目標管理を会社が事務職の社員にたてさせるメリット
事務職などでもよくある目標管理は組織のマネジメント手法の1つ
事務職などでもよくある「目標管理」は組織のマネジメント手法の1つです。英語でManagement by objectives、省略すると「MBO」でこう表現する会社もありますので覚えておきたいものです。アメリカの、ピーター・ドラッカーがはじめに提唱し、その後ダグラス・マクレガーによって継承されたものなのですが、やはり何も目標を持つことなく淡々と仕事をするよりは、事務職の目標管理としてきちんと年度はじめなどに目標を明確にしておくことによって、モチベーションがあがります。
自主性に会社側がまかせることによって個人の主体性が発揮され成果や効果が出る
また、上司に言われたからやるというだけではなく、その人の自主性に会社側がまかせることによって、個人の主体性が発揮されます。その結果、大変大きな成果や効果があるといわれています。組織的にもプラスになることから取り入れている会社が多いようです。
会社が事務職の目標管理をすることにより上司が目標に向かって指導できる
さて、事務職の目標管理についてみていますが、働く側からだけではなく、次は会社側からみた事務職の目標管理のメリットについてみていきましょう。社員に年度のはじめに目標を設定してもらい、そしてそれに向かって上司が指導していくことによって、期末には何も目標設定をしていない時に比べると差が大きく出るといわれています。
会社が事務職の目標管理をすると自ら取り組む姿勢をつくることができる
チームマネジメントをしやすく、社員が自ら目標設定をしてそれらを管理することによって、社員が主体性を持って目標に自ら取り組む姿勢をつくることができます。やらされている感を出すことなく、イキイキと仕事ができるようなメリットもあります。ただ、目標管理がただのノルマの管理になってしまうのは望ましくありません。あくまでも主体性をつくりモチベーションアップのためのものととらえると良いでしょう。
事務職の目標管理シートに記入して自分の役割をはっきりさせよう
さて事務職といってもさまざまな事務がありますが、最後に、営業事務を例にあげて会社側が目標管理をすることについて、目標管理シートの記入例をご紹介していきたいと思います。事務職の目標管理では、たとえば営業事務などでは、あなたに与えられている役割をはっきりさせる必要があります。
目標管理シートの記入例
営業事務は営業のサポートをする大切な仕事ですから、たとえば、「営業の人たちに役立つわかりやすい資料作り」をあなたの課題とします。課題を達成するにはどうすればよいのか、数値などもまじえてわかりやすく目標管理シートに書いていくとよいでしょう。たとえば、「依頼を受けてから1時間以内に資料を作成」「タイプミスを5パーセントに減らす」などとしてもパッと見でわかりやすくよいでしょう。
会社が事務職に目標管理をさせることよって自主性が出て大きな効果や成果を得られる可能性がある
さて、会社が事務職の目標管理をさせることについて、さまざまな角度からみていきましたがいかがでしたでしょうか。数値が明確な営業などとは違って、事務職の目標管理は会社としては場合によってはやりづらいこともあるかもしれませんが、モチベーションアップのためにやってみましょう。もしかしたら大きな効果や成果を得られるかもしれませんよ。
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