銀行員のノルマ詰めから学ぶ仕事の追い込み方
銀行員の追い込み方①:数字で客観的にする
まず、銀行員のノルマは数字で示されます。これが、銀行員のノルマによる仕事の追い込み方の大切なポイントになります。銀行員はノルマを数字で示されることによって、ノルマを達成したかどうか、ノルマを達成するまでにあとどれくらいがんばればよいのかが、客観的かつ明確に追い込み方が分かるからです。
自分の実績とのかい離から進め方が分かる
たとえば、「年度末に○○件のノルマを達成するためには、今月中に○件の契約をとらなければならない」というように、銀行員はノルマと現在の自分の仕事にどの程度のギャップがあるか分かっています。さらにギャップを埋めるためにはどの程度がんばればよいのかを追い込み方として把握することができるのです。また、追い込み方として、銀行員は最初にノルマを数字で示すことによって、ノルマの数字とカレンダーを見比べます。ノルマ達成までにどのような仕事の進め方・追い込み方をすればよいのかを把握しやすくなります。
銀行員の追い込み方②:期限ぎりぎりまでやりきる
銀行員のノルマ詰めから学ぶ仕事の追い込み方の二つ目は「期限ぎりぎりまでノルマを目指して仕事をやりきること」です。この追い込み方は、銀行員のノルマが数字としてはっきりと示されているからできることです。追い込み方として、数字の利点とはどういったものがあるのでしょうか。
具体性を持って数字を追うことが可能
たとえば、「お客様の満足度を高める」というような抽象的なノルマの場合、自分がノルマを達成しているのかどうかが追い込み方としてわかりません。したがって追い込み方が曖昧なものとなり、期限ぎりぎりになると、「この程度でいっか」という気分になりやすくなります。しかし、銀行員の場合はノルマは数字ではっきり示されているので、「ノルマ達成まであと○○円」というように、期限ぎりぎりまでノルマを達成すべくがんばることができるのです。この、社員一人一人が最後のひと踏ん張りがきくかどうかは、会社全体の業績に大きく影響します。
銀行員の追い込み方③:次のノルマへと移行する
銀行員のノルマ詰めから学ぶ仕事の追い込み方の三つ目は「いよいよノルマが達成できないことが判明したら、次のノルマに向かって仕事を始めること」です。大抵のノルマは、現実的に不可能な数字を示されます。頑張った結果それが達成できればよいのですが、当然、達成できないときもあります。このときは、達成できなかったノルマのことはきっぱり忘れ、次のノルマを設定して仕事を始めることが大切です。
新しいノルマを設定して仕事に打ち込む
銀行員の場合では、年度末であっても「今年度のノルマは未達成に終わったが、来年度に向けた戦いはもう始まっている」というように、次のノルマに向かってすぐに仕事を始めます。どうせ達成できないノルマにいつまでもこだわっていては、仕事のモチベーションは下がってしまいます。新しいノルマを設定することで、また新鮮な気持ちになって、仕事に打ち込むことができるのです。
銀行員の追い込み方は明確にした数字を期限まで追い新しいノルマへと仕事を始める
以上が、「銀行員のノルマ詰めから学ぶ追い込み方」についてです。仕事のモチベーションが保ちにくい、あるいは自分がどの程度仕事をしているのか把握できていないという方は、銀行員のノルマ詰めを参考に、自分なりのノルマを決めて、それに向かって仕事をがんばるようにしてみましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません