復命書・研修報告書・レポートの書き方|基本構成とデキる人の例文を紹介
レポートを受け取る研修担当者のホンネ
研修後に必ず提出するレポート。受け取り手である担当上司は、このレポートに対して最低限何を求めているのでしょうか? キャリアパークでは研修担当をしている方にインタビューを行い、そのホンネを伺いました。
研修担当者のホンネ
私達担当者は、研修を通して「その研修から何を学び、どう活かしていくか」を重視しています。研修での出来事を並べていっただけのレポートでは、正しい評価ができません。特別な場合を除いて、しっかりと自分なりの考察は必ず入れてほしいですね。
レポートを受け取る担当者は、何百ものレポートを確認しなければなりません。そのため、かき方が異なるだけで、確認しない場合もあります。
読んでもらえないということは、評価としては書いていないのと一緒となってしまうことになるので、書き方は最低限守って欲しいです。
研修レポート・研修報告書の基本的な文章構成
新入社員にとって重要な仕事の一つであるレポートの書き方は、研修でも教わります。研修レポート・研修報告書は、いきなり書き始めるのではなく、構成を考えて作成しましょう。
研修レポート・研修報告書を何も考えずに書き始めると、要点がつかめずまとまらないレポートになってしまいます。では、研修レポートに盛り込みたい基本的な構成について見ていきましょう。
研修レポート・研修報告書に必要な項目をチェック
新入社員は研修で教わる会社で提出する研修レポートの中身がよく分からないという人も多いでしょう。
フォーマットが用意されている場合もありますが、フリースタイルの会社もあります。そこで、研修レポートで記載する一般的な項目は以下のものが挙げられます。
・日時
・場所
・出席者、参加者(会議などの場合)
・レポート作成者の氏名
・何に関するレポートか(出張?会議?研修?)
・実施した内容(会議なら議事録のようなもの)
・どのような雰囲気、様子だったか
・所感
研修レポート・研修報告書はA4用紙1枚程度に収めるのがポイント
研修レポート・研修報告書は、たくさん書けばいいというものではありません。
上記の項目を盛り込んだ上で、A4の用紙1枚に収めるような書き方がいいでしょう。 そのためには、重要な点が何か、簡潔にわかりやすく文章をまとめるよう構成を考えましょう。
新入社員で評価が上がる研修レポート・研修報告書の例文
それでは、これまでの研修レポート・研修報告書作成のポイントを、盛り込んだ研修レポートの例文・テンプレートを紹介します。
説明だけではイメージできなかった方も、この例文を参考に、よく読んで良い研修レポートの書き方を身につけてください。
それでは例文を見ていきましょう。
研修レポートの書き方
研修レポートの例文
提出日 平成 年 月 日
氏名
社内研修報告書
以下のとおり社内研修の報告を致します。
1.研修名:新人研修
2.研修期間
平成×年×月×日~平成×年×月×日
3.研修内容
1日目:〇〇
2日目:〇〇
3日目:〇〇
4.研修の感想
私は、この研修で〇〇を学びました。
研修報告書・研修レポートの書き方のポイント
ビジネスシーンでのレポートは、学生時代に書いてきたレポートとは大きく違います。ですので、会社の新人研修で完璧なレポートを書くことは、ほとんど不可能に近いのです。だいたい書きなおしをさせられるのが普通でしょう。
ではどのように書けば、合格できるレポートを作成できるのでしょうか。
句読点や言葉遣いなど基本的なルールは守る
まずは良い文章、凝った表現でレポート書こうとしないで、基本的なルールを守った書き方に注意してください。
句読点の位置や言葉の使い方、言い回し、「です・ます」調か「である」調で統一するといったところは、最低限守るべきルールです。これを間違っている新入社員は、再提出させられます。
分かりやすい文章とレイアウトを
研修レポートを読んでいて、すんなりと頭に文章が入ってくるのは良い書き方です。
途中で詰まったり、読み返さないとわからないような書き方はよくありません。とくに感想文は長くなり詰まりやすいので注意しましょう。
また、研修レポートはレイアウトも大事です。一番最初に目に入ってくるのは、レポートのレイアウトなのです。読みにくそうなレイアウトは、いきなり評価が下がってしまうでしょう。
自分で何度も研修レポートを見直し、わかりやすい文章とレイアウトになるよう書き方を工夫してください。
研修レポート・研修報告書は例を参考に、A4用紙1枚程度で収まる書き方を
新入社員や新人の内は、研修報告書や研修レポートの書き方に戸惑う事も多いと思いますが、例をみながら一度基本的な書き方とポイントを押さえてしまえば、だいぶ楽になります。
学生時代のレポートというと感想文に近いものもあったかもしれませんがビジネスシーンではそうはいきません。
新入社員だから書けなくて当然と思うのではなく、できるだけ評価してもらえる研修レポートを書けるように、しっかり学んでおきましょう。今回は例文も紹介しているので、それを参考にしつつ研修レポートを書いてみてください。きっと上司からの評価が上がりますよ。
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