幸せとは何かを教えてくれることわざや名言
幸せとは何かを教えてくれることわざ10選
まずは、幸せとは何かを教えてくれる、ことわざ集から。ことわざには、さまざまな知恵や考え方のヒントが詰まっています。そのなかでも、「幸せ」についての内容が含まれていることわざを抜粋してご紹介します。
ことわざ①残り物に福がある
人々がとり残したものにしばしば利得があるということ。争って手を出したりしない遠慮深い人に、かえって幸運が訪れるという意味がある。
ことわざ②歩く足には棒当たる
外出したり活躍したりすれば、それだけ災いや障害につき当たる率も多いが、一方で意外な幸せをつかむことも多いということ。つまり動きまわっていれば、良いことにも悪いことにもあうが、家に閉じこもっていたのでは、大した生き甲斐も生まれないということ。
ことわざ③浮き沈み七度
人生には何度も浮き沈みがある。浮沈盛衰は人生の常であるから、ひとつひとつの出来事に一喜一憂するには及ばないとの意味。
ことわざ④禍福門なし唯人の招く所
禍福や幸福がやってくるのには、はじめから定まった門があるのではなく、悪をなせば禍がくるし、善をなせば幸福がくる。つまり、幸不幸は結局その人の行いが招くものだという教え。
ことわざ⑤人を呪わば穴二つ
他人を呪い殺して墓穴に入れようとする者は自分も同じ目にあい、もう一つの墓穴に入ることになる。他人の不幸を願えば自分も不幸になるという戒め。
ことわざ⑥淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かず
淵のそばにいて魚がほしいと思いながら見ているよりは、家に戻って魚を捕る網を作ったほうが良いということから、他人の幸福を羨むよりも自分で幸福になる方策を考えるべきだというたとえ。
ことわざ⑦身に過ぎた果報は災いの基
分不相応の幸せは災難を招くことになりやすいため、気をつける必要があるということ。また、自分に合う程度の幸せが良いという意味も含まれる。
ことわざ⑧禍を転じて福と為す
災いとして身に降りかかってきたものをうまく利用して事を運び、結果的に幸福になるようにとり計らうこと。
ことわざ⑨笑う門には福来る
いつもにこやかに笑っている人、笑い声が溢れている家には、自然に幸福がやってくるということ。
ことわざ⑩爾に出ずるものは爾に反る
善悪にかかわらず、自分のやった行いの報いは必ず自分に戻ってくるということ。つまり、幸運も災難も自分で招く場合が多いという意味。
幸せとは何かを教えてくれる名言10選
ことわざにつづいては、幸せを教えてくれる名言を集めました。著名人たちの名言から人生の深い味わいを感じながら、幸せとは何かについて改めて考えてみてはいかがですか?
名言①「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生
斎藤茂太(日本の精神科医、随筆家 の言葉。できないことに捕らわれるよりも、楽しめることを探しつづけたほうが幸せになれると教えてくれる名言ですよね。
名言②寝床につくときに、翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である
スイスの思想家であるカール・ヒルティの名言。明日がやってくることが毎日楽しみだったら、確かに幸福ですよね。明日は何が起こるかわからないから楽しみとも言えるのかもしれません。
名言③幸福になりたいのだったら、 人を喜ばすことを勉強したまえ
イギリスの詩人マシュー・プリオールの名言。真の幸福は、誰かを喜ばせるなかにこそあるということを教えてくれています。
名言④幸福とはそれ自体が長い忍耐である
フランスの小説家アルベール・カミュの名言。幸福とは長い忍耐。たくさんの著名人が唱えている、幸福は忍耐や苦労の末に手に入れるからより輝くという意味も含まれているのではないでしょうか。
名言⑤少しの悲しみもない純粋な幸福なんて、めったにあるものではない
ドイツの詩人ハイリヒ・ハイネの名言。幸福には悲しみが常に含まれている…ということですね。そして、もし悲しみのない純粋な幸福が身に起きたとしたら、非常に貴重だということでしょう。
名言⑥人生における無上の幸福は、自分が愛されているという確信である
フランスの詩人ヴィクトル・ユーゴーの名言。愛されている、必要にされているという幸福は、多くの著名人が語っています。
名言⑦人間の幸福は、決して神や仏が握っているものではない。 自分自身の中にそれを左右するカギがある
アメリカの哲学者・思想家ラルフ・ワルド・エマーソンの名言。幸せかどうかの感じ方は、人によってそれぞれ違ので、そのとおりかもしれません。
名言⑧人間はあらゆるものを発明することができる。 ただし幸福になる術を除いては
フランスの英雄ナポレオン・ボナパルトの名言。幸福になる術は、どんな技術を使っても発明できないものだと教えてくれています。
名言⑨ 幸福とは、あのショーウィンドウの中の品物のように、 好きなものを選んで金を払えば持って帰れるというものではない
フランスの詩人アラン(エミール=オーギュスト・シャルティエ)の名言。これを読んで何を感じましたか? 自分自身で幸福とは何かを考えてみましょう。
名言⑩我々は自ら幸、不幸をつくって、これに運命なる名称をつける
イギリスの文学者・批評家サミュエル・ジョンソンの名言。結局のところ、幸せも不幸も運命も私たち自身が作り出しものに過ぎない…ということでしょう。
ことわざ・名言を読んで「幸せとは何か」を改めて考えてみよう
数々のことわざや名言をご紹介しましたが、わかりやすいものから、深い哲学を感じさせるものまでさまざまでした。幸せとは何か、これらを参考に改めて考えてみてはいかがですか? 明日からの人生の景色が少し違って見えるかもしれませんよ。
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