臨床検査技師として公務員で働くメリットと年収アップの方法

2016年11月29日2020年3月31日公務員, 臨床検査技師

臨床検査技師は医学検査の専門家

臨床検査技師の仕事は医学上の検査を専門的に行い、患者さんのデータを提供することであり、国家試験に合格して資格を取得しないと就くことができない職業です。一般検査をはじめ、輸血検査、微生物検査、心電図検査、脳波検査、サーモグラフィ検査など、さまざまな検査を行う専門家と言っても過言ではないでしょう。

臨床検査技師の就職先は病院だけでなく研究所やメーカーなどもある

臨床検査技師の主な就職先としては、病院やクリニックなどの医療機関です。しかし、あまり一般には周知されていませんが、臨床検査技師の資格を取得すると、民間の製薬会社や医療機器メーカーなどといった就職先もあるのです。

公務員として働く場合は県病院や保健所勤務が多い

では、公務員として働く臨床検査技師の就職先はどういったところがあるのでしょうか。公務員として働く場合に多いのが、国立病院や県病院といった就職先です。また、保健所に勤務する臨床検査技師も公務員としての扱いで働いている場合がほとんどでしょう。公務員として働くか、民間で働くか、仕事内容に大きな違いはありませんが、目的等は異なります。

公務員として働く臨床検査技師の給与は低いが働く時間は安定している

公務員となるメリットとして、安定性や継続して勤務することで給与が増える、といった待遇面が良いという点があります。では、臨床検査技師の場合はどうでしょうか？国公立病院で働く臨床検査技師は公務員に含まれることになりますが、給与は私立病院が年収430万円程度であるのに対し低い傾向にあるようです。ただし、業務量が多く、夜勤なども多い職種の中で、臨床検査技師の中では、働く時間が安定しているようです。

専門性の高い資格を取得することで年収アップに繋がる

公務員として働くと、給与は高くならないのでしょうか？せっかく国家試験を受け、公務員試験を受けても給与が高くなければ、意欲も失せてしまう場合もあります。そこでオススメなのが、専門性の高い認定資格を取得することです。国公立病院は能力を持っている場合、それが活かされるとともに、優遇されることもあります。超音波検査士や細胞検査士などの資格を取得するのもいいでしょう。

臨床検査技師として働く人は仕事いやりがいを感じられる

臨床検査技師は医師や看護師に比べると、患者さんのために直接かかわるわけではないので、働くやりがいをどこに見つければいいのだろう？と考える人もいるでしょう。しかし、検査に関するプロとしては、医師よりも専門知識があるのが臨床検査技師です。検査によって病気を見つけられるのは、臨床検査技師であり、それが命を救うことにつながります。

公務員の臨床検査技師として働く魅力は環境

公務員としての魅力は安定性がある、ということにあると思いますが、国公立病院に勤務する臨床検査技師の魅力はそれだけではありません。国公立病院は公的な病院であり、それだけ患者さんの信頼も厚いものといえます。それに応えるための設備や機器がそろっているのです。そういった環境の中で仕事ができるのは、臨床検査技師としてスキルを磨くことにつながります。

安定や継続して働くことがメリットの公務員としての臨床検査技師が年収を上げるには専門資格の取得が効果的

臨床検査技師が公務員として働く国公立病院は、給与がそれほど高くないと言われています。しかし、公務員として働く国公立病院は、給与だけではなく他にやりがいがあります。それは自分のスキルを磨けることでしょう。設備や機器がそろっている国公立病院はスタッフも優秀です。また、年収を上げたいのであれば、更に専門の資格を取得しすればいいのです。ぜひこれらを参考に、就職先を検討してみてください。

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