銀行員を目指す上で知っておきたい生活と現状

2016年11月29日2020年3月31日銀行員

銀行員はミスに対して非常に厳しい仕事

銀行員はお金を取り扱う仕事上、ミスに対して非常に厳しいと言えるでしょう。「銀行員の生活は楽でいいよねー」なんて言われることもありますが、楽なイメージのまま仕事や生活をできるかといったらそれは大きな間違いです。お金を扱う現場というのは、ミスに対して非常に厳しいと言えます。お金はその場限りのやりとりなので、証拠は残りません。よって、1円でも不足が出れば大変な大騒ぎになってしまうでしょう。銀行員の生活は楽ではないのです。

お金の過多があった場合は原因の発見が難しい

お金が不足の場合も大問題ですが、伝票などを確認すれば証拠が出てきます。問題は、過多があったときです。お金が過多の場合は様々な原因が考えられるため、問題の原因を突き止めるのはかなり難しいと言えるでしょう。そうならないように、お金の勘定については徹底して行う必要があります。今はお金を数える機械があるので少し負担は減ってきていますが、それでも手作業で勘定をするのが基本です。こうしたお金に関するプレッシャーが付きまとうため、楽な仕事ではないと言えるでしょう。

銀行員の生活が大変と言われる理由の1つは「勘定」

銀行の窓口業務は15時で終わるため、銀行員は帰れる、楽な生活を送れるというわけではありません。実は銀行員の仕事や生活が大変と言われる大きな理由はこれにあると言えるでしょう。それが、銀行員が15時から行う勘定という仕事です。この勘定が早く終わらないと、銀行員は帰れないという大変さ作業だと言えます。

勘定が終わらなければ銀行員は帰れない

勘定とは、朝9時時点の預金総残高と営業を終えた15時時点の預金総残高をオンライン残高と合わせることです。これが合わなければ帰れません。とある銀行員の話では25億円もの金額が合わなかったケースもありますが、このような莫大な金額が合わない場合においては原因究明がしやすいと言えるでしょう。むしろ問題なのは数万円合わない、微妙な過不足が発生しているときです。この原因究明がわからないと、帰れないので寝不足な生活が続いてしまうでしょう。また紙幣には名前がついていませんので、いくら原因究明してもどこで間違ったかがわからなくなってしまいます。銀行員としてこのミスを取り返すと、生活リズムが崩れるので大変です。

社内恋愛に至る銀行員は非常に多い

銀行員の仕事環境は、かなり閉鎖的なものです。そのため、生活のリズムや環境が限られてくる可能性があるため、社内恋愛に至るケースが非常に多いと言えます。むしろ、生活が固定されるので、社内恋愛ぐらいしか選択肢がなくなってしまうと言う銀行員の方も多いです。他社の銀行員と業務上以外の生活で関わるような機会もあまりないので、同銀行内で相手を探すほうが早いと言えるでしょう。しかし、社内恋愛は色々な問題に発展する恐れがあるので、銀行によっては社内恋愛を禁止している場所もあります。

社内恋愛が業務に支障を来す可能性がある

閉鎖的な社内での恋愛は、人間関係をぎくしゃくさせてしまいます。よって、業務がスムーズにいかなくなったり、最終的には気まずくなって片方が辞めてしまったりしてしまう可能性もあるでしょう。そうなると、生活は思っていたより楽ではないと言えます。上司からすればせっかく育てた人材がそのように業務と無関係な部分で辞めていってしまったら、銀行にとっても損失ですし、本人にとってもあまり良いとは言えません。社内恋愛をできる環境であっても、仕事とプライベートをきちんとわけて生活するのが理想です。

銀行員の生活は終わるまで帰れない勘定や社内恋愛などの人間関係があり楽ではない

実際の銀行員の生活は、思っているほど楽ではありません。窓口が15時にしまってしまうのは、最も大変な業務である勘定を行うためです。これが終わらなければ、帰れないので寝不足な生活になってしまう可能性もあります。また、社内恋愛に至るケースも多いですが、プライベートとビジネスをわけるのが大切です。