インフルエンザの予防接種に対する補助金について
健康保険の種類によってインフルエンザの補助金制度が活用できる
インフルエンザの予防接種を受ける際に、健康保険の種類によって補助金制度が利用できることもあります。また、健康保険の種類によって、インフルエンザの予防接種に対する補助金も違います。この健康保険の種類には、大きく分けて3つあります。
補助金制度を活用できる健康保険の種類を覚えておこう
【政府管掌健康保険(協会けんぽ)】
中小企業の従業員とその扶養者が対象となります。保険者は全国健康保険協会(協会けんぽ)となっています。
【組合管掌健康保険(健康保険組合)】
大企業の従業員とその扶養者が対象となります。保険者は健康保険組合となっています。
その他に、公務員とその扶養者などは共済組合、船の船員とその扶養者は船員保険で、船員保険については協会けんぽが保険者となっています。
健康保険の種類によって補助金の内容にも違いがある
予防接種の補助金制度を活用できる健康保険の種類を見ていきました。では、内容にどのような違いがあるのでしょうか。健康保険の種類によって変わってきますので、それぞれの違いを理解して自分が所属している健康保険を確認してみて下さい。
各補助金の内容の違いを理解しておこう
【協会けんぽ】
基本的にインフルエンザの予防接種に対する補助金はありません。ただし、一部の会社や所属の組織で予防接種の料金補助を独自でしているところもあります。
【健康保険組合】
その独自の組合によって予防接種に対する補助金制度を実施しています。従業員のみの補助の健保組合もあれば、その被扶養者まで補助をしている健保組合もあり様々な対応をしています。一番手厚いと補助金制度は健康保険組合とも言えます。
この他に各共済組合などもまた独自の補助金制度の実施となっています。
インフルエンザの予防接種に対する補助金は基本的に1回のみ
インフルエンザの予防接種の補助金に関しては、必ず専用の用紙や申請が必要となってきますので注意して下さい。また、多くの場合、1回のみの規定の金額が補助となっていることが多いです。本来インフルエンザの予防接種は、一定の期間をおいて2回受けることで免疫を定着させる事ができると言われていますが、2回目は自己負担だから受けないといった人も見受けられます。しかし昨今では、インフルエンザのワクチンも良くなり、1回で十分という意見もあります。
予防接種は任意なので回数は自分で決めて受けよう
どちらにしろ、このインフルエンザの予防接種については、自己責任の上で任意での接種となっていますので、例えばどうしてもインフルエンザを予防したいというご家庭については、2回受けることをお勧めします。ただし、予防接種を受けたからといって絶対にインフルエンザにかからないというわけではありません。一般的には軽く済むと言われていますが、これはその人自身の免疫力の違いになってくるでしょう。それを理解した上での選択をして下さい。
インフルエンザの予防接種に対する補助金は1回のみで健康保険によって内容が異なる
インフルエンザの予防接種に関しては任意となっています。予防接種が必要なのかどうか、必要であれば補助金は出るのかどうかを確認し、使える場合は忘れず申請をしましょう。また予防接種も大切ですが、やはり自身での予防が必要不可欠となります。うがい・手洗い・人混みを避けるなどの予防に心がけましょう。
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