偲ぶ会・悼む会で挨拶を行う際のマナー
偲ぶ会・悼む会の挨拶は葬儀や通夜よりフランク
偲ぶ会・悼む会は、近年増えつつある故人を悼む集まりです。その会によって異なってきますが、一般的には葬儀や通夜よりもより親しい人が集まったフランクなものが多い傾向になっています。
そのため、偲ぶ会・悼む会で弔辞の挨拶をする人は、より近しい友人であったり、仕事の同僚や上司であったりする場合が多くなっています。場合によっては、何人かの代表の人がそれぞれ弔辞の挨拶をする場合もあるそうです。
会の雰囲気を把握した上で故人との関係に適した挨拶に
偲ぶ会・悼む会は葬儀や通夜に比べてもフランクな雰囲気です。しかしフランクと言えども、その場の雰囲気を考えて適した挨拶の言葉を心がけるようにしましょう。
ビジネスライクすぎる挨拶や、親しすぎる挨拶が雰囲気から外れている場合がないようにしてくださいね。事前に会の雰囲気を把握した上で、あなたと故人の関係に適した弔辞の挨拶の言葉を用意できるようにしておきましょう。
偲ぶ会・悼む会の挨拶は故人への呼びかけから
偲ぶ会・悼む会の挨拶では、故人への呼びかけから挨拶を始めることも少なくありません。まずは会場に挨拶をしたあとに、自己紹介と故人との関係を軽く紹介します。そして、故人に呼びかけるスタイルで手紙を読むような形式になることも多いです。
偲ぶ会・悼む会のような雰囲気のお別れ会では、より一層全員で死を悼むことが出来るため、この方法をとるパターンが多くなっています。では故人への呼びかけの後は、どのような弔辞の挨拶になるでしょうか。
参加者と気持ちを共有するために故人との思い出を語る
故人を失ってしまった驚きや悲しみをふまえた上で、生前の故人との思い出を語れると良いでしょう。偲ぶ会・悼む会では、自分の中で故人の死を悼むと共に気持ちを共有するものです。
偲ぶ会・悼む会に参加している人たちと、気持ちを共有するためにも、あまりにもひとりよがりになってしまう言葉だけは避けるようにしましょう。思い出を語って、ゆっくりと個人を偲ぶようにしてください。
偲ぶ会・悼む会の終わりには故人へお別れの挨拶を伝える
偲ぶ会・悼む会の挨拶は、終わりに故人とのお別れの言葉を伝えるのが一般的です。故人の素晴らしさが失われたことを惜しんだ上で、「どうかゆっくり休んで下さい」といったような鎮魂の言葉を送るようにしましょう。
そのあとに「○○さん、さようなら」といったようなお別れの言葉で弔辞の挨拶を終わりにするのがスマートです。もちろん、相手との関係性や場の雰囲気で適宜変更するのが一番です。あくまでも偲ぶ会なので、軽い言葉で終わらせないようにしましょう。
会によってはお別れの挨拶を避けるときもあるので注意
偲ぶ会・悼む会の中には敢えて悲しい雰囲気にせず、お別れの言葉を避けるタイプのものもあります。生前の故人の遺言などによっては音楽を交えたり、あえて明るい雰囲気の中で開催したりするパターンもあります。
相手とのお別れの挨拶は、決して「さようなら」の言葉だけではないのも事実です。 上記でも紹介しましたが、場の雰囲気を考慮した上で挨拶をするようにしてください。
偲ぶ会・悼む会の挨拶は故人への呼びかけから始めてお別れの言葉で終えよう
偲ぶ会・悼む会で挨拶を行う際のマナーをご紹介しました。偲ぶ会・悼む会は、葬儀と比較するとやはりフランクで、自由度が高い傾向にあります。その上で、残された人々が故人との思い出を語り、弔辞の挨拶をして送り出すための儀式でもあります。
故人を偲ぶ言葉は決して「さようなら」だけではありません。会の中には、お別れの挨拶を行わないケースもあります。故人を悼む気持ちを大切にした上で、丁寧な言葉で送り出せるようにしましょう。
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