忌明けとは?その意味と参列者へはがきで送る挨拶状の書き方

2017年1月16日冠婚葬祭, 挨拶

忌明けとは四十九日の法要が終わったときのこと

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人が亡くなってから四十九日間の最後の日に、亡くなった人が極楽浄土に行けるかどうか判定が下されると言われています。忌明けとは、その四十九日の法要が終わったときのことを指します。ちなみに亡くなった日を一日目、次の日を二日目と数えるので注意しましょう。

四十九日の法要は、通称忌明けの法要とも呼ばれ、忌の期間が終わった事を示しているのです。忌明けとは「いみあけ」とも「きあけ」とも読むので、意味と読み方を間違えないようにしてください。

忌明けのときには参列者に挨拶状を出すのが一般的

忌明けとは、四十九日の法要が終わったときのことを指すと紹介しました。ときに忌明けとは、「七七日忌」と呼ばれるときもあります。亡くなった日を含めてカウントし、それに合わせて様々な予定を組むことになっているのです。しかし地域差や家庭による考え方の違いもあるので、適宜調整される場合があります。

忌明けのときには、葬儀に参列してくれた人に挨拶状を出すのが一般的です。無事に忌が明けたことをお知らせした上で、そのときのお礼を伝える必要があるので挨拶状を出します。

忌明けの挨拶状は法要が終わるころまでに出す

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忌明けの挨拶状を出すタイミングが遅いと、失礼になりかねません。通常は四十九日の法要、つまり忌明けの法要が終わるころまでには出すのがベターです。葬式の参列した人は忌明けの礼状を受け取ると、無事に葬式が終わったのだと確認できます。

忌明けの礼状を出さないこともあるようですが、現在ではほとんどの場合会葬礼状を葬式の際に渡す方法がとられています。

葬儀参列時に渡す会葬礼状とは違うので注意

忌明けの挨拶状を送る際は、注意しなくてはいけない点があります。忌明けの挨拶状は、葬儀に参列してもらったお礼である「会葬礼状」とは違うものです。忌明けの挨拶状は葬儀が終わり次第、出来るだけ早く送っておきたい挨拶状です。

会葬礼状は、葬儀の会場で直接参列者に渡す方が一般的です。同じお礼の意味が含まれている挨拶状でも、葬儀に参列してもらったお礼である会葬礼状と違うことを覚えておきましょう。

忌明けの挨拶状はハガキで送るのが一般的

一般的に忌礼の挨拶状は、ハガキやカードで送るようになっています。忌明け状に適したテンプレートを用意している店舗もあるので、基本的な文面は印刷所にお願いしてしまうのが良いでしょう。

ただしこれはあくまで仏教の場合です。キリスト教では亡くなってから1ヶ月目の追悼ミサのころに、神式では五十日祭のころに忌明けやそれに伴う儀式、挨拶状出しなどが行われることになっています。忌明けとは仏教とキリスト教で時期が異なるのです。

ハガキで送る挨拶状には句読点を使用しない

忌明けの際には葬儀に参列してくれた人に対して、忌明けの挨拶状を送ると紹介しました。最近ではハガキではなく、二つ折りカードを使用するときも多いようです。また故人の方が若い場合などは、故人のエピソードを遺族の方が紹介するという形式のものもあります。それでも今はまだ主流はハガキのようです。

ハガキで送る忌明けの挨拶状は、基本的に句読点は使用しません。忌明法要が終わったことと、葬儀に関するお世話になったお礼を伝えるものなので、丁寧な文書にしましょう。くりかえしになりますが、忌明けとは挨拶状に句読点を使用しないのが常識です。注意しましょう。

忌明けの挨拶状には参列と香典のお礼を記載

ハガキに書く忌明けの挨拶状は縦書きです。全体の構成としては、故人の名前、お礼の言葉となります。忙しい中を葬儀告別式に参列して頂いたことへのお礼と、香典を頂戴したことへのお礼の言葉を入れましょう。そして差出人です。

社葬の場合などは、葬儀委員長の名前を筆頭に書き、その横に喪主、親族と続きます。季節の挨拶文は不要です。頭語の「拝啓」と結語「敬具」は、両方入れるか、または両方無しのどちらでも良いようです。

ハガキに記載する挨拶状の例

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ではここで実際の忌明けの挨拶状をご紹介します。

【ハガキに記載する挨拶状の例】

「故○○儀(○○歳)死去に際しましては御懇篤なる御芳情と御香典を賜り且つご多忙の折柄遠路態々御弔問御会葬を戴き誠に有難うございました

生前中は一方ならぬお世話に相成りましたことを併せて御礼申し上げます

ここに謹んで御挨拶申し上げますと共に今後とも宜敷御厚誼下さいますようお願い申し上げます

平成○年○月○日 通夜

平成○年○月○日 葬儀

喪主住所氏名

尚、四十九日忌(○月○日)をもちまして忌明けとさせて戴きたく存じます

書中にて御礼旁々挨拶申し上げます」

忌明けの時期には挨拶状とともに香典返しを行う

忌明けにおいて遺族が行わなければいけない重要なことは、香典返しです。葬儀の際に供物や香典を頂いた場合は、この忌明けのタイミングでお返しをするのが一般的です。その際に、忌明けの挨拶状を付けるのもマナーです。

この忌明けが訪れ挨拶をし終えるまでは、遺族はお祭りなどの行事参加を控えたり、結婚式への出席を遠慮したりする必要があります。あるいは遺族が結婚式を開催することになっていた場合は、日程を延期する場合も少なくありません。

忌明けとは法要が終わったことなのでハガキで送る挨拶状には御礼を記載しよう

忌明けをした際に葬儀に参列した人へ送る挨拶状についてご紹介しました。忌明けとは

四十九日の法要が終わった時の事をいいます。忌明けの挨拶は亡くなった人の葬儀の際のお礼や、無事に忌が明けたことを報告する大切なものです。

本来であれば直接伺いたいところを、ハガキによって代用する場合が多いです。ハガキを送る際は、丁寧で厳かな挨拶状になるように注意してください。また、葬儀で頂いた香典の返しを行うタイミングでもあります。忌明けの挨拶状を添えてお礼を行いましょう。

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2017年1月16日ビジネス

Posted by BiZPARK