験としては面接や適性検査が行われることが多いでしょう。ただし、地方中級の試験は自治体によって異なります。自治体によっては、試験を行ってない、専門試験がない、教養試験が記述式であるなど、概要や内容に違いがあるので、確認することが必要です。
地方中級公務員試験は大卒で受験するケースも多い
地方中級公務員試験は短大・専門学校卒程度の内容と言われていますが、上級試験との共通点が多く、大卒の人が受験するケースも多いです。そのため、試験内容は短大・専門学校程度となっていても、合格率は低くなってしまう可能性があります。試験勉強は、試験内容をよく確認するとともに、上級レベルの内容を勉強しておいた方がいいでしょう。
地方中級公務員試験の実施は減っている
現在では、全体的に地方中級公務員試験を実施する自治体が減少している傾向にあります。できれば予備校などで勉強するのが望ましいのですが、中級向けの講座なども少ない状態です。多くの予備校では地方上級公務員・国家公務員対策講座に中級希望者が受講する形になっています。さまざまな予備校を見て、適当な対策講座を探してみましょう。
地方中級だけでなく資格試験にも力を入れよう
短大や専門学校に通っている人は、学科によっては資格取得が必要になってくるでしょう。専門分野の国家資格においては、受験資格に指定されている教育機関を卒業することも条件になっている場合があります。資格試験に合格し資格取得ができていないと、専門分野の知識があってもそれを証明できません。資格試験の勉強も怠らないようにしましょう。
地方中級公務員試験の実施は減っているので上級を見据えて勉強しよう
地方中級公務員試験は短大・専門学校卒業程度の試験内容です。しかし、試験日程などにおいては、大卒の人が受験するケースもあり、地方中級公務員試験の合格率はそれに左右されることがあります。中級専用の対策講座などは少ない傾向にありますが、さまざまな予備校の資料を集めて、自分に合ったレベルの勉強、もしくは上級レベルの勉強をすることをお勧めします。
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