基礎年金と厚生年金の違いについて
基礎年金と厚生年金の違いと基本を知る
経済情勢などについては詳しくても、自分の加入している年金のことについては疎いという人は少なくありません。放っておいても何とかなるだろうという考えの人も多いのですが、しっかりと基本的なところは押さえておかないといけません。そんな年金のポイントとして厚生年金と基礎年金の違いをまず理解しておきましょう。両方の年金の違いは大きなものです。
厚生年金はサラリーマンなどが加入する年金
厚生年金とは法律で定められている公的な年金制度のことで、一定の条件を満たすサラリーマンであれば誰もが加入しています。国民年金は誰もが加入しているものですが、その国民年金に追加して加入するのが厚生年金と考えてよいでしょう。また、厚生年金に更に追加して加入できるのが企業年金という形になります。このようにサラリーマンの年金制度として国民年金、厚生年金、企業年金の3階建てであることはまず走りましょう。
厚生年金についてもっと詳しく知ろう
厚生年金では国民年金のように亡くなった際の遺族年金や、障害をおった際の障害年金といったものも支給されます。しかも国民年金よりも金額が高いことには注目しておきましょう。また、厚生年金の保険料は起業と折半しますから、この点でも国民年金よりも保険料の点で魅力があるのです。そんな厚生年金に自分が加入しているか解らないといった人は人事や総務へ聞いてみましょう。また、源泉徴収票にも書いていますから見てみるとよいでしょう。
厚生年金にはパートやアルバイトも加入できる
この厚生年金はサラリーマンのみならずパートなどでも加入が可能です。1日の労働時間及び1ヶ月の労働日数が正社員の概ね3/4以上であれば加入することが出来るのです。もしも条件を満たしているのに加入していないというのであれば会社に相談して加入させてもらいましょう。雇用形態の違いは加入にとって関係がないのです。
実際に年老いた時にもらうのが基礎年金
では厚生年金と違う基礎年金について説明します。基礎年金とは国民年金に加入している人が受給年齢に達した時に貰える年金のことです。その反面、厚生年金加入者が受給年齢に達した時に貰える年金が老齢厚生年金になってきます。つまり厚生年金に加入している人であれば基礎年金と老齢厚生年金の2つが貰えるということになります。しかも老齢厚生年金ならではの特典として条件を満たせば加給年金が支給されるということも忘れてはいけません。
加給年金は厚生年金に20年以上入っていれば受給可能
加給年金とは厚生年金加入者の保険者としての期間が20年以上であるか40歳以降に15年以上(女性の場合には35歳以降)あるという場合のどちらかに該当すれば貰えます。この加給年金は大変おいしい制度であり、貰える金額も大きく上乗せされますから是非とも勤続年数を伸ばして加給年金を狙ってみてもよいでしょう。このように、基礎年金と厚生年金の違いがあることをご理解いただけたでしょうか。
厚生年金はサラリーマンが加入し基礎年金は国民年金加入者に支給されるという違いを知っておこう
厚生年金と基礎年金の違いについて説明してきました。厚生年金は公的な年金制度であり、サラリーマンであればほぼ全員が加入しています。雇用関係の違いに関係なく、パートでも条件を満たせば加入できますが、他にも保険料は起業と折半ということも魅力です。厚生年金と違い、基礎年金は国民年金の加入者が貰える年金であり、老齢厚生年金は厚生年金の加入者が基礎年金に上乗せして貰える年金です。加給年金との違いについてもしっかりと押さえておきましょう。
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